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Gamers, Be Ambitious

2011-06-12

Wii Uが一気に解決する3つの「問題」

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任天堂宮本茂さんは「アイデアというのは、複数の問題を一気に解決するものである」と仰っていたそうですが、液晶タッチスクリーン付きコントローラを採用したWii Uは、まさにこの「複数の問題を一気に解決」するものだと感じます。もっとたくさんありそうですが、少なくともWii U3つの「問題」を解決しそうです


1. 茶の間を攻略するための新たな“武器”

Wiiリモコンは、「ゲームをしない人はゲーム機コントローラを絶対に触らないが、テレビのリモコンなら邪険に扱われない」という発想から誕生した、任天堂が茶の間を攻略するための“武器”でした。

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Wii Uコントローラにはタッチスクリーンが付いています。これは、「邪険に扱われない」から一歩進んで「テレビを見ている家族と据え置きゲーム機の共存」を狙っているものと思われます。

大画面テレビが普及し、家族みんながテレビで色々なコンテンツを楽しむようになった昨今、このコントローラで実現する「ゲームで遊ぶ際にテレビを占有しない」という点は、大変重要な要素だと思われます。「家族みんなでゲームを遊ぶときはテレビで、一人でゲームするときはコントローラ側の画面で」という使い分けが可能だという点は、Wii U導入時の大きな説得材料になるのではないでしょうか。

コントローラ側の画面でゲームをプレイする子供からすれば、親がいる茶の間の大画面テレビではちょっとプレイしづらい内容のゲームを「親に画面を見られずに遊べる」という点がメリットになるかもしれません(ちょっと任天堂らしくないですが……)。

あるいは「ネットにつながる端末が茶の間にあったら便利で楽しそう」「テレビを使わずにゲームができるので電気代がセーブできる」といった点も家族にアピールできる要素になりそうです。


2. クラウド化によるコスト/スペック比の向上

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あらゆる演算を据え置き機側に委ねて、タッチスクリーン付きコントローラ側ではストリーミングされた映像の表示およびI/O機能だけを受け持つことで、携帯機のサイズに高いスペックを詰め込む必要がなくなり、コスト/スペック比の向上が期待できます。

さらに、タッチスクリーン付きコントローラ側には高負荷がかからないため、バッテリーも小型・軽量化が可能になると思われます。できればWiiリモコンと同様にエネループで動作して欲しいところですが、さすがにそれはムリでしょうね。


3. 新しいインターフェースによる斬新な遊びの提案

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例えば『Star Walk』など、iPadアプリなどではすでに「本体を動かしてジャイロで操作する」タイプのアプリが多数登場しています。Wii Uではさらにテレビ画面との連携があり、複数のWiiリモコンヌンチャクによる多人数での遊びも可能。特に、多人数プレイによる誰も見たことのない画期的なソフトウェアが登場する可能性は大いにあると思われます。



私は特に 1. に期待しています。家族とテレビを見ながらWiiのゲームで遊んだり、テレビを見ながら『Wii Fit』で運動したりと(私は実際に小さなモニタにWiiをつないで毎日テレビを見ながら運動しています)、ネイティブにワイヤレス接続される小画面のメリットはかなり大きいと思われます。

ただ、Wiiにはリモコンとヌンチャク内に別々のモーションセンサーがあるわけで、「タッチスクリーン付きコントローラ単体でWiiのソフトをちゃんと遊べるのか」という疑問は残ります。「テーブルに置いたタッチスクリーン付きコントローラを見ながらWiiリモコンヌンチャクで操作」ではスマートさが半減します。当然この点は何らかの対策がなされているだろうとは思うのですが。


それと、タッチスクリーン付きコントローラ据え置き機本体間の通信の容易さにも期待したいところです。PSPPS3がすでに実現しているリモートプレイは本当にとても便利なのですが、実際に通信が確立して絵が出るまでの操作・待ち時間通信可能な距離の制限、「テレビ+PS3で見ていた映像の続きをPSPで見るときの切り替え操作の煩雑さなど、小さな不満がいくつもあります。こうした点でWii Uが大きく向上していることを期待しています。


3. については、Wii Uによる任天堂の「新しい遊びの提案」のかなりの割合が「家族向け」になるのではないかと思うのですが、少なくとも私にとってテレビゲームとは「一人で黙々とやるもの」なので、Wii Uによってマリオゼルダメトロイドといった従来のシリーズをより面白くしていただければ有り難いところです。


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Wii Uの発表当初に感じていた「タブレットという流行を組み込んだゲーム機」という印象とは異なり、家に一台あればWii以上に楽しく便利なゲーム機になりそうな気がします。ゲーム機の内側だけでなく、ゲーム機の外側(使用する環境、触る人との関係)についてこれまで以上に考え抜き「問題」を解決した結果が、Wii Uなのではないでしょうか。

発売は2012年だそうですが、本当にWii Uが岩田社長の仰る通り「(ライトからヘビーまで)すべてのプレイヤーのためのものになる」かどうか。とても楽しみです。

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