北海道白糠沖でもメタンハイドレート調査

経産省は北海道釧路管内白糠沖でもメタンハイドレート調査
 海底に分布し、次世代のエネルギーとして期待される「メタンハイドレート」について経済産業省は6月から新たに釧路管内白糠町の沖合で資源量を調べる。北海道周辺の2015年度調査は当初、網走沖と奥尻沖で行う予定だったが、資源が存在する可能性があるため白糠沖も加えた。
 調査では調査船から音波を発信し、海底の地質構造を調べる。このため、白糠漁協は6月1日から30日まで刺し網漁とツブかご漁を休む。定置網漁などは調査対象地域から外れているため、通常通り操業する。
 経産省は13年度からの3年計画で、水深500〜2千メートルの海底にある表層型メタンハイドレートの資源量調査を行っている。14年度には、メタンハイドレートが存在する可能性を示す特有の地質構造が日高沖にあることを確認している。
(2015.05.30北海道新聞より抜粋)