stara dnevnik

はてなダイアリーで書いていたものを移行しました

台北駅



さて2日目の朝である。今回の旅はノープランで特に何も予定はなし。どこに行くかなあと昨日寝ながら考えて、どのガイドブックでも推されてた観光地「九分(本当はにんべんに分)」とやらに行ってみよっかなーと。
朝ホテルを出ると、通勤時間だからか道路には車がたくさん。そしてバイクもたくさん。





若干の雨にも降られつつ、民権西路駅へ。そこからMRTで台北駅へ移動。台北駅から九分最寄の駅までは自強号という鉄道に乗ればいいとのことだったのだが、自強号とはいったいどこから乗るのか…。鉄道の案内らしきものは台鉄とかTRAとか書いてあるのがそうなのかな。とりあえずその表示に従って上へ上へ。結局1階まで到着。



台北



きっぷを買う窓口を探さないといけないんだよなーとテケテケ駅内を歩いてたら、どうやらそれっぽいのを発見。





窓口。うむ。どうすればいいのか。とにかく自分が乗る鉄道を調べようと、発着表みたいなのを見てみた。





そもそも自分が乗るのは上りなのか下りなのか。自強って書いてあるのが自強号なのか。でも他にもたくさんあるし、さらに自分の行きたい駅に止まるのかどうか。眺めていても始まらないので、ともかく自分の行く駅「瑞芳」と自強号とだけメモに書いて、窓口のお兄さんに見せてみた。当然中国語で返ってきたけどわからないので英語とちゃんぽんで応対。すぐ乗るのかと質問されたので頷いたら発券してくれた。





9:30の自強号かなとばかり思ってたら9:20とな。しかも莒光とな。値段も自強号だと確か80元という話だったのに62元。いいのかな?まあでも駅は合ってるし座席もあるし、いっか。そして乗り場は1階下がるので、下の階へ。こちらの階の方には「高鉄」という表示もあった。高鉄とはつまり新幹線ですな。高鉄も一回乗ってみたいんだよなー。などとうろうろしていたら、何やらお弁当が積まれたお店を発見。そうだ、台湾には駅弁があるんだった。お店に入ると、高鉄の絵の入った同じ種類の駅弁(便當)がどーんと積まれてる。これはやっぱり買うしかない!



台鐵便當



60元でした。プラス10元出すとペットボトルのお茶が付いてくるのだけど微糖だったのでやめて別のお店で飲み物購入。
そして改札は高鉄の改札の隣にあった。






4Bね。よしよし合ってるな。改札は自動改札なので日本同様切符をくぐらせて、階段を下りてホームへ。各号車の止まる位置の前にはたくさん人が並んでる。えーと、5号車はちょうど今降りた階段のすぐ下か。ホームには電光表示も合って英語表示もあるからわかりやすい。まあ漢字の方がわかるっちゃーわかるんだけども。掲示板を見てたら、4分遅れで到着すると表示されてた。まあそんなわけでしばらく待ってたら電車到着。





入口近くで降りる人を待ってたら、そのうちの一人のお年寄りがちょっとふらっとして、その瞬間周りにいた人たちが一斉に手を貸したりしたのを見て、ああ台湾だなあと実感。夜市やMRTでも似たような場面に何度も遭遇した。
そして5号車に入り席を探す。日本のような5A,5Bみたいな表示ではなく各座席に通しで番号が振ってあるので列がわかりづらいけど、普通に探せばすぐにわかるわけで。





16番なので通路側やね。





車内はこんな感じ。ちょっと古いけどシートピッチやたら広くてフットレストなんかもあって快適快適。窓の外は、台北過ぎて2つ目くらいまでは地下だったけど、その後は地上に出たので、そこでお弁当を食べる。わー、お弁当まだあったかいぜ!





いわゆる拝骨飯というやつやね。まだ朝ごはん食べてなかったのでがっついた。味はまあまあかなあ。ちょっと油っぽいけど。完食したらちょっと気持ち悪くなって電車に酔ったw


そして1時間ほどして目的の駅、瑞芳駅へ到着。


瑞芳駅から九分へ…?






駅の改札はホーム階段上にあるので、そこで切符を提出。駅舎へ向かう。



瑞芳駅



ご覧の通り雨です。





雨は結構激しく降ってたので、駅前にあったお店で傘を購入。ビニール傘50元。ないよりマシだと思って買ったけど全然クオリティ高かった。そしてここから九分へはバスで移動なのだ。バス停は駅の向かいにあるスーパー前にあるらしい。まあ、探さなくてもすぐわかる。だって九分へ行く人で溢れ返ってるんだもの。バスも結構ひっきりなしにやって来る。他の観光客に合わせて、流れのままバスに乗る。最初にバスの運賃を払うらしい。確か25元とガイドブックに書いてあったので、その通りに25元を運転席横の箱に入れる。たまたま運よく座れた。





このあともじゃんじゃん人が乗ってきて、立ちもいっぱいのまま出発。





バスは駅前の街から山の中へ。





山上に上がるに従って霧が…そして山道なので揺れる揺れる。座ってなかったら危なかった。そうこうしているうちに、また街が現れ始める。そしていよいよ九分辺りに到着。ここが九分ですよー!っていう日本語まで聞こえた。殆どの人がここで降りる。





窓の外を見たらすごいたくさんの人すぎて、なんか降りる気がなくなってしまった。このバスはまだ先があるし、隣にいた女学生4人組は九分で降りなかったので別の観光地があるのかもしれない。よし、もうちょっと先まで乗ってみようじゃないか。


というわけで九分ではなく別の場所に行くことになったのである。続く