『イチロー選手のことが「嫌いだ」』

<2016年9月14日(水)>
イチロー選手のことが「嫌いだ」』

 「最近の自動車メーカーのテレビ広告で、リオ五輪パラリンピックの日本代表選手が<イチローが嫌いだ>とつぶやく」。「筆洗」(160914)はこれを説明する。「<あの人を見ていると、限界という言葉が言い訳みたいに聞こえるから><あの人を見ていると、努力すら楽しまなきゃいけない気がするから>」。そして、もう一人嫌いな人を紹介する。「『自分を改良していくのは楽しい』『一日一日、どれだけ強くなれたか、満足して練習を終えられたかで、毎日を生きている』。汗が光る言葉の数々にため息が出る。伊調選手が『嫌いだ』」。

 私もイチロー選手が大嫌いである。私の時間をどんどん奪うのである。イチロー選手の出る試合があるとついつい見てしまう。この人にどんな魅力があるのだろうか、とも思うこともなく、そのプレーの一つ一つに魅入ってしまう。スタンドプレーには見えないファインプレーを簡単に行い、それをアピールするでもなく、次のプレーに入ってしまう。その点まだ、伊調選手は嫌いになっていない。それは、見る機会が少ないので、大丈夫なであろうが、その国民栄誉賞を授与され、その直向きさが多く報告されるようになると、一生懸命見てしまい「伊調なんか嫌いだ」となるでしょうか。(JN)