新・残業の日の楽しみ

吉本ばななが友だちの悩みについてこたえる。新刊本キター!仕事の行き帰りで読んでみると、「吉本ばななの友だち」の悩みではなく、読者が抱える「友だちの悩み」に関する本でした。友だちの悩みはもう無いと自分では思っていたけれど、過去の記憶をたどるとそれなりに思うところがあるから、ものすごく参考になって泣きそうになりました。これから出会うかも知れない友だちのためにも必読だ。何より、友だちを固定したものとして考えないようにしよう、その時々でお互いに思い合う仲間というスタンスで行こうというメッセージが、お寺の梵鐘のようにぐわんぐわんと胸に響きます。

まだまだ月初、トラブルに次ぐトラブル、あー忙しい忙しい、頼まれた仕事を後回しにしているから上司にも忙しぶってすみません、と言ってやるべきことをただやる。残業したので、職場近くの高級そうに見えてそうでもないスーパーに寄ってみると、大ぶりのカレイの身が4切れも入って半額の480円、見るからに新鮮そうで、残業帰りはここで半額の魚を買おう、ここは穴場だ!最高だ!と興奮します。

軽く小麦粉を振ってカレイのソテー。何ておいしいんでしょう。高級そうに見えてそうでもないスーパーは、他にも刺し身とかがおいしそうだったし半額だった。残業のときのお楽しみができました。お楽しみの天才かも!