銀座で逢いましょう

「今日は唯一の休み」とだんなさんが言うので、のんびり起きてのんびり朝ごはんを食べて、さてどこかドライブでも、と思ったら、あちこち渋滞しているらしいので急きょ予定を変更して「銀ブラ」にする。ところで「銀ブラ」って、今は死語かなあ。

とっておきの銀座 (文春文庫)『銀座百点』連載中から楽しんでいたが、嵐山光三郎の『とっておきの銀座』(文春文庫)は、カバンに入れてもかさばらないし、めぼしいところの地図も載っているので銀座を歩くには便利。銀座は普段からわりとよく訪れる場所だけど、ときどき、あれ、何丁目だっけ?となるからねえ。本ではおすすめされていないけど、まずは久しぶりの「だんだんめん」でおなかを満足させる。そこからは、山野楽器(だんなさんの落語CD選びのため)と伊東屋(切手のストックブックがほしいと思ったが素敵なのは見つからず)あたりをぶらぶらし、裏通りの喫茶店のアイスコーヒーでひと休み。さすがにGWは混んでるなあ。今日は時節柄、街宣車と機動隊も出動してたし。その後、以前の勤め場所でもあった京橋〜日本橋小伝馬町と、路地裏をジグザグ歩いてむかし通ったお店がまだ存続しているかどうか確認しながら散歩。夕飯にするつもりだったお寿司屋さんに「今日はいいネタがないので今度のほうがいい」とやんわり断られたので(市場が休みなんだからもっともだ)、結局は地元に戻りタイご飯にする。安心のうまさ。

家に帰ってBSでヒッチコックの『海外特派員』を観てから眠る。