足ることを知らず

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ディズニーランドに行ってきた。

ディズニーランドに行ってきた。

ディズニーの世界観、そして何よりディズニーランドの世界観再現度は素晴らしいと感じる。

宮崎駿ウォルト・ディズニーの最高傑作はディズニーランド」と言ったのもわかる出来栄えだと思う。

我ながらびっくりしたのだが、12時到着、22時帰宅の10時間滞在でアトラクションに乗ることが出来た。

到着:
スターツアーズ(待ち5分)
カリブの海賊(待ち15分)
ジャングルクルーズ(待ち20分)
スプラッシュマウンテン(待ち60分)
スペースマウンテン(待ち20分)
ビッグサンダーマウンテン(FP待ち15分)
キャプテンEO(待ち30分)
モンスターズインク(待ち50分)
スプラッシュマウンテン(待ち25分)
ビッグサンダーマウンテン(待ち20分)
スペースマウンテン(待ち25分)

結構乗れた。もっと合理化は測れたんだろうけど、寒さとか色んな外部要因もあるし、「夢の国」でアトラクションの合理化とか言っちゃいけないよねと。

十分楽しませていただきました。
ただ、「キャストの質」と「スポンサー」の2点については少し、危機感を感じた


キャストの質

僕は、サービス業のプロではないし、コミュニケーション能力が高い方でもないので、ディズニーの厳しい選考を切り抜けたキャストの方々に物言い出来るような人間ではない。

キャストの質やノウハウが属人化されていることは問題ない。一人一人が自分の良さを輝きとして放つ仕事がディズニーのキャストだと思う。
ただ、一人一人から輝きを感じたわけではない。淡々と作業をこなす印象があったのも事実である。



例えば、スター・ツアーズジャングルクルーズ(船長)のキャストは実に素晴らしかったジャングルクルーズの船長キャストのトーク力が是非合コンに欲しくなるほどの圧倒的センスであったことは、前回から変わっておらず、そのクオリティに低下が見られなかったことを実にうれしく感じた。

しかし、その他のアトラクションに関して、「素晴らしい」と感じたキャストは少なかった。一般的な接客としては◎を差し上げられる。ただ、一般サービス業の接客としてだ。

ただ淡々とアトラクションの注意事項と待ち時間を説明し、突っ立っているキャストを見て、どうやって世界観を共有出来ようか。こちらが苦笑してしまうほどの必死な「世界観への誘導」がない。これが前述の2アトラクションのキャストにはあった。事務的な作業感を一切感じなかった。

この原因はゲスト側にあるかもしれない。
常に携帯を眺め、現実から離れようとしない。それを注意するキャストはどうしても「現実感」を伴ってしまう。
そして、ファストパスが「時間を忘れる夢の国」に時計を導入した。より、ゲストは現実から離れにくくなっているだろう。

しかし、上記を踏まえても特に酷いと感じるものもあった。
パレードでは誘導灯を警棒のように振り回し、客を羊のように誘導するキャストがいた。
また、列を乱す客に対し、真正面から苛立ちをぶつけるキャストもいた。
むしろゲスト同士の苛立ちを解消する仕切りをするのがキャストだろう。お前がいら立ってどうする。

事務的に安全バーの説明をするだけでは、山々を滑降する機関車は、国内でありきたりなジェットコースターでしかない。海賊の冒険も、人形見学になり下がるのではないだろうか。


スポンサーの入れ替わり

アトラクションには基本的に「スポンサー」が存在する。
自分の記憶と異なる部分が多かったので以下に挙げてみる。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1051580255

東京ディズニーランド
カリブの海賊(提供:キリンホールディングス株式会社)
キャプテンEO(提供:株式会社JCB)2011年6月30日まで
ビッグサンダーマウンテン(提供:第一生命保険株式会社)
ジャングルクルーズ(提供:エネオス
アリスのティーパーティー(提供:三井ホーム株式会社)
スイスファミリー・ツリーハウス(提供:株式会社ユーハイム
カントリーベア・シアター(提供:ハウス食品株式会社)
スペース・マウンテン(提供:日本コカ・コーラ株式会社)
モンスターズ・インク“ライド・&ゴーシーク!”(提供:パナソニック株式会社)
スタージェット(提供:株式会社日本航空インターナショナル
ピーターパン空の旅(提供:NTTコミュニケーションズ株式会社)2011年4月1日〜

東京ディズニーシー
フォートレス・エクスプロレーション(提供:日本ユニシス株式会社)
ヴェネツィアン・ゴンドラ(提供:株式会社ユーハイム
シンドバッド・ストーリーブック・ヴォヤッジ(提供:日本通運株式会社)
インディ・ジョーンズ・アドベンチャークリスタルスカルの魔宮(提供:パナソニック株式会社)
海底2万マイル(提供:日本コカ・コーラ株式会社)
マジックランプシアター(提供:富士フィルム株式会社)
センター・オブ・ジ・アース(提供:第一生命保険株式会社)
ストームライダー(提供:株式会社ジェーシービー)
ディズニーシー・トランジットスチーマーライン(提供:エネオス
ディズニーシー・エレクトリックレールウェイ(提供:株式会社タカラトミー
ジャスミンのフライングカーペット(提供:NTTコミュニケーションズ株式会社)スポンサー契約は2011年4月1日〜、アトラクションオープンは2011年7月頃の予定

一般にこれらのアトラクションは「ナショクラ」=「ナショナルクライアント」がスポンサーを務める。
まず、これらの提供企業がこの何年も「ほとんど変わらない」こと
そして、提供なしのアトラクションが少しずつ増えていること。

スプラッシュマウンテンは日産自動車提供だったが、今は提供がない。
イッツアスモールワールドもそごう提供だったが、今は提供がない。
スタージェットはなくなりそうだった。

20年も、国を代表する企業に新しい名前が加わらないっていうのは寂しい話だと思う。それはクライアント側の問題か、ディズニー側の問題かわからないんだけどね。
NTTコミュニケーションズのようなIT系の企業提供が今後増えていくことに期待する。
やっぱり、新しいアトラクションが、テーマパークを元気にすると思うんだよね。