ミーティング(こちら9/1のできごと)

月例ミーティングが夕方から4時間半程度あった.いつものことながらつまらないところで教授がいちゃもん.教育的質問といえばそうなのだが、いつの間にやらヒートアップし、チーム内(学生+ポスドク+助手)のサブミーティングでの議論が全然なっていないのではないかという話になってしまう.で、怒りの嵐で窮地に陥ったM2は簡単なことなのに、答えられなくなってしまった.ちょっと助け舟を出し、その説明自体は問題なかったのだが、それが学生内での議論がうまくいっていないという教授のケチを助長する結果にもなってしまった気もし、ちょっと申し訳ない.
で、ミーティングの中休みで学生居室に戻った時にD2の先輩がかなり怒りました(特に助手、ポスドクに対して).今回ケチをつけられたことはサブミーティングで何度も話合われていることであり、十分議論されている.しかしながら"君たちのサブミーティングは機能していない”、という教授のケチに何の反論もせず、M2の窮地に助け舟も出さず、なぜ黙っているんだ.ということでした.それに対する助手の人の答えは、必ずしも議論の内容を分かっている訳ではなく、口を挟めないこともある.に始まり、その責められた学生は問題に対処し、まとめる力が少し欠けているから、教育的立場からいえば自分は黙っているべきだったと.ちょっとあんまりです.単なる言い訳、責任逃れだと思いました.
教授からの質問は発表者本人が答えるべきであり、今回のことでその先輩がいきなり怒り出した理由はよく分からない.しかしチーム内の教授を交えたミーティングでは、教授がヒートアップするといつも必ずみんな黙って下を向いてしまい、関係している人までそ知らぬ顔で、嵐が過ぎるのを待つ.私が研究室に入った頃からこうであり、姿勢としておかしいと思う.多分そういった気持ちが鬱積しての怒りだったのだと思います.
怒ったそのD2の先輩は教授に対し、比較的言える方で、そう言うだけの理由はあるけれども、そうは言ってもあまり賛同できません.よく正義を主張しているのだが、その正義は相当程度私情、好みが挟まっています.さらに自分のした悪いことは忘れて、他人の悪いことは糾弾します.当人は結構純粋な人なので(その分いつも面倒くさいんだけど)それに気付いていない可能性もあるのだろうけど、そういうわけで彼の主張はたとえ正しくてもそれほど賛同する気になれません.まあ研究を心から好きな人で、議論、提案を喜んでするいい人なんですが、しばしば手前勝手なことをするのでどうしても好きにはなれず、煙たがってしまいます.それはホント自分でも悪いことだと思うのですが、まだまだ精神的に未熟なので好き嫌いが出てしまいます.気にしないようになれればと思うのですが、、、、、
こういう刺々しい雰囲気の時、助手だのポスドクなどと言っても私と4, 5歳しか変わらない上、研究室と言う穴蔵から出たことのない人々だから、話を柔らかにする術を持ち合わせていません.結果上記のような責任逃れで火に油を注ぐことになります.
今年から研究室に来たポスドクのHさんという方がいます.一度就職してから博士をとり、その後農水省の研究所や理研を回られ、知識も経験も豊富だし、見解も深い.当然ながらこういう事態にも物腰柔らかく、その場での自分の非を認めつつ、良いことを言って下さいました.ヒートアップしたD2の先輩をちょっとだけ諌めるのも忘れません.さすがだな、と感心しました.私もこうなれれば良いのですが、、、、、