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「LUPIN the Third 〜峰不二子という女〜」第1話

去年のテレビスペシャルから一新された新布陣の声優を引き続き迎えて、四半世紀ぶりに復活したルパン三世のTVアニメシリーズは、峰不二子視点で描かれる、若かりし頃のルパン一味の出会いのエピソードとなっていて、山本沙代×岡田麿里の異色コンビが挑む。事前情報の露出の低さと、昨今のテレビスペシャルの不発っぷりが相まって、前評判は決して良いものとは思えなかったし、不二子のエロティックを押し出しても、どうせ中途半端で生ぬるいんだろうなあと思いきや、少なくとも1話に限って言えば、良い意味で予想を裏切る出来だった。キャッチコピーに違わず、アダルトで、ハードボイルドで、それでいてコメディ要素も忘れていないサービス精神旺盛っぷりには感動。作画やキャラの性格がかなり原作寄りになったのかな?テクスチャの多用は賛否両論ありそうだけど、GONZOじゃなくてトムスがこれをやってくるとは驚きだ。内容としては、カルト教団の教祖が出す謎の力を盗みに入った不二子がルパンと出会い、盗み勝負になった結果、謎の力の秘密を暴いた挙げ句、教団を壊滅しちゃいました…ってだけなんだけど、不二子が行き当たりばったりのアホキャラではなく、自らの女の武器を駆使して、かつ頭もキレる女として描かれているため、今後、ルパンがご執心になる女性という説得力を持たせることに成功してる。あとは、なんと言っても不二子にしろ、敵側にしろ、出し惜しみをしないエロ攻勢が凄い。おっぱい、乳首は当たり前、押し倒されて乳揺れとか、スパンキングとか、フェラチオを想起させるカットとか、当たり前のようにやってくれるぜ。不二子は、おっぱいと乳首を丸出しにしてるシーンの方が多いぐらいだったんじゃないか?(笑)。これは、「ルパン」と言うブランドが確立されていて、麻薬やカルト宗教などを取り扱って、『子供は見るな、これは大人のためのアニメだ』と言う印象付けを徹底しているからこそ許されたのかもなあ。とにかく、大人向けを意識させる要素の徹底ぶりは、かつてOL向けを打ち出した初期の『ノイタミナ』以上だと思う。「聖闘士星矢Ω」vs「LUPIN the Third 〜峰不二子という女〜」と言う、四半世紀ぶりTVアニメシリーズ復活対決は、個人的にはルパンの圧勝だね。今後描かれるであろう、次元や五ヱ門の登場が楽しみだ。作画とエロスとシュールコメディの勢いが1話だけで失速は勘弁だぞ。