裏と表

「私はココロを持ってしまいました」空氣でできた抱き人形、『空気人形』を観て来ました。ウチではＴＰ共々ペ・ドゥナのファンですが、私は是枝作品で一度も真実味を感じたことはありません。・・・空気人形公式サイト、フニャーっとなります。

空気人形 O.S.T.

フゥ〜ハァ〜とビニールの人形が突然、立ち上がって外を歩きます。ポール・トーマス・アンダーソン風の群衆劇なのに、ほとんど人間関係が交錯しないのは致命的でも、人形の透明感が魅力的。誰に向けて作られた映画なのか、わかりかねますが、客席の誰もがペ・ドゥナに誰もが自分を重ねて集中しているかのよう。それなのに強引な後半戦でした。

　　　　
　御苑への道ぞいにあるインド料理屋で、お昼。　　ひとつ３００円はするイタリアから来た高級パン屋で、ふるえながらパンを買っておやつにしました。

ハッピーフライト スタンダードクラス・エディション [DVD]

テレビをビデオに録りました。矢口監督のインタビューもたっぷり観て、取材の充実ぶりに打たれます。こちらも健康的な群衆劇でした。

邦画を二本観て、裏と表のよう。自分を表現したい人と、他人を受け入れる人。どちらも大切だけれど、その先のものを求めたくなります。