ん?広告?

どうもはてなダイアリーが、自分の存立基盤である「無料で広告のでないダイアリー」というポリシーをかなぐり捨てて、ブログ内にも広告を出すようにした模様。大した事ではないんですが、正直イラっと来たのも確か。
まあ先立つものが無ければ、自分のポリシーを諦めるのも仕方ない、ってのは分かるんですが、ここ数年志の低い歩みに無駄金を使ってきた所を見ると、あんまり認めてあげたくもないなあ、という気にはなります。はてなランドとか。
http://hatena.g.hatena.ne.jp/hatena/20120831/1346389642
はてなはいい加減「お金をどう稼ぐか」という事に真剣に向き合った方がいいんじゃないのかな。はてなブックマークだけでいつまでも食っていくのは無理じゃないの?と思うし。NAVER Japanがこれだけ短期間に「まとめ」とか「LINE」でのし上がってきた事を踏まえて、どうやり直すかを真剣に考えるべき。

沈むWEB系企業と茹で上がるSIer

コンプガチャの隆盛とその規制によるソーシャルゲームバブルの終焉を迎えた今は、「WEBを使って稼ぐ」ビジネスが成熟し、縮小に向かうフェーズに入ったのではないか、と思う。
ソーシャルゲームが残した一番の功績は、ディジタルデータにお金を出す、という行為が一般の行為として定着するようになった事だと思う。お金を払ってWEBサービスのグレードを上げたり、より質の高い情報を得る、という行為がITにあまり興味の無い人にまで定着した事により、iモード以外でのWEBサービスのビジネスのスケールが随分と大きくなったと感じる(少なくともソーシャルゲームの市場が大きくなった分)。
で、多くのビジネスが生まれては消えを繰り返す中で、大体生き残るサービスが絞られてきたのではないか。今後は他のビジネスと同じように、ナンバーワンか強烈なニッチ以外は淘汰される流れが強くなっていくのではないかなと思っている。
しかも、GoogleFacebookのような巨大なプラットフォームが確立してしまった今、Facebookで出来ない事しかビジネスには出来ない訳で、あえてそのサービスを使う必要がある、と言えるだけのものでなければ、今後はマネタイズできなくなっていくのではないかなと。ここ数年、WEB系の企業がイケイケな状態で来続けていたのは確かだけど、これから収入が先細る事による淘汰の季節が訪れる予感がする。

では、今SIerはどうなのかというと、これはこれで微妙だという感じがしている。出来る所からじわじわと中小のソリューションをクラウド化する流れが出来つつあり、今後市場が細っていくトレンドはやはり変わらないように感じる。
もっとも、大きな組織の根幹にあるシステムをいじる場合には、相応の手間ひまがかかるのは変わらない訳で、まだすぐに仕事がなくなる訳ではないとも思うのだけど、でも、仕事が増えたり、以前のように稼げるような事はなくなっていくのだろうな、とは思う。それまであった大きな案件が消滅する、という事が繰り返される形で、売上がガクッガクッと下がっていくのではないだろうか。これはこれでいい流れ出はないのだけど、個人としてどうすればいいのかは、まだ見えてこないなあ。