『噴火の振動は4日の間、降灰は12日間も続いた』

『噴火の振動は4日の間、降灰は12日間も続いた』<2018年8月2日(木)>
 「1707(宝永4)年12月の富士山宝永噴火・・・噴火の振動は4日の間、降灰は12日間も続いた。その後も『風が砂を家の屋根より吹き落とし、世間は、ほこりが目に入って、ことごとく難儀』」。『余録』(180731)は最近見つかった資料について、磯田道史『天災から日本史を読みなおす』から引用する。同じことが現代に起きれば、鉄道は止まり、停電が発生し、健康被害が生じる。「大規模噴火災害を記録し、闘ったご先祖らの経験にも新たな光をあて、備えを固めた方がよさそうである」。
 (JN) 大地震と富士山の噴火、その可能性は、どちらがどれだけあるのか。何れにしても、東京に住んでいる者は、どこかのタイミングで経験せねばならないのであろう。その起きることを拝んで伸ばすことはできないのであるから、その対策をお国だけでなく、自分たち個々が考えねばならないのであろう。今便利に生活をしているその環境が見事に使えなくなるということをどれだけ想像できるであろうか。とにかく、断水と停電が長く続くということに、どれだけ対応できるのであろうか。今いるところを捨てて避難しなければならないのか。サバイバルの訓練が必要か。先の長い人は我が身のために、先の短い人は後継者たちのために、最悪のことを想像し準備をしよう。