Perry st

先週からニューヨークはレストランウィークで、ふだん敷居の高いレストランも手の届く値段で楽しめる。そこで今回は、去年6月にオープンし話題を集めていた『 Jean Georges(ジャン・ジョルジュ)』のレストランへ。
ハドソン川沿いに建つガラス張りのツインタワーは、MoCA Barcelona などで知られるアメリカ人建築家『Richard Meier(リチャード・メイヤー)』の手によるもの。その一階に今回足を運んだ『Perry st』がある。
さてさて、この日は夕方から大雨で、雨粒が重力に逆らって空に向かって行ったり、、、とにかく店内へ。この日一番乗りだったようで、店内はゆったりと、そしてスタッフは皆、笑顔で迎えてくれた。内装は外光をふんだんに取り入れ、白とラクダ色を基調としたミニマルな作り。あいにく、雷の降光をふんだんに取り込んでいたが、天気がよければ、ハドソン川に夕日を眺めながら、気持ちをよく食事ができたのだろう。
まずはメニューを一覧し、レストランウィークのスペシャルメニューをオーダー。アミューズグールは、紫蘇のアクセントの利いたキャロットスープ、オードブルは、自家製モツッアレラとマンゴーの取り合わせ、アントレは、油でこんがり揚げた鳥ももとコーンとリークの付け合せにコンソメのスープがディッシュに浸してある。ここで目についたのは、盛り付け方。レストランのイメージ通りのミニマルな盛り付け、サーブの仕方は、一つのムードの中に引き込んでゆく。味は、実際には少しお腹に重く、見せ方に味が傾いているように感じているのだが、その様式美的なムードがそれを忘れさせるところがある。
ちあみに、このお店を気に入ったのだが、その理由はドリンクに牛乳を頼んだら『Good chose sir!』 なんて言われてしまったからでもある。。。