MOON PHASE 雑記

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ラブ・ストーリーは突然に「ウィンターガーデン」前後編で制作決定!


> 原作:ブロッコリー
> 監督・シリーズ構成:桜井弘明
> キャラクター原案:コゲどんぼ
> キャラクターデザイン:長谷川眞也
> 美術監督小林七郎
> 音楽:instant cytron(長瀬五郎、片岡知子
> 音響監督:なかのとおる
> 音響制作:HALF H・P STUDIO
> アニメーション制作:J.C.STAFF
> デ・ジ・キャラット真田アサミ
> プチ・キャラット沢城みゆき
> 仙波拓郎:入野自由
> 愛子:ささきのぞみ
デ・ジ・キャラット最新作。前作から10年後の設定で、にょ〜とか言わないアダルトになったでじこが織り成す純愛ストーリー。

TVA「夜明け前より瑠璃色な Crescent Love」BS-i 10月4日(水)26:30〜

キャストはPS2版と変わらず。司会のTBSの向井アナが、『原作ゲームはプレイされましたか?』と言う質問をして、キャスト陣と会場がどう反応したら良いのか困って、一瞬時間が止まったように静かになったのが印象的(笑)。

「Kanon」第1話

妙にビジュアルが格好良くなった祐一の新キャストは杉田智和氏でした。感情を抑えめにしたキョンにしか聞こえなかったけど、自分は特に気にならなかった。ストーリーとしては、祐一がやって来て、名雪のお迎え遅刻、寝巻き姿で制服探しや挨拶ネタと目覚まし時計、買い物の途中であゆと遭遇、たい焼き食い逃げに背中の羽根、そして祐一のデジャビュ。あゆとの『初めての出会い』の夢を見る所で次回に続くと言った感じで、本当に導入部。ただ、キャラクター紹介を兼ねた作りになっていて、第1話から他のキャラクターともニアミス連発。名雪と祐一が早くも香里&北川コンビと遭遇したり、丘の上でキツネに出会したり、舞&佐祐理コンビ、栞とも擦れ違いシーンあり。作画クオリティに関しては、もはや心配するだけ野暮と言うもの。今回先行上映された作品の中で唯一、オープニングとエンディングの映像も完成していて流れました。曲はもちろん『Last regrets』と『風の辿り着く場所』で、作中内BGMも原作準拠。『風の辿り着く場所』を聞いただけでも、正直グッとくるものがあります。主要ヒロインは当然として、佐祐理らサブヒロインにもスポットを当てた話をやるらしいんだけど、2クールでどう構成をして、どんな結末を迎えるのか、期待して待つのみ。

「夜明け前より瑠璃色な Crescent Love」第1話

とりあえず男性陣以外のキャストは変わりなく一安心。前情報にあった通り、キャラクターの仕草とか、コミカルな演出が強化されてますね。これは、ゲームとは違い、アニメならではの色々な表情が見られて悪くない。冒頭でいきなり、地球と月との過去の戦争シーンが流れるのですが、気合いが入りすぎていて一瞬別の作品を見てるのかと思った。でも、その後は、達哉と菜月の教室でのやり取りに始まり、麻衣のフルートに釣られて翠ともドタバタ、大統領秘書にジョブチェンジしたさやか姉さんがテレビに出演、トラットリア左門でのバイト、ホームステイのことを知らされた麻衣と達哉が昇天、そしてフィーナ登場、トラットリア左門での歓迎会で、『達哉』『フィーナ』と呼び合う所まで、大体の進み方は原作通り。ただ、達哉には親愛の表現として幼い頃からの癖だという『相手の鼻を摘む』なる新設定が追加。フィーナも以前に地球に来た時に、達哉にそれをされて、今でも覚えてる模様。あと、最後にセリフは無かったけどリースが出てきました。ここまではまあ良い。しかし、新キャラクターの有名らしいカメラマンの爺さんと連れのセクハラコンビが、明らかに蛇足。歓迎会でみんなが良い雰囲気になってる所で、フィーナのスカートの中から登場し、フィーナの純白レース(?)パンチラショットを、その場で現像し始めるという荒技を披露。ただし、パンチラを撮ってるという事実があるだけで、パンチラ写真そのものは映像として出ません。フィーナとは幼い頃からの知り合いで、月の王様とも仲が良いので、フィーナも諦めていて、不敬罪に問われることはないらしい。いくらなんでも目立ちすぎで、作品の雰囲気や原作の持ち味を壊しかねない。

「ウィンターガーデン」前編

パンフレットのスケジュールにも記載が無く、まさにサプライズ発表だったのですが、いきなり前編をまるまる上映するという太っ腹。自分は、最初「ちっちゃな雪使いシュガー」スタッフによる新作オリジナルアニメかと思ったのですが、少しずつ違和感を感じて、ぷちこでじこに見せた4コマ漫画が、コゲどんぼさんの作品まんまだったので、そこで『これ、でじこかよ!』と確信しました(笑)。それでも、やっぱり最後にスタッフロールで、デ・ジ・キャラット真田アサミ、プチ・キャラット沢城みゆき…と流れた時は爆笑してしまいましたが。前編では、作中ででじこぷちこの名前は一切出ず。所々に「デ・ジ・キャラット」の名残を匂わせながらも、完全に別物、甘酸っぱい純愛ストーリーとして仕上がってました。『にょ』とかは全くないのだけど、ぷちこが出てきた時の小ネタがいちいち面白い。うさださんは、本物の女優になっていて、モブキャラで少しだけ出演してた。「デ・ジ・キャラット」の純粋なファンからは黒歴史認定されそうな作品ですが、自分的には“アリ”だと思いましたよ。でじこと拓郎が親密になるまでの展開が早いから何だろうと思ったら、前後編のみの構成でした。このノリでTVシリーズ化するなら、色々なエピソードも盛り込めて楽しめそうだと思ったので、ちょっと残念。

「あさっての方向。」第1話

心はそのままに、体だけが大人と子供に変わってしまった2人を中心に描かれる、ひと夏のファンタジー。夏の空気感と、切ない雰囲気が絶妙に折り重なった映像表現が綺麗な作品。椒子の中の人がトークコーナーで語ってましたが、第1話での椒子の痛さがなかなか酷い(笑)。絶対ここで何か、からだに精神的ダメージを与えることを言うだろうなと思った場面で、きっちり言ってくれてます。からだはからだで、『こどもあつかいをしない。』をボードに書き足すシーンまでのくだりが実に切ない。海辺のシーンで、からだを誘って、大人同伴でとか言い出す網野に殺意が湧いた。椒子のセリフに傷付いて逃げ出した直後に、追い打ちをかけてどうするよ。そして、からだの気丈に振る舞う姿と本心の剥離が読み取れて泣ける。第1話のラストで『願い石』によって、からだと椒子の体に異変が起こる所まででしたが、とにかく登場人物がみんな人間臭い作品ですね。原作はまだ2巻までしか出てないので、後半はアニメオリジナルの展開で進んでいくんでしょうけど。

「009-1」第1話

まず予想外だったのが、釈由美子の演技がかなり良かったこと。棒読みではないし、むしろ最近の新人声優より上手いのではないかと。噂のおっぱいマシンガンは、裸でシーツ越しに撃つという誤魔化し手法を取っていました。ベッドシーンは、直接描写はもちろん無しで事前・事後を匂わす描写だけでしたが、それなりに頑張ってたと思う。しかも、第1話でミレーヌが相手するのは、レズの女敵指揮官だし(笑)。でも、やっぱり物足りない。規制の多い地上波でやるべき作品では無い感じはする。アクションシーンに関しては、“ウリ”だけの事はあり、良く動いてた。特に爆破シーンには、こだわりがある模様。アニメとしての出来は、今回先行上映された作品の中では、京アニ版「Kanon」に次いで良かったのでは。