MOON PHASE 雑記

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「Angel Beats!」第2話

何だろう、この既視感。地下に潜るダンジョン、数々のトラップ、死んでも死なない……リトバスEX朱鷺戸沙耶ルートの事かーっ!
それはさておき、この作品のギャグとシリアスの食い合わせの悪さは異常。音無くんの言葉がそう言う流れを作ったんだから、唐突感に関しては止む無しにしても、神への反逆を行動に移させるほど凄惨なゆりの過去の吐露と自らの不甲斐なさを嘆き、理不尽な『死』に対する重さを示しながら、一方では、死んでも死なない『死後の世界』に身を置くことで、『死』に慣れてしまってるのを逆手にとって、ギャグとして使っているのは反発しすぎ。どんなに不謹慎なネタでも、ギャグ漫画のキャラは死なない法則よろしく、徹底的にギャグで通すのであれば、見る側としても割り切って笑えるはずなんだけど、作品のテーマは、それに反する『死』そのもののあり方を訴えようとしてるものだから、見ていて、え?そこ笑って良いところ?それともマジメに受け取った方が良いところ?と戸惑ってしまって、白けるんだよね。今回の一連のミッションは、散々苦労したワリには、結果的には、天使に見つかったのでギルドは破棄しました、だけど、この世界では土塊と記憶さえあれば何でも作れるから別に良いよね、と言うオチ。そう言う世界のルールがあるなら、要するにギルドは、模範生になっていつの間にか消されないように、ちょっぴりやんちゃしてる態度を天使に見せる為の施設、ぐらいの価値しか無かったと言うことか。記憶の範囲内であれば物が生み出せる、つまり、記憶のない音無くんには作れない。ゆりっぺが自分の死因をはぐらかしたのもそうだけど、ここまであからさまに箱庭世界っぽいのを見せられると、それはフェイクで、真実は違うのかなあ?