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2013-05-20
水に入る鳥
広瀬川周辺散歩をしていて、知らない生き物を見つけると、嬉しくなる。お、なんだろ、後で調べなくちゃ、と思う。
特に、鳥に興味を持つようになった。可愛いし、大きさも飛び方も鳴き声も、全然違う。図鑑やウェブで見る写真って平面でしかないんだと実感する。生きている鳥が多彩に生息している土地に来て、初めて、鳥を覚えようと思った。
先日も川の流れをぼーっとみていたら、変な鳥が居た。
真っ黒だけど、カラスほど大きくはない。大きめの石がゴロゴロしている浅い川の流れの、石の上で、ヘコヘコ尻尾を動かしている。周囲の色に隠れそうなくらい、地味な鳥。
と、その鳥が消えた。水の中に「ぼちゃっ」と入ってしまったのだ。足から。
見間違いかと思った。私がぼんやりしているうちに、飛んでいったんじゃないか?でも、見間違いじゃなかった。居た。すぐそばの流れから、頭を出して、また石の上にぴょこっと上がってきた。
あまりに「ぼちゃっ」という感じに入ったので、足を滑らして水に落ちたのかという思いがよぎったけれど、人間じゃあるまいし、野生生物がそんな間抜けなはずがない。その証拠に、その鳥はすぐまた水に入った。そして潜って、何度も出たり入ったり。けっこう流れが速い所で、あんな小さくて軽そうな鳥が、たいして流されもせず平気で水に出入りしている。
びっくりした。なぜなら、私の知っている鳥で、水に入る鳥といえば、カモやオシドリやカモメみたいに、基本水に浮いて時々頭を水中につっこんで潜るタイプ。カワセミみたいに、すいっと飛び込んで餌を取るタイプ。サギみたいに長い足で立っているだけのタイプ。それぐらいしかない。
こんな風に、人間が風呂にでもつかるように「ぼちゃん」と浸かる鳥は、知らなかった。足には水かきがついていない。浮かずに、完璧に沈んでる。
しかも、水中から石の上に上がると、なんか怒ってるみたいに、尻尾と体を小刻みに上下させる。息子が小さい時、こんな風に手をバタバタして怒っていたのを連想して、妙におかしい。
よく見ると、川の中で得たらしい何かを食べてる。水中から出て、石の上でもぐもぐもぐ……と食べて、バタバタ体を上下させて、また「ぼちゃん」と川に沈む。
夢中になってしばらく見ていたら、飛んでいってしまった。
帰宅して早速調べてみた。黒いとか水に入るとか、適当にキーワードを入れると候補が出てくる、便利な世の中になったものだ。さらに動画検索して、正体がわかった。
遠くからしか見なかったけど、随分かわいい鳥だ。カラスと言うがカラスの仲間ではない、そうだよね。体型が全然違うもの。水中ではなんと、歩いて餌をとっているそうだ。そんな鳥、いるんだ!面白い。
以来、川に来ると「カワガラスはいないかな」と探し、会えると嬉しくなる。いつも元気に川に浸かっている。
楽しみが一つ、増えました。
2013-05-13
ひろせがわつうしん
これから、広瀬川のことをいろいろ書いていこうと思う。
ブログでは特に名言していなかったが、3月に仙台市若林区の住宅地から、仙台市青葉区の広瀬川のすぐそばに引っ越した。夫の退職や近隣友人の誘いなどきっかけはいろいろあるんだけど、必然性はなかった。でも「いつかは住みたい」と思っていたエリアに思い切って移った。
引越しはトラブル続きで、引越し後も快適とは言えない日々が続いた。急激な環境の変化によって細かなストレスがたまり続けた。爆発したり愚痴ったり、なんとか、ひいこらひいこらと、暮らしている。時々なにもかもなげだしたくなるけど、徐々にそう思う時間は少なくなって来ている気はする。
そんな中、至福の時間が、毎朝の広瀬川の散歩だ。
引っ越して良かった、と心から思える時間だ。
目がさめると何はともあれ、外に出る。前住んでいた時も朝はそうしていた。でも、川沿いのこちらの方が、気分の良さは9割増だ。家を出て川が近づくと、まず瀬音が聞こえる。はやる心を抑えて堤防の階段を登れば、視界いっぱいの広瀬川。上流なので浅め。岩の間を縫うように流れていて歩けそうなところもあれば、ボートぐらい浮かべられそうなぐらい深いところもある。流れに沿って歩くと川の様相も次々変わって、飽きない。
堤防沿いのランニングコースには、どんなに天気が悪い日でも必ず人がいて、走ったり歩いたり、ストレッチしたりしている。わんこの散歩も多い。広瀬川沿いではおそらく一番人が集まるエリアだろう。以前住んでいた所では、早朝出歩いても老人しか会わなかったのに、こちらではスポーツマンっぽい若い男子、学生さん、お父さんお母さん世代もいる。朝から体を動かしに来たくなる場所なのだ。私も、夫や息子を誘ってみるのだけれど、ほとんど応じてくれない。なので一人で来る。
私は、ランニングコースを外れて、河原まで降りていく。実はそういう人は少数派である。わんこを伴っている人くらいだ。岩のゴロゴロした足場の悪いところを、転ばないように注意しながらしばらく歩いて、適当に流れのそばに座る。ちょうどいい岩に腰掛けて、コンビニで買ってきた缶コーヒーを飲み、(雨でなければ)本を読む。
本を読み、川面を眺め、また本を読み。そうやっていくうちに、自分の中に溜まった空気がひんやり澄んでくる。あるていどそうやって過ごして、満足したら本を閉じてぼーっと川を眺めて、適当に歩いて帰る。時々は川まで降りずにランニングコースを早足で歩くのだけど、そうするとちょっとさみしい。やっぱり川のそばに行きたいと思う。
ぼーっとしてると、五感が川に洗われる。
山の緑。泡立ち、時に花びらや草をともなう流れ。日によって水位も変わる。瀬音。たくさんの鳥の声。うぐいす、こげら、ひよどり、ひばり、しじゅうから、せきれい。川の匂い。川面から沸き立つ、霧の匂いと顔をながれていく触感。
大抵はなにか考え事をしていて、なかなか浸り切れないのだけど、それでも、日常の辛さを忘れて、気持ちがすうっと落ち着いていくのがわかる。正直、いつも帰りたくないなと思うくらい。
さて、そうやっていると時折、おもしろいものを発見する。
あれ、何これ?
あ、へんなものが。
へぇ、こういうことが。
そういう面白いものを、見つけた驚きが薄れないうちに、書いていこうと思います。
2013-05-11
のび太のママは普通なのか
昨日ドラえもん見ました。多分母の日を意識した話です。家事に忙殺されるのび太のママを、人をコピーできる道具で楽にしてあげよう、ということでママをたくさんコピーしたら………という話。
これが、どうもいろいろ、もやっとする話だったのですよ。
家事をこなすコピーママたちのおかげで、楽ができるママ(オリジナル)だけど、やがて戸惑う。「私は、自分だけでがんばって主婦の仕事をやりたいのよ」と言ってコピーを消すのを希望する。
見ていた私と息子は、同時にツッコんだ。
「のび太、手伝えよ!」
のび太は洗濯物干しをただ見ている。うちなら息子に黙ってハンガーを渡せば干してくれるのに。ちょっとのび太、「ママ大変だねぇ、じゃ、ママを増やしてあげよう」じゃないでしょ。あんたが手伝えばいいのよ。途中で出会ったジャイアンは、ちゃんと掃除を手伝っていた。ジャイアンのほうが偉い。
こういう話がドラえもんで出てくるってことは、普通のお母さんに期待されているのは「忙しくても自分だけで家事をするのがやりがい」と言って家事に専念するということなんでしょうか。えええええ。
確かに新聞折り込みのチラシの「母の日」コーナーを見れば、掃除や炊事など家事に関するものがアピールされている。そうか。母の日だから、お母さん一人で飲みに行ってもいいよ、なんてありえないのだ(母の日じゃなくても飲みに行くが)。母の日だからちょっとだけ便利に楽に、きりきり働けってことなんですな。
ま、あたしが男性的思考の持ち主で、母親向き思考ができない人間であるのは重々承知。へんな母親で、どうもすみません。
そしてドラえもん。最後にもう一つ「えっ!?」と思った。
朝食のシーンで終わるのだけど、ママは立って口うるさく喋ってて、パパとのび太とドラえもんだけテーブルについて食べているのだ。ママは食器すらない。
「……なんで、ママは一緒に食べないの?」
はっ、そういえば夫の実家の風習もそうだ。
お母さんや娘は、忙しく食事の支度をして、男は先に飲んだり食べたりしはじめる。男の食事がほとんど終わるころようやく女は席について、そしてかき込むように食べる。男がお茶を飲んでいる間にまた台所に立ち、忙しく洗い物をする。なんという男尊女卑……と思っていた。
私の実家では、全員揃って「いただきます」が礼儀だと教わった。男女平等だ。
もしかして、うちの実家が普通じゃないのか?ママは、みんなが食べた後じゃないとごはん食べないもんなの?
「そうかもね」と息子。
「そんなの私には無理だ!」私は叫んだ。
「作るだけ作って、ただ人が食ってるの見てるだけなんて、腹が減って腹が減って死にそうになるじゃないか!無理!絶対無理!」
………男女平等とかそういう話ではなく、単に、私の食い意地が、人並み以上に、強力なだけなのだった。
2013-05-10
ノマド女の憂鬱
パソコンを持ち歩く時、女性向けの適切なバッグがないのである。
いろいろネットで探してるんだけど、いまいち。
いつも、アウトドア用リュックになってしまう。仕事道具だけでなく畑や買い物に行くときにも常に使っているので、かなり薄汚れたリュックだ。黒Macbookは2.2kgある。普通の人はどうか知らないが、私の場合、トートバッグやショルダーバッグだと、手や肩に食い込んで痛くてしょうがない。
たまに無理して、ショルダーバッグで持って歩く時がある。打ち合わせなど、スーツやスカートの場合である。ヒール靴の辛さとあいまって、ひいひい言いながら歩くことになる。(そういう日に限って雨が降ったりするとさらに)
リュック以外のバッグで、楽に持ち歩けたらなぁ。
だってね。今日は町中に出るから、服屋さんとか雑貨屋さんとか覗いてみたいなぁ。そんな気分のとき。ならばワンピースとかスカートとか着ていこう。そう思っても、パソコン持ち歩く場合はアウトだ。「リュックになってしまう」→「ワンピースやフェミニンなスカートには合わせられない」→「結局ジーンズ」ってなる。行ける店が限られてしまう。
本当に、女性の皆さんはどうしているんでしょう?
周囲に、パソコンを持ち歩く女性がいないのでわからない。
女は黙ってMacBook AirかiPadにしろってことでしょうか。年収100万一家には、はるか遠い存在だなぁ。
逆に考えよう。荷物が重くて移動が辛ければ、寄り道もしづらい。おしゃれな服屋にも入れない。ならば、余分な出費は抑えられて、いいことじゃないの。
もうしばらく、黒Macbookには相棒でいてもらおう。復興支援のステッカーもいっぱい貼ってるし。
2.2kgのおもりを軽々と持ち歩けるように鍛えるのが、一番金のかからない方法だろうか。
そういえば、引越しの時にダンベルが発掘されたっけ。
ユングフラウの月
- 作者: 庄野英二
- 出版社/メーカー: 創文社
- 発売日: 1970
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この本、私が生まれた年の本なんですよ。
私が好きで見ているブログに紹介されていたんで、例によって仙台市図書館で借りました。
当然、書庫から出してもらいましたよ。貸出カードが裏内表紙にはさまっていて、本当に昭和40年代の日付が入っている。私が赤ちゃんだったころ、この本を借りた人は元気かなぁ。どうしているだろう。
どうやら山の雑誌に連載されていたらしい、不思議な味わいの短篇集。
山好きの人には、たまらないよなぁ、文章から、ひんやりした空気が漂ってくる。アウトドアという言葉がない頃、大人も子供も当たり前のように山に行って、山の空気を吸っていた。山の生き物との不思議な邂逅もあったりします。山はたしかに身近だったけど、そこは異界でもあったのだよね。
私の父は、山男だったそうだ。こんなかんじに出かけていたのかなぁ、と思いを馳せる。
面白いなと思ったのは、ある翻訳者が、大量に翻訳をするために山に篭り、自分で家を立てて、仕事が終わるまで1年ほどそこに暮らすという話。集中して仕事するために場所を変えるというのは、ノマドなんていう言葉が出るより、もっともっと昔の、40年も前にも、あったことなのだよなぁ。ネットが繋がらなくていい分、昔の方が場所の自由度は高かったのだろう。気が散ることもないだろうね。それでも、山は異界であり修行の場所でもあるのだから、単なる「場所を変える」以上の覚悟を持っていただろうし、集中もしただろう。面白いよね。
私は川のそばに転居してから、朝、散歩にでかけて、河原に座ってぼーっとすることが多い。そしてよく本も持っていく。(パケホーダイじゃないのでスマホはいじらなくて済んでいる)
この本の中の1つの話を、河原で読んだ。
ある都会のサラリーマンが、田舎に家を別宅を借りて、週末は子供を連れてそこで過ごすという話。子供は山に入り虫を捕まえ、川で泳ぐ。子供の友達も一緒になってあそぶ。ずっと夢だった山の生活を子供に体験させることができて、主人公は満足気だ。
家族揃ってこういうのを楽しめるのって、いいなぁ。私はこういう自然が好きだけど、夫はそうでもない。
だから私は一人で散歩する。時々、無理矢理息子を引っ張りだす。息子はどうしても、夫の意見に引きずられてしまうから、なかなかつきあってくれないんだけどね。子供の視線はたくさんの新しい発見をもたらしてくれる。
男に生まれたかったなぁ。
一人で山にこもったりキャンプに行ったり野垂れ死にしても変じゃないし、子供をぐいぐい川や山に連れていくのにも、そんなに不安はない。
来世があるなら、絶対男に生まれて、そんで、結婚なんてしないで一人で生きたいなぁ。
2013-05-04
「いつか」を実行してしまえ
ちょっとショックなことがありまして。いろいろ考えて、結論は、
「あーそうかよ、じゃぁ、あたしも好きにやらしてもらうわ」
………ですw。
あのねぇ。思ったんですよ。
貧乏貧乏って言ってるけど、服買うと3980円くらいしたりするじゃないですか。
でも、先日、飲みに行ったら4200円。それですっごい楽しかった。
服は買わん。飲みに行こう。
「今度、一緒に飲みましょう」
「いいお店ですね!いつか連れて行ってください!」
「今度行きます!」
そういう、これまではそういう言葉を発しつつ『そうは行っても子供が…家事が…』というやつ。
社交辞令にしかなっていなかったやつ。
今後は実行できるので、しまくることにした。
というわけで、私からいきなり「飲みましょう」とかメッセージが行くかもしれないので覚悟してください。
あと、いきなり訪問とか、しちゃうかもしれません。
次のターゲットは君だ。
