仙台広瀬川ワイルド系ワーキングマザー社長

他にこういうブログも書いてます。

2015-02-12

仙台市太白区長町 鶴の湯

仙台市内からどんどん無くなっていく、銭湯。ノラヤの近所にも昔は、2,3軒あった。

先日、Facebookに「青葉湯」の写真を載せたら惜しむ声が多く寄せられた。(ストリートビュー

銭湯にかぎらず、無くなってから、惜しいなぁ、行けばよかったなぁ、っていうお店や場所、けっこうあるじゃないですか。

でもね、人って足を運ばないのですよ。どうしても必要でなければ。いくら良い場所だと思っても。いくら好きだと思っても。そして無くなったのを後から知って、寂しさを感じる。

だったら、ちゃんと存在している間にお金を落としていけばいいのに。

それで、思い立ちました。まずは自分からはじめよう。「いつか行こう」と思っていて行けていない仙台の銭湯をちゃんと全部行こう!と。 行ったことのある銭湯もこの際、巡って詳しく雰囲気を伝えよう、と。

なにしろ私、お風呂大好きですからね。手足を伸ばして入れる広いお風呂には、定期的に入りたいと思う。広い空間に立ちこめた湯気の感触、かすかな塩素の匂い、ザバーっと響く湯の流れる音、タイルやイスを置く「カコーン」という音。五感をフルに使って味わう銭湯という空間は、ただの入浴を超えて娯楽です。

以上が、前置き。


とある平日。地下鉄で行ける銭湯、長町の「鶴の湯」に行ってきた。

※以下の内容は個人の記憶と印象に頼って書いていますので実際とは異なる場合がありますご了承ください。

(絵はうろおぼえです。五角形の柱の詳細もかなりあやしいです。> < 風呂はもっと大きかったと思います)

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北四番丁から富沢行きに乗り、長町で下車。徒歩5分くらい。

ノラヤから時間を測っていったら30分で到着した。意外と近い。

鶴の湯はビルの二階にある。

階段を上り番台でお金を払う。番台がお風呂の外にある形式。左が男湯、右が女湯。左手奥にはテレビと椅子があって、湯上がりにくつろいだり、待ち合わせしたりできるようだ。

脱衣場にカゴはなく、すべてロッカーである。脱衣所も浴場もそんなに大きくはない。先客は5,6人で結構混んでいた。4時ごろ行ったので、3時から一番風呂で入った方たちだろうか。

お風呂に入ると、大きな窓と高い天井、明るい。面白いなと思ったのが、BGMが流れていること。無難なポップスのインスト。「音楽を聞きながら入れる」と、貼り紙もあった。両側にカランが並び、真ん中に五角形の柱があって、そこに5つカランがある。こんな柱があるお風呂なんて初めて見た。

私は壁側のカランで体を洗って、湯船へ。ああ念願の至福の瞬間だ。真ん中に仕切りがあり左右に分かれている。銭湯のお湯は熱いと相場が決まっているので、湯口から遠い方に入りたかったが、そちら側には先客が2人くつろいでいるので、もう一つの方へ。

あれ、熱くない。ちょうどいい。そして驚いた。深い!!

こんな深いお風呂、温泉でも珍しいんじゃないかと思った。正確に何センチかはわからないが、机の高さぐらいだろうか。私は首までお湯に浸かるのが好きなので、とても嬉しかった。気持ちいい!深いお湯の中で腕を動かし、水圧を味わった。

こちらの湯船には、真っ黒なタイルの親分のような石が4、5個沈んでいる。「ブラックシリカ」だそうだ。多分マイナスイオンのたぐいなので、あまり気にしない。

もう片方の湯船に移動すると、こちらは浅い。というより、普通の深さだ。ブクブク泡が出ている。湯船の仕切りは穴があいていて、お湯がこちらに流れこむようになっている。温度差はほとんどなかった。

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入浴客はすべておばちゃんで、すぐ向かいの長町病院の話をしている。常連らしく、会った人どうし挨拶を交わしている。上がるかとおもいきや、洗い場で延々と話し込む人も。至福の時間を堪能し、上がった。脱衣所から出て帰るとき、まだ脱衣場にいる人達に挨拶したものかどうしようか迷ったけど、「お先します」と言うと「はい、お気をつけて」と声が帰ってきたので、ちょっとほっとした。

鶴の湯から出て、周囲を見回すと面白そうなお店発見。

八百屋さんだ。店の表だけ「いただきコッコちゃん」で、左右と裏が大井青果店というお店なのだ。奥に入って行くとおもいのほか広く、商品がいろいろあって、秘密の場所っぽくて面白かった。

あと近くには長町二番街をはじめ飲み屋さんもあるので、風呂あがりに一杯も実現したいものである。

鶴の湯のまとめ。

  • 地下鉄で行ける銭湯。
  • 五角形の柱が面白い
  • 深い湯船が嬉しい
  • 大井青果店が面白い

2015-02-01

ITx災害コミュニティ新年会に行って来た

先日、ITx災害コミュニティの新年会があったので行ってきた。本家会場は東京の方で、私が行ったのは仙台会場。約10年来の酒飲み友達、大'さんがこの活動に深く関わっている。

私も震災後ネトボラ宮城とかちょこっと手伝ったし(ブログにも書いた)、IT DART(後述)の打ち合わせに運営しているコワーキングスペースの「ノラヤ」を使ってもらったこともあったので、今回も飲み会に呼んでもらった。私自身最近、ITはほとんど関わっていなくて、コミュニティ運営やコワーキングに興味が移ってしまったため、「ITx災害」という括りで行ってもいいのかなぁと思ったけど、あまり深く考えず飲み会を楽しむことにした。

なお、実は新年会兼活動報告会だったようです。エンジニアTypeのレポートはこちら。

そもそもITx災害とは何かというと。

http://www.itxsaigai.org/

@

「ITで災害に関わる人がつながり、これからを考える、と左上にある。

この「ITx災害」は、ITと災害をテーマにして想いを分かち合える皆さんが、つながり、情報を共有し、意見を交わす「場」を提供するものです。

http://www.itxsaigai.org/about.html

東日本大震災の際、被災地に対して必要な支援として、生活必需品や食料などの物資だけでなく、情報インフラの整備と情報収集・発信が重要であることは多くの人に認識されたと思う。それに対してネトボラ宮城を含むさまざまな団体がIT分野で様々な支援を行った。

震災から時間が経ち、その時の経験を今後も起こりうる災害でも活かせるように、そしてより良い方法を生み出せるように、当時活動した人も、興味がある人も集まって、考えていくコミュニティを作ろう、ということなんだと思う。(違っていたらごめんなさい)

実行委員メンバーを見るとGoogleの及川さんをはじめIT業界のすごい人たちがたくさん。幅広い人たちが参加しているとわかる。

というわけでそんなすごい人たちが東京会場では50人近く集まって、一方の仙台会場は6人。東京会場は会社の会議室だけどこっちは居酒屋。しかも、東京とGoogleハングアウトで生中継するというまさにITを駆使した飲み会だった。いまいち音声も画像もはっきりしなくて、途中でLTがあったんだけどよく見えなかったのが残念。「仙台はとりあえず楽しく宴会しましょう」と、結果的に楽しく飲み会してきた。

お刺身となんでもあり鍋とかき揚げと唐揚げ、どれもすごく美味しくて、青汁ハイ、巨乳ハイで盛り上がり、美味しい日本酒もいただき、私は飲み過ぎた。アピールタイム?だっけ。東京会場の岡田さんに「むなかたさーん!」と言われて「きゃーおかださーん!!」と酔っぱらいの勢いでコミュニケーションをしたのが楽しかった。


ところで、ITx災害の中で生まれた情報支援レスキュー隊(IT DART)という活動があって。

これはDMAT(災害派遣医療チーム)――大規模災害時に現場で活動できるよう特化し訓練された医療チーム。大'さんも隊員。――の、IT版のようなもの。詳しくはサイトをみてください。というかSlideShareを。

http://itdart.itxsaigai.org/

@

災害時すぐさま動いて現地に情報インフラの構築したり、欲しい情報がどこにあるかどうやって手に入れるかをサポートしたり、必要な情報を発信できるよう支援したり。。そういう、ネトボラ宮城でもやったようなことを、ちゃんと予め体制作っておこうということだと思う。(違ってたらごめんなさい)東日本大震災の時、ITに詳しい人がいるのとそうでないのとで、やっぱ差があったからね。

12月には、具体的な災害事例を想定した訓練も石巻であった。かなりリアルだったそうだ。

IT DARTの話を聞いて、知り合いの動画配信のプロのメディアージ漆田さんを引っぱりこんだら、ちょうど良かったみたい。私もフットワーク軽ければなんか役に立てるんだけどなぁ。

興味のある方はウェブtwitterをチェックしてみてください。


というわけで新年会報告を兼ねてITx災害とIT DARTの紹介でした。ITx災害やIT DARTについて、説明しようとしたけど失敗してしまったことがあり、自分の中でもちゃんと説明できるようにしたかったというのもあって、ブログに書きました。

2015-01-29

今日も広瀬川に助けられ。

うー。

昨日飲み過ぎたのもあって、家に居ると、気分悪くて良くない事ばかり考えて、ぐるぐるぐるぐる後ろ向きになる。

なにやってんだろな、私。

私は何も持っていないし、何も人に誇れるものがない。自営業としても、落ちこぼれて、なにもやりたくなくなってきた。

金持ち奥様のカルチャースクール並みに金が出ていく。いっそ専業主婦やったほうがいいのでは…家族はそう思っているだろう。でも私は絶対それだけは嫌だ。自分で稼ぎたい。でも自分はなにやったって駄目なのでは。

こういう後ろ向きループに考えが行っていると、もうどうしようもなくなる。

しかし、もう度々こういう状態になっているので、気分が後ろ向きな時、どうしたらいいか、私は知っている。

とにかく外に出る。自然の中に身を任せるのがいちばん。

広瀬川に行く。

徒歩5分で広瀬川なのは本当にありがたい。幸い、天気は良く、風は冷たいが逃げたいほどじゃない。

川原に座って、ひたすらぼーっとする。

珍しいくらい水位が下がっている。カワガラスが水から出たり入ったりする。シジュウカラかわいい。瀬音が心地よい。

五感を研ぎすまして、面白いなぁ、かわいいなぁ、あれなんだろう、などと感じていると、内面のぐるぐるがすーっと薄まっていく。

なんとか気力が出てきたら、あとはバイクでひとっ走りすれば回復。バイクに乗って走り出せば、私は100mでご機嫌なのだ。

さらに落ち込んでるときはちょっと遠出すればいい。考え事していると事故るので、運転に集中する。だから、辛いことも薄められる。

今回は遠出はしなかったんだけど。

立派な、素敵な人たちと居ても劣等感感じないように、なりたいなぁ。ちょっとずつでもいい、がんばろう。

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2015-01-17

悲しくなって、ちょっと前向きになって、そして高円寺に行きたくなる。―「活字と自活」荻原魚雷

前に「冬の本」を読んだ時に荻原魚雷という人の書いた文に魅せられ尾崎一雄の本を読んだんだけど、荻原魚雷という名前にも妙に惹かれて、読みたくなって図書館で借りた。

活字と自活

活字と自活

どういう人なのかまったく予備知識なく読んだら、古本を読み、探し、音楽を聞き、妻はいるらしいけど、フリーライターだけでは生活できず、アルバイトをしている。そういう人らしい。なんだか自分と重なる。

大学を卒業してからずっと、荻原さんはライターをしているらしい。高円寺という駄目っぽい人がたくさん住んでいる町が気に入って暮らしている。「文壇高円寺」 というブログ*1も書いていて、本の一部はそれの加筆修正だそうだ。最初の章は「高円寺ぐらし」。荻原さんは何度も引っ越しをしているが、もちろん家なんて買えるはずもなく、安いアパートを転々として、ときには立退きにあい、ひたすら古本屋をめぐり、文を書き、飲みに行き、アルバイトをし、昼に寝て夜に活動。

真ん中の章「わたしの本棚」は、本の紹介。本のジャンルは古いものから新しいものまで、マンガも文学詩集も、なんでもかんでもある。

ほんとうに本が好きで、本をなんでも大量に読める人は、こんな文を書けるんだなぁ。本が好きという気持ちが伝わってくる。本の中の一番のエッセンスを引用して、しみじみとした心の動きを添えて。著者と著書について、時代背景、文壇の横の繋がりなども紹介して語る。ただその本を読んだだけではわからないことまでわかるから、よりいっそう惹かれるわけだ。ブックレビューはかくあるべきだと思う。もっとも私には真似できない。これだけ書けるためには、どんだけの知識が必要なんだろうと思う。

でも、いくら豊富な知識があっても、ライターは、稼げない。というか、荻原さんは稼ぐ生活を目指していない。

表題の「活字と自活」を含む最後の章「夜型生活入門」は、主にこの食えない生活周辺のエッセイだ。読んでいると悲しくなっていたたまれなくなってズキズキ刺さる。

私は文章書きではないけど、ウェブ屋として自営業を9年くらいやって、自分にも覚えのあることばかりだった。道具に投資し仕事につなげようとしても、そうはいかない。やりたくない仕事は断っていたら仕事がなくなってしまった。多くの人に断られた末自分のところに来たやっつけ仕事をやっても、次に繋がらない。なんでもやりますというフットワークの軽い体力のある新人にどんどん押され、中年は居場所がなくなる。etc。

好きでやってることでは全然稼げなくて、そしてアルバイトもしている。そんな生き方は、まっとうな経営者や勤め人からは眉をひそめられるだろう。荻原さんはそれでもいいとは書いていないけど、なんだか私は初めて肯定されたと思ってちょっと今の生活を前向きにとらえらることができた。ただ、私は「養われている」という点で、さらに肩身が狭い。良い悪いじゃなく、これは私自身が嫌なだけだけど。

ほとんど最後に書かれた、荻原さん40歳の時のこの言葉が、沁みる。

「三十歳まで続けることができればどうにかなる」という言葉の意味はわかるようになった。そのくらいの齢まで続けていると、他の選択肢がどんどんなくなってくる。

 どんな仕事にも、向き不向きがある。

 やりたいことを考えるのもいいが、やりたくないことを考えるのもいいのではないかとおもう。

 冷静に自分の欠陥、欠点を見つめれば、できないことの範囲が定まってくる。

 おそらく好きな仕事に就くことよりも、自分のやっている仕事を好きになることのほうが簡単である。

 そのことを昔の自分に教えてやりたい。

もう、泣けてくる。自分は何も持っていないことを、否が応でも実感する40代。私は好きだと思って10年以上やっていたIT系が実はそんなに好きじゃないことを最近知って、でも他のことができなくなってしまっていて、呆然としている。荻原さんのように、積み重なった読み続けた本の知識をいかすようなことは、IT関係ではないのだ。ここ数年、コワーキング関係にどうしようもなく惹かれて首をつっこみ、そしてやっぱり自分が好きなようにやってるから、稼げない。どうしたらいいんだよう。

荻原さんは夜型生活だが私はどうしても「朝方生活」の人で夜はさっさと寝てしまう。稼げない自営業のわりに健全っぽくて悔しい。

高円寺で飲みながら、そんなどうしようもない愚痴を、誰かにしてみたい。

高円寺ってこけむさズの所在地としてしか知らなかったけど、こけむさズ訪問時に感じた町の雰囲気はたしかにすごく私好みだった。深夜でも夜明けでもお店が空いていて、飲めるそうだ。

今年は高円寺行くぞって心に決めたので、愚痴はともかく、この本を読んでいっそう行きたくなった。

ぶらぶらとひたすら歩いてみたい。

*1:本嫌いのくせに本を読んだらなんだか気が大きくなって、仙台×ミシマ社プロジェクトの方にtwitterで話しかけたときに、こちらのブログを教えていただいた

2015-01-15

なんだってんだ起業家支援

仙台市の某部局より、ノラヤ宛に、起業家むけイベントのチラシとポスターが送られてくるため、今後は不要ですと電話を入れた。メールアドレスが書いてなかったから電話するしかなかった。不要の場合は電話くださいとも書いてなかったんだけど、もったいないじゃない、紙と送料が。我々の税金が使われているんだから。

ノラヤに出入りする人が関係するチラシ等なら置きますよ。でも、そうじゃなく、担当者がノラヤにきたわけでもなく、うちのウェブも見たことがなく、ただコワーキングスペースというだけで起業家がいるだろうと、送ってきたらしい。

ノラヤがだだっ広くてチラシ置きコーナーが充実しているなら置きますよ。いまそういう余裕はありません。

契約して事業ゴミを捨てられるならまぁ断らず捨ててたかもしれません。たかがA4封筒と思うかもしれないけど、ゴミはいつもバイクor自転車のうしろに括りつけて自宅まで持って行って捨ててるんです、少しでも負担は減らしたい。

ノラヤに起業家がたくさん来るなら、置きますよ。でも、多分来ないし、起業家はチラシじゃなく別の手段で既に情報を仕入れていると思います。実際私は既に知っている情報がわざわざ紙になって送られてくるんだもの。

紙じゃなくてメールだったらまだ、そんなに負担に感じることはなかったと思います。「不要です」のメールは送るかもしれないけど。

とにかく、「起業家」というキーワードと、印刷物を送りつけてくるという行為のアンバランスが、なんだかなぁと思った出来事でした。