MOON PHASE 雑記

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「RD 潜脳調査室」第6話

その後どうなったのかは読者の想像に委ねる形を取ってる、最近話題になっていたラノベと言えば、「とある飛空士への追憶」が記憶に新しいですが。本編は、いつかはやるだろうと思っていた、ハルが50年も眠っていたことで起こりうる、それを待ち続けた人との切ない物語。電脳化社会だからこそ、アナログにスポットを当てると映える。まあ、久島のように全身義体化していれば今回のような悲恋を回避するのも容易な世界観なんだけど、沙織さんは、ハルが眠ったまま年老いていくのに、自分だけ若い姿のままと言うのは感情的に許せないし、例え眠っていても、ハルと一緒に年を重ねていきたかったと言うことだろうね。結婚もせずハルを待ち続けて、自分の跡継ぎも養子だって言うんだから、今どき恥ずかしくなるぐらい一途な女性だったようで。ミナモが電脳化してない生徒用の課題らしい読書感想文を書くために見つけた本は、読むと一番大事な人に手紙を書きたくなると言う仕立ての、当時のベストセラーだった。寄贈者の忘れ物として処理してしまった手紙が、前の所有者が書いた物だったことを知って、好奇心丸出し探偵ごっこを始めるミナモ。前回、おもいっきし人気ブランドのサングラスを持ってたのがバレてるくせに、流行物には手を出さないとか、どの口が言いやがりますか(笑)。しかし、本を受け取ったときのハルの表情で、ハルがその本の元所有者と絡んでることに気付くべきだったなあ。今回は、いつにも増して表情豊かなミナモが可愛かった。生け花の授業中に船漕いでるのとか、ヘソ出しパジャマ姿の仕草が妙に性的なのはさておき、最後のシーンでハルに手紙を渡すときと、泣き崩れるときの表情が素晴らしすぎる。ミナモのお婆ちゃんは、ラブレターを出すような大事な人はミナモにはまだいないと踏んで、まだ早いと言ったんだろうけど、さすがにジジ専は想定外だったか(笑)。でも、ソウタは動揺しすぎだろ。このシスコンめ。次回は電脳犬?飼い主と飼い犬の精神が入れ替わる定番ネタかな?