インターネット上に、趣味で、あるマッチングサイト(C to C)を作りました。ところが、知人以外は、だーれもこのサイトを見てくれません。あまりお金をかけずに世間に広めるには、どのような広告・宣伝活動をしたらいいのでしょうか?

http://q.hatena.ne.jp/1165738269
際立った新奇性・独自性があれば、話題としてブログやメディアに取り上げられるので、結果として宣伝せずとも多くの人に伝えられると思います。マッチングサイト自体には新奇性・独自性は無いので、それだけで、かつお金をかけずに宣伝活動をしようと思っても、類似のサイトに埋もれてしまいます。
知ってもらう努力をするのは、オンリーワン・サイトとしての個性を確立してからでも遅くないし、もしそれが本当に価値あるコミュニティを確立できているなら、マッチングサイトの性質上、mixiのように、さほど宣伝せずとも広まるはずです。
個人的には、趣味でやるなら、運営に忙殺されない位の規模にとどめておくのが、幸せなんじゃないかと思うんですが、どんなもんでしょう。

Winny開発者有罪判決について

asahi.comで判決要旨を読んでいて思ったのは、「あれ?じゃあなんで有罪なの」という一点かな。
http://t2.txt-nifty.com/news/2006/12/winny_05fd.html

 (追記) 司法担当が豊富な同僚から指摘があった。<結論ありきで判決を作ったモンだから、ああなったんだと思う。 要旨を読む限り、論理が破綻している。「むやみに幇助犯の適用範囲を拡大してはいけない」といいながら、直接結びつきのない主犯との間の幇助の成立を無理矢理認めてしまった。「利用者の大半が違法利用であることを承知し、放置し、さらにソフトをばらまき続けた」と。これは実はヤバイ判決だったりする。> うん、あの判決要旨は本当に分からない。いったいどっちなんだと。

やっぱり結論ありき、トップダウンで判決を作ったんじゃないかなあ、と。
ファイル共有ソフトの開発について、刑事裁判として裁く事が困難であった事は、判決要旨のあちこちから読み取れる。技術開発自体は悪くない、というメッセージも伝わる。「じゃあなんで有罪なの?」となると、判決文的にはOKなんだろうけど、そう書かなければならない必然性が全然伝わってこない文が続く。
法律解釈のテクニックの巧拙ではなく、そのテクニックが通用しないところでどのような判断をするか、というところで、非常に不満が残った。憲法に踏み込んで判断するか、というとそういう面倒な(?)ことをする風でもないしなあ・・・。でもさ、感覚的な、もしくは政治的な基準がメインになってしまうのでは、裁判所が裁判所としての権限をあたえられる意味が無いんじゃない?何というか、挑発的な表現をすると「裁判官の判断力ってこんなもの?」と思わされた判決だった。
(追記:一部の文末表現を整えました 2006/12/16)

ふつうのHaskellプログラミング(ふつける) お勉強はここで一段落

g:haskell:id:morioXでCraftの勉強をはじめたので、ちょっと消化不良な感はあるけれど、ここでひとまず、ふつけるの勉強は一段落、ということにする。結構長く続いたので、過去のエントリに「ふつける」タグもふってみることにした。
せっかくなので、読んでみた感想をまとめてみる。

  • JavaとかCの(まっとうな)入門書と同じくらい読みやすい内容だった。この手の非実用的プログラミング言語の本は、得てして読みにくく、とっつきにくい事が多いだけに新鮮。
  • 入門書なので、この本を終えただけでHaskellが書けるようになるかというと微妙。ただし、一通りの道具は説明されているので、あとはプログラムを読めば・・・というレベルにはなる(と思う)。
  • 型とかモナドといった手続き型に無い概念となると、理解するのがかなり大変。一回読んだくらいではとても理解できない(能力の問題かもしれないが)。特に型のあたりは理解するまでが大変(というか、今も自信無い)。

一つひとつの学習ではつまづいた所があるけど、何が分からないかを考えていくのは楽しかった。なんだか勉強してるなーっていう実感が持てたな。仕事には役に立たないだろう、と思いながらの勉強だったので、とっても気楽にできたし。まあ、一冊を終えるまで、そんなに時間がかかる訳でもないので、時間つぶしという観点からお薦め、ということで。