ラジオ番組の記録

-
NHKラジオ第1(黒瀬直弘氏)2009.4.9放送分

  • エピソード1:ボージョレー・ヌーボーも70年代初頭は酸味が強過ぎると感じる消費者が多く人気が出なかった。・・・という教訓。
  • エピソード2:バックミンスター・フラーダイマキオン?ハウスは温もりを感じない、と失敗して倒産した。
  • 中小企業の生き残る道は、競争相手のいない新たな事業分野を見つけること。ただし、事業内容が現在と断絶していないこと=社会の大きなトレンドに即していること。
  • 未利用の価値の例:物作りにおける心の豊かさの重視。完成価値への着目(感性に訴える→新しい価値の軸に)。外すと動物の形に戻る輪ゴムがヒットしている。
  • 1929年創業の京都の樹脂成型メーカーのことも。インジェクション同時プリント。トレンドの中に潜在しているニーズ!!

部屋の片づけの最中に出てきた書き起こしメモを捨てる前にデジタル記録(2009.9.22)。

写真倶楽部のWebサイトを正式開設

今年は絵画領域での活動に力を入れる心積もりで春に日記の名称を変更した。
しかし、現実には、夏の終わり頃から、入会している写真クラブのWebサイトの開設宣言、会からのサイト開設企画の承認、開設準備の開始と、絵画ではなく写真倶楽部の、それも作品制作という本道ではない活動に血道を上げた結果になりました。

http://spiegel-photographers.jp

フレームの使用や古いテーブル方式を避けて、XHTML,外部CSSにできるだけ徹する、という方針に進んだ結果、思った以上に沢山の難題にぶつかりながらの制作になりましたが、会員のみなさんの各作品データ準備などのご協力もあって、目標にした年内という期限までに何とか完成させることができました。
これ一冊を読めば全て解決するという理想的な参考書は今のところ皆無のため、どうしても4,5冊の参考書の所々から少しずつ知識を掻き集める必要があり、これに苦労しました(今のうちに重要点をまとめて一つのファイルを作ればかなり今後の役に立つかも知れません)。
特に、ブラウザやバージョンごとの表示具合の相違という問題が最もやっかいで、外部CSS、中継のマスターCSS、および、先人が苦労して見つけた種々のハックを使うことで対処を試みました。しかし、今でも不完全な部分が残っているでしょう(IE4.0対策とかです)。そのため、ファイルの数は画像ファイルを含めると200を超えました。
初めて挑戦したアクセスカウンタやメール用のフォームなどのCGI(フリーの借り物ですが)も、設置に苦労しましたが、ちゃんと働いてくれているようです。
写真倶楽部の会員にできる活動として、写真制作以外の、自分にしかできない活動は何かないか(そして、できば今の自分の肥やしにもなるもの)、という観点でスタートしたプロジェクトでしたが、結果的に適切な着眼だったような気がしています。
少々満足ながら、来年こそは絵画にも時間を割きたい、という気持ちです。

写真クラブの[Webサイト]を仮開設中

写真クラブのWebサイトを開設すると宣言して9月頃から準備を進めていましたが、完成に近付きましたので、仮開設しています。
http://spiegel-photo.sakura.ne.jp/index.html
どうぞ宜しくお願いします。

今月末の本番開設ではURLも変更されます。

さきほど付けたアクセスカウンタがちゃんと動くかとても心配です。

ロ短調ミサ曲

主人公がバッハのロ短調ミサ曲に熱中する小説を以前に読んだ記憶があるのだが、誰が書いた何という小説なのか、なかなか分らない。
最初、立原正秋の「冬の旅」に違いないという確信があったのに、調べるとバッハのバの字も登場しないようだ。
もしかしたら、「冬の旅」を読んでいる間、ずっとロ短調ミサ曲を掛けていた、ということなのかも知れない。もう10年以上は前のことだ。

世の中には、自分を無償で受け入れ、全面的に認めてくれる相手Aと、そうでない相手Bと、いずれも存在する。そのことは誰も認識しておいた方が良い。
後者(B)が煙たいからと距離を隔て、前者(A)の言い分だけを聞いていては、良い発展がないかも知れない。
前者(A)なのか、後者(B)なのか見分けて、どちらとも、しかし別々の方法で付き合うのが最善の道だろう。
他方、前者(A)か後者(B)か、そんなことは意に介さず、思ったように生きることも大切だ。
考えることも大事、また、考えないことも大事。

Mr.マリクの「命懸けの人体貫通」

昨夜久し振りにTVを観ました。
Mr.マリクの「命懸けの人体貫通」(正しくは「命賭けの人体貫通」?)を観ていて、その仕掛けが大体理解できたので、記録しておきます。

  1. カーテンが閉まる。
  2. 先ずMrは直ぐに針山板aを手前に引き出す。そのために、太いロッドbの内部には細いロッドcがスライド状に隠されている。
  3. 針山板aを細いロッドcと平行に近くなるまで曲げて、その背後に入り込む。そのために、針山板aは細いロッドcに対してスイング状に取り付けてある。
  4. 細いロッドcをさらに引き出しながら左の隅に移動し、針山板aを直角に戻す。
  5. 外の人が太いロッドbで針山板aを押すと、細いロッドcは太いロッドbの内部に隠れる。

私は、マジックの専門化ではなく、普段マジックを研究している訳ではないのですが、このマジックは直ぐに理解できました。みなさん、この程度のマジックに真剣に感心しないで欲しい。図を描いたりして、自分の力で仕掛けを暴き、日本の、世界のマジックをさらに高いところまで発展させる力となりましょう。

日曜美術館メモ2007.7.15「小磯良平」

戦争画が生んだ名作小磯良平"斉唱"誕生の秘密」という副題。
神戸が生んだ偉大な画家である小磯良平画伯が、従軍画家として中国の戦地で描いた絵と、制服の女子学生が唱歌か賛美歌?を歌っている群像を描いた"斉唱"とは全く異なる雰囲気の作品、という前提で話しが進められた。

しかし、5,6人を超える人々による合唱というものには既に本質的に軍事、軍隊に通じる何かをいつも感じる。特にセーラー服などの制服を着用の姿は特に。足並みを揃えて突き進む姿の連想からなのか。おそらく、一つの共通した目標に向かって一糸乱れぬ歩を進める、という共通点からなのだろう、と思われる。

少し考えすぎかも知れないが、"斉唱"という作品は、戦意高揚の目的で描かざるを得なかった戦場画と、戦後の平和な生活を描いた群像との、丁度中間の空白を埋めるべく描かれたように思われてならない。つまり、戦場画については何も語りたくないとコメントしておられたにも関わらず、やはり戦場画と平和な群像とを彼の中では、作品の価値自体としては、同列に置きたいと願ったからではないだろうか。