『一日の労働時間が二十三時間超?』

『一日の労働時間が二十三時間超?』<2018年2月17日(土)>
 <24時間タタカエマスカ>。バブル期、「欧米からは『過度な長時間労働で安い商品をつくっているのはアンフェア』と批判が出た。あれからずいぶんたち、事態は改善されたかといえば、正規労働者の労働時間は、あまり変化がないという」。『筆洗』(180217)はこれを思う。「過労死は止まらず、政府は『働き方改革』の旗を掲げて対策に乗り出したものの、どうも、あやしい」。国会に出した情報、「一般労働者の中に『一日の労働時間が二十三時間超』だという人が何人もいたというから、<本当に、24時間タタカエマスカ?>と歌いたくなる」。
 (JN) この国は未だに国民を犠牲にすることを美しいと考えているのだろうか。私たちの生命よりもGDPを上げる事の方が大事なのか。私たちは労働力を売りますが、命は売れません。自分のための時間も売りません。働かねば生きていけないが、働く事が目的となり、その結果が過労死で良いのか。労働について、法律がどこまで関与すべきかという問題があるが、労働力を売る身は弱者であり、これは国が守らねばならない。今の政府はそれよりも大事なものがあるようだ。この状況を生み出したのは何であろうか。自分たちの幸せ、理想、目的を十分に考えて、国会のやり取りから未来を考えたい。私の時間は私のもので、お国のものではありません。