ガッタス総括 1
では、いよいよ今回のガッタスの感想を書きます。
とりあえず、今回のガッタスは「1回戦+準決勝」と「決勝」では、あらゆる面で全く別のチームだったんで、今日は1回戦+準決勝バージョンのガッタスについて。
以前、北澤監督がインタビューで、
「今までのガッタスは全員で戦ってきた。
しかし2006年版ガッタスは更なるレベルアップのため、ある程度レギュラーメンバーを固定して戦っていく」
といった趣旨の発言をしました。
その言葉通り、06年、1発目の公式戦、GyaOカップでは辻ちゃんが出場機会なし。
その後のいくつかの大会では、前回の3rdもそうですが、柴ちゃんが出場機会がなかったり。
あと、試合中でも選手交代の頻度は激減したりと、2006年版ガッタスはそのカタチを示してきました。
やっぱり、この環境で北澤監督が求めていたものは「ポジション争いの意識」「試合に出場することに対する飢え」だったんでしょう。
3rdのみうなしかり、今回のミキティしかり、06年一発目には、いわゆるスタメンとして扱われなかったふたりが最近急成長を見せているのは、この効果だと思います。
その一方で、3rdではガッタスの試合中もベンチコートを着たまま試合観戦したり、ハーフタイム中に作戦会議の輪から一歩引いていたりと、ちょっと気持ちが後ろを向いているように見えた選手がいたのも事実です。
(GyoOカップの会場くらい寒かったのならまだしも、3rdの名古屋会場のベンチでコート着ながら試合見てる人を、ここ一番で起用しようとは思ってくれないでしょう。)
そしてなにより06版ガッタスでは優勝は1度しかしておらず、結果が出なかった。
そして今回、戦い方を従来のスタイルに戻したわけです。
具体的には、10人のメンバーを半分に割って、
という具合に、完全に2分化したわけですが、これだけ見ると、2005年版ガッタスに退化したように見えますが、これが、大正解でしたよ。
全然、進化ですよ、これ!
まず、前半組は3rdで急成長したみうなが相変わらず好調なのに加え、今回はミキティの成長っぷりが感じられました。
トラップ技術がかなり向上しました。
でも、最も大きいのが、ガッタスの点取り屋、是ちゃんがメンバーにいないことによって、あさみがストライカーとして自覚を持ったこと!
とにかくプレイが積極的になった結果、2得点!という成果が現れましたね。
まぁ、相手チームの敗因はあさみをナメすぎたこと。
carezzaだったらあさみにボールが行ったら最低2人、時には3人がかりで潰しに行きますよ。
1人くらいマークに来られてもなんの問題ないくらいの技術はあさみは持ってますからね。
でも、これであさみも自信がついただろうし、これからもやってくれるはずです!
そして、ふたつめの収穫は、前半の試合中も、後半組のみんなは食い入るように試合を見てて、そこにベンチコート着てる選手なんて誰もいない!
そしてハーフタイム中には、前半組は後半組に相手チームの印象を伝えるし、後半組は前半組に、ベンチからみた印象を伝えるしで、自然発生的に全員がディスカッションしてて、3rdまでにできてたスタメンだけの小さな輪を遠巻きに見つめる控え選手、みたいな見えない壁が全く無かったんですよね。
ほんとうに全員で戦ってることが強く意識できてました。
で、後半組には守備でまいちん、攻撃で是ちゃんと、軸になる選手がきっちりいるんで安定感もあるし。
思えば、今まで数多くの大会で優勝してきたガッタスのメンバーが「スピリッツ・オブ・ガッタス」で、口を揃えて、一番印象的な優勝をした大会として挙げるのが、去年の7月大会。
この大会がまさにこういう戦い方をしてて、決勝なんてcarezza相手に是ちゃんを温存したまま10人で戦って勝利したという、すごい勝ち方をしたわけです。
で、今回がその再現とばかりの戦い方!
だって、ガッタスの登録メンバー全10人の試合出場時間が、1試合あたり全員8分でしょ!?
そんな戦い方をして決勝まで行けるチームって絶対にガッタスだけですよ!
carezzaの小島くるみちゃんやTEAM dreamの高本彩ちゃんはブログでよく、
「全員で勝ちたい」「得点ランキングにウチの全選手を載せたい」
なんてよく書いてますが、こんな戦い方がふたりの理想なんでしょうね。
くるみんは、「ガッタスは全員で勝ちに来ようとしてるのが見ていて伝わるから腹が立つ」
って言った事がありますがw
まさにこの戦い方が、自分のやろうとしてたことの核心をついてるからこそ、起こる感情なんでしょうね。
でも、おいらはカレもチードリも、そういう方向にもって行こうと努力してることは共感できます。得点ランキングを見ても、ガッタス3人(是永・あさみ・吉澤)に対して、チードリ4人(宇津木めぐみ・阿部絵里恵・高本彩・松永涼子)、カレ5人(小島くるみ・長谷川桃・井本操・ふるけいこ・富田麻帆)っていう部分でも、すごいと思います。
ひとりでも多く出場させ、なおかつ結果を求めるのは難しいことですが、うまくバランスを取りつつ、やっていって欲しいと思います。
で、ガッタスがこの戦い方で優勝まで持っていけたら本当に最高だし、こんこんも悔いなくスフィアのラストを締めれたと思うんですが、おいらは1回戦のミスマガジン戦でこの戦い方をしている時点で、
「今のスフィアは1年前とはレベルが違う。
決勝の相手がチードリでもカレでも、このやりかたじゃ勝てない」
という不安は持ってました。
で、準決勝のYOTUYA CLOVERS戦に勝利した後、よっすぃ〜とこんこんの勝利者インタビューがあったんですが、このとき、よっすぃ〜が全然、笑ってないんですよね。
今回、まさかの1回戦敗退を喫したカレのくるみんがブログで敗因を、
「フットサルを楽しめてなかった」
って言ってるんですよね。
決勝の相手、チードリは常に満面の笑顔で、今、フットサルが楽しく楽しくて仕方ない感じ。
一方、よっすぃ〜の堅い表情の原因....
今になってよくよく考えてみると、こんこんのために決勝は負けられない、とか、いろんなものを背負い込みすぎてたんじゃないかと思いますね。
楽しめてなかった。いろんな意味で。
ってことで、明日は決勝のガッタスに触れます。
ところで、4thといえば印象的なのがこんこんの引退セレモニー。
これに対してだいちょさんがすばらしい日記を書かれているんで、ぜひ読んでみてください!
後は恒例の小ネタ集を。
- 四谷の守護神、伊藤雅子様がついにブログを始めました!
四谷結成秘話も書かれてて読み応え十分なんで、よかったら見てください!
ところで雅子様って元・VERSUSなんですね。最近やっと気付きましたw
昔、猿岩石と歌うたってましたねw
元・相方はアリtoキリギリスの石井正則(ちっちゃくて古畑に出てるほう)の奥さんですねw
http://masakoxx.blog66.fc2.com/
- 南葛YJシューターズのKONANちゃんも現在ランキングサイトに出てますね。
こちらは誰でもすぐに1日1回投票できますんで、もしよかったら投票してみてください!
まぁ、現在、圧勝してますがw
グラビアクィーンへの道
http://www.shimokita2.com/queen/index.html
- 一方。ピンチなのが金井アヤにゃンのほうです。
もしよかったらこっちも1日1回投票お願いします!
http://www.doing.tv/life/special/talent/
(現在、荒木20%、アヤにゃン18%!だいぶ追いついてます!)
今日のサイン
SCANCH(すかんち)
ベスト版を持ってますが、いいバンドでしたよ。