息継ぎ

秋。ニューヨークのアートマーケットはぶくぶくと泡を立ててふくれ上がっている。プリントを皮切りにモダンアート、そしてコンテンポラリーアートへと移り変わる。今日はそのモダンアートが泡を立て終わった。クリスティーズでは一晩での過去最高の約590億円の売り上げを記録した。もしピカソの作品が出品取り消しにならなければ、あわや700億円も。。。まるで想像もできない金額に、居眠りしている体はまるで反応しない。ハンマーの音で目が覚めるも、またウトウト、、、いやはや。
そろそろ目を覚まさなくては!来週の火曜日からはコンテンポラリーアートのセールが始まる。今回はどのオークションも面白い内容だ。エスタブリッシュされた作家はもちろんだが、ネオ・ラウフ、ピーター・ドイグ、グレン・ブラウン、リサ・ユスカバァジ、日本人では奈良美智。中国人ならジャン・シャンガオにサイ・ゴウチャンなどの第二世代的作家の結果に注目したい。更に若い作家を見れば、マティアス・ウェスィカー、バーナビー・ファーナス、グラハム・リトル、、、きりがない。来週はどんな泡がこのニューヨークに立ち上るのだろう。
さて。そろそろ泡の中へ。