2017-09-01から1ヶ月間の記事一覧

『墓地には、彼岸花が、赤い布のように咲き・・・・』

『墓地には、彼岸花が、赤い布のように咲き続いていました。』 「愛知県半田市では矢勝川の両岸を300万本が紅に染め上げる」。『天声人語』(170930)は、「ごんぎつね」(新美南吉)の故郷を紹介する。彼岸花を「『赤い布のよう』と書いた風景を再現しよう…

『「永田町には猛獣や珍獣、それにタヌキもいらっしゃると・・・』

『「永田町には猛獣や珍獣、それにタヌキもいらっしゃると聞いたので」。1992年、国会に初登院した小池百合子氏はグリーンのサファリジャケットにヒョウ柄のミニスカートという服装』 「希望の党」の門出に、『余録』(170929)は想う。「四半世紀後、自ら…

『サウジの女性が自らハンドルを握るようになった時、・・・』

『サウジの女性が自らハンドルを握るようになった時、どんな変化が起こるだろうか』 やっと、サウジアラビヤで女性が自動車を運転できるというニュースに、『筆洗』(170928)は自動車を発明したカール・ベンツ夫人のことを紹介する。「それがいかに便利か自ら…

『falls from the skies』

『falls from the skies』 「ファフロッキーズの日だったか」。『余録』(170927)は先日の航空機パネルが走行中の車に落下したことと、大型ヘリからの石材落下を思う。「ファフロッキーズ」とは「空から降るはずのないものが落ちてくる超常…

『国難突破?』

『国難突破?』 各紙、昨日の安倍首相の衆議院解散の発表を話題にしている。『天声人語』は阿部首相のお好みの大塩平八郎より王陽明の教えを出している。「〈山中の賊を破るは易く心中の賊を破るは難し〉。そうした「心中の賊」を首相は破れるのか」と。『筆…

『「スローマンデー」、月曜の朝、職場に着いてもいきなり・・・』

『「スローマンデー」、月曜の朝、職場に着いてもいきなりギアを高速に入れない』 「ブルーマンデー」を『天声人語』(170925)は考える。「医療の世界でも、月曜の午前に心筋梗塞など心疾患事故の多いことはかねて知られていた。愛知県にある旭労災病院の木村…

『タイブレーク? 「名勝負がなくなるのはさみしい」……。』

『タイブレーク? 「名勝負がなくなるのはさみしい」「プロ野球こそ延長戦で決着を」……。居酒屋では早速、お父さんたちが熱く語る。』 「来春の大会から新たにタイブレーク制が導入されるという」。『春秋』(170924)は甲子園大会での選手宣誓の内容から延長…

『私たちの神隠しはきょうかもしれない』

『私たちの神隠しはきょうかもしれない』 「四万五千の人びとが二時間のあいだに消えた」(若松丈太郎さん「神隠しされた街」)。『天声人語』(0923)は続ける。「チェルノブイリ原発事故の強制疎開に材を取り、1994年につづった。不幸にも福島で現実に…

『北の外相がこれに「犬がほえる声」と応じたのは、殲滅やら・・・』

『北の外相がこれに「犬がほえる声」と応じたのは、殲滅やら火の海やらといった脅し文句の大好きな自分たちのお株を奪われたからか』 「ノーベル平和賞を受けた米国大統領セオドア・ルーズベルトは、『大きなこん棒を持って、静かに話せ。そうすれば話は前に…

『太平洋をはさむ日本とメキシコは、災害の国という点では・・・』

『太平洋をはさむ日本とメキシコは、災害の国という点ではきょうだいのような関係』 メキシコでは「32年前の同じ日にもこの都市を揺れが襲い、約1万人が亡くなっている」。『春秋』(170921)は19日の地震に思う。「19日も追悼式や避難訓練が行われた。そのた…

『人類は「太陽のくしゃみ」をきっかけに自らを破滅させ・・・』

『人類は「太陽のくしゃみ」をきっかけに自らを破滅させかねぬほどの「核の文明」を手にし続けているのだ』20日(水)> 太陽のフレア現象、今回は影響が少なかったようであるが、『筆洗』(170920)は50年前の危機的状況を伝える。「米軍の司令官は、核攻撃の準…

『大学の地方の振興策づくりに研究室や学生が・・・』

『大学の地方の振興策づくりに研究室や学生が協力するケースが増えている』 東京23区の私大の学生数の規制について、『余録』(170919)は、これは「平成の人返し」であるという。過去に「天保年間、幕府は江戸の人口を抑えようと『人返しの法』を出したことで…

『きょうは敬老の日』

『きょうは敬老の日』 『余録』(170918)は老人の日に当たり、認知症の話を紹介する。映画「毎日がアルツハイマー」の映画監督の関口祐加さんの認知症予防財団の広報誌にコラム。介護現場に民俗学の聞き書きの手法を取り入れた介護士になった六車由実さん。「…

『無人探査機カッシーニが地球をあとにしたのは1997年10月・・・』

『無人探査機カッシーニが地球をあとにしたのは1997年10月だった』 無人探査機カッシーニは一昨日、土星での最後の仕事を大気圏突入を以て終わらせた。これを『春秋』(170917)で、「このプロジェクトには日本円にして3000億円を超える費用がかかった。飢えや…

『テレビは「ミサイル」ばかり。日常生活を丁寧に生きる・・・』

『テレビは「ミサイル」ばかり。日常生活を丁寧に生きることの素晴らしさを描いたNHKの連続テレビ小説『ひよっこ』も、吹き飛ばされた』 北朝鮮のミサイルに、「電車は止まり、各地で避難訓練が行われ…という姿を見て喜ぶのは誰か、という気もしてくる」…

『立野峡谷の柱状節理が熊本地震の復興工事で幅110・・・』

『立野峡谷の柱状節理が熊本地震の復興工事で幅110メートルにわたり破壊された』 「阿蘇のジオサイトの一つ、立野峡谷の柱状節理が熊本地震の復興工事で幅110メートルにわたり破壊された」と、『余録』(170915)は嘆く。「ブラタモリ」のお陰で「この列…

『生産性向上ではIT活用への期待が高いが、肝心なのは・・・』

『生産性向上ではIT活用への期待が高いが、肝心なのは働く人のやる気をいかに引き出すかだ』 秦野市の旅館、陣屋の赤字から抜け出した。その努力について『春秋』(170914)は宮崎知子社長の話を紹介する。情報システムを利用した管理により、ミスがなくなり…

『制裁の「効き目」という意味ではそこは水っぽい酒で・・・』

『制裁の「効き目」という意味ではそこは水っぽい酒であり、大きな期待は抱くまい』 今回の国連安保理の北朝鮮制裁案は水で薄めたお酒であると『筆洗』(170913)は、晩年の古今亭志ん生さんのエピソード入れながらその効き目を思う。「水っぽいかもしれぬが、…

『目覚まし時計は鳴った。ところが男は起きない』

『目覚まし時計は鳴った。ところが男は起きない』 アガサ・クリスティの「七つの時計」の目覚ましは死者ゆえに起こすことができなかった。さて、地球温暖化もどんどん時計が進む。異常気象の多くなる地球を救うためのパリ協定のアラーム音を不必要であると言…

『百花繚乱の季節を迎えそうな予感がする。』

『百花繚乱の季節を迎えそうな予感がする。』 桐生祥秀さんが100メートルで10秒の壁を破った。『天声人語』(170910)これに続けと期待する。「欧米の陸上界に『れんがの壁』と言われた記録があった。中距離の1マイル走の『4分の壁』だ。永遠に破れない…

『武道の極意は「戦わず鎮める」にある』

『武道の極意は「戦わず鎮める」にある』 「万一、北朝鮮から日本にミサイルが撃ち込まれた場合、どうするのか」。『春秋』(170910)は、「専守防衛・・・。そもそも正確な察知ができるのかどうか心もとない限りだ。日本の混乱をよそに、きのう建国記念日を迎…

『自らの生活の不満を排外的な主張にすり替える。歴史・・・』

『自らの生活の不満を排外的な主張にすり替える。歴史上、何度も繰り返された愚行だ』 「七人の侍」では農民の総力戦で村を守り、そして平和の中で「ドッコイコラコラ、サーッサ」と、田植えを皆でにこやかに行っていく。『春秋』(170909)はここからトランプ…

『フランスのマクロン大統領、「では、プランBでいくか」と』

『フランスのマクロン大統領、「では、プランBでいくか」と』 「『パリ協定』から離脱するとトランプ米大統領が表明した時に、フランスのマクロン大統領は、『では、プランBでいくか』と。でもBはない。『筆洗』(170908)は心配する。「地球温暖化が進めば…

『ベネズエラのマドゥロ大統領、ドゥダメル氏がタクトを・・・』

『ベネズエラのマドゥロ大統領、ドゥダメル氏がタクトを執る予定だったベネズエラ国立ユースオーケストラの米国公演自体をキャンセルした』 指揮者のグスターボ・ドゥダメル氏は、「深刻な経済危機をかえりみず権力の維持に躍起になっている大統領(ベネズエ…

『週末の仕事、侮りがたし。自治の現場はどうだろう』

『週末の仕事、侮りがたし。自治の現場はどうだろう』 40歳をすぎて画壇にデビューしたアンリ・ルソーは、税関に勤めながら仕事の合間に描いていた「日曜画家」であった。『天声人語』(170906)は、「本業以外の何かに打ち込むスタイルは様々だ。さてこれか…

『裏を返せば働く人を踏み台にした安売り経営が、・・・』

『裏を返せば働く人を踏み台にした安売り経営が、はびこってきた』 「『鳥貴族』が来月、28年ぶりに値上げする」。これについて『天声人語』(170905)は、高田渡の歌「値上げ」を持ち出す。「値上げ」の歌は高度成長期の公共料金、端から値上げを前提であっ…

『隣近所の音をめぐり、お互いさまでは済まなくなった』

『隣近所の音をめぐり、お互いさまでは済まなくなった』 近所の風鈴や火の用心や拍子木や除夜の鐘の音が迷惑である。『余録』(170904)は更に伝える。「東京都武蔵野市は来年4月に開園予定だった認可保育園について、近隣住民の理解が得られなかったとして開…

『植物は、ハチに効率よく花粉を運んでもらうため、カフェ・・・』

『植物は、ハチに効率よく花粉を運んでもらうため、カフェインとニコチンを巧みに使っている』 「実はミツバチもカフェインが大好きだという」。『筆洗』(170903)は、ある研究を紹介する。「コーヒーノキやレモンなどは、花の蜜にカフェインを忍ばせている。…

『腰痛と闘う人類』

『腰痛と闘う人類』 「腰痛の悩みを先月17日の当欄に書いたところ、思いがけず多くの方々から手紙やメールをいただいた」と『天声人語』(170902)。それぞれの対策「親身の言葉と助言の数々に励まされる」と。そして、「厚生労働省の調査によると、数あるけ…

『「おかしも」、周囲の人を「押さない」、慌てて・・・・』

『「おかしも」、周囲の人を「押さない」、慌てて「かけない」、むやみに「しゃべらない」、離れた建物へ「戻らない」』 関東大震災より94年、『天声人語』(170901)は備えと心得について、幸田文に『きもの』から引用をしている。「当座の米5合、梅干し、手…