『腰痛と闘う人類』

『腰痛と闘う人類』<2017年9月2日(土)>
 「腰痛の悩みを先月17日の当欄に書いたところ、思いがけず多くの方々から手紙やメールをいただいた」と『天声人語』(170902)。それぞれの対策「親身の言葉と助言の数々に励まされる」と。そして、「厚生労働省の調査によると、数あるけがや不調の自覚症状の中で1位は腰痛である。肩こり、せき・たんよりも多い。『国民病』と呼ばれるゆえんだ。四足歩行から二足歩行に移ったのが腰痛史の始まりだとすれば、国境を越えた宿病と言ってもよいだろう。今回ご紹介した手紙の主はどなたも80代。効果効能、向き不向きは人それぞれとはいえ、人類共通の痛みも工夫と継続次第ではね返せるという見本である」と。
 (JN) 腰痛とは十代からのお付き合いであるが、現在はお別れしている。なぜ、腰痛とお別れすることができたのか、またどういう時に仲良くなるのか、わからない。想像するには、ストレスのアップ、体重増加、無理な姿勢の継続などが考えられるが、いくつかの要因が重なり、腰が悲鳴を上げるのであろうか。予防として行っているのは、体を揚げるのを30度までにする腹筋、軽いストレッチ体操、そして軽いスクワットである。仕事仲間には手術をした者もいるが、それが持続的決定打になっているのか。今はそんな調子だが、これからどうなるのか。老後の親の状況を見ると、父親は杖が必要なぐらいに見事に腰が曲がって腰痛に苦しんでいた。母親は姿勢が良く腰痛を聞いたことがなかった。さて、どちらになるか。とにかく、寝ても起きてもどんな格好をしていようと容赦なく痛みつけるあの腰痛、もう勘弁してもらいたい。腰を伸ばそう。