思い出励まし作戦

monna88882015-11-08

日曜日。TPは昼に起きてきたと思ったら、お昼ごはんのインスタントラーメンを食べてまた眠ってしまいました。ぐっすりお眠り、そして時差ぼけをいい加減治しておしまい、そう祈るように。寝ぼけまなこに晩ご飯何がいい?と小さな声で聞いてみると「…肉…肉がいい!」とパッチリ起きてそう答えるものだから、チクショウ、それならこっちだって考えがある!と大きいステーキ肉を買って帰ってギャフンと言わせてやりました。皿をお湯で温めて、両面をジュッと炙ってすぐに座卓に乗せて齧りつくと、家でこんなに美味しいステーキを食べられることが幸せで、たまらない氣持ちになります。これからは月に1回、いや3ヶ月に1回、せめて半年に1回は家でステーキを食べようね、そう決意表明をしました。

オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分 [DVD]

オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分 [DVD]

オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分。DVDで観た映画は、主役の人の安定感にうっとり、少しずつ会話で明らかになる状況は小説のようで、最後だけちょっと間が抜けたような印象の映画、でもステキな映画でした。男の人が人生の決断をするとき、それが崖から崩れ落ちるように落ちぶれるような、全てを捨て去るような決断だとしても、その瞬間を共有できることは何だか嬉しい。いつの間にか、画面の中の登場人物を知っている人かのように、自分も映画の中まで入り込んでいました。

ドイツとオランダを旅行していたときは、どの宿でも必ず、荷物の整理整頓を心がけていました。少しでも快適に過ごしたくて。リュックを降ろす床や棚などは、持参したウェットティッシュで軽く拭いて心地良さを保って、宿を出るときは必ず掛布団を畳んで、清潔に見えるようにして。その精神を、せっかくあれほど遠い国へ長い間飛行機に乗って旅行へ行ったんだから、心のお土産として一生忘れたくない何かとして、ギュッと無理にでも思い出して、せっせと掃除機をかけたり、棚を整理したりして過ごしました。と言うのも何だかこの頃、日々の雑事に追われて、いえ、ぐったりとサボって雑然と過ごしているからでしょうか。思い出で自分を励ますことだってできるんだ!