燃え


強大な敵を引き立てるために無残に死んでゆく仲間たち、わけのわからない主人公覚醒で敵あぼーん・・・こんなのが燃えって言えるのか?



ようするに死の描き方が下手なんだね。そして、「死なない」の描き方も下手なんだよ。



たとえばからくりサーカスの最後の方はひどかったね。サハラでのしろがねたちの死には全て意味があったのに。あるいはアンジェリーナ、フランシーヌ、そして正二の死は神がかってた。
藤田は神な時とゴミな時があるから困る。




厨二バトル物が大量生産されるこのご時世で仲間の死を描くのは避けられない道だと思う。だから、今一度その点に力を入れなおしてほしい。なんのために戦うのかあるいは戦いに理由なんてないのか、どんな理由で覚悟しあるいは覚悟しきれてないのか、何を為したのかあるいは何も為せなかったのか、なにを残していくのかあるいはなにも残さないのか、そこをしっかりと描いてほしいね。