2012-02-07
■[ゲーム]CHAOS;HEAD NOAH
iPad用のCHAOS;HEAD NOAH HDで、一応全エンディングをコンプリート。
- 出版社/メーカー: 5pb.
- 発売日: 2010/06/24
- メディア: Video Game
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このゲームをやろうと思ったきっかけは、STEINS;GATE 変移空間のオクテットである。昔懐かしいコマンド入力式+ライン&ペイントな表現を試みたアドベンチャーゲームとのことなので、ぜひやってみたいと思ったのである。ところがこれはSTEINS;GATEのファンディスクであるという。ならばSTEINS;GATEをやらねばなるまい。ところがSTEINS;GATEはCHAOS;HEADの続編だという(そんなに密接なつながりはないようだが)。ならば、CHAOS;HEADからやろう、と思ったのである。しかしまあ、時間がけっこうかかるのでちょっと後悔をしていたりもする。
内容的には、オタクを主人公にした美少女ゲーム(エロゲじゃないよ)。SF的な設定が、デカルトっぽいというか、俗流唯識っぽい。人間は表象を通してしか世界を認識できないが、逆にその表象を操作することができれば、世界自体を変えることができるよね、というのが根本にあって、それを実現するための特殊能力/技術がドーパミンだとか反粒子だとかで説明される。
この手のゲーム(ラノベとかもそうだが)をやると、ゲームが生命的なふるまいをしているように見える。ゲームがあるためにはゲーマーが必要である(ゲーマーはゲームの保護者ないし餌)が、ゲーマーが二次元の世界に埋没していたりひきこもったりしていたら、ゲーマー人口が減る可能性がある。ゲーマーを増やすにはゲーマーが安定した収入を持ち、結婚して子どもを作ってゲーム好きな人間を増やすのが一番良い。ゲームが、自分の「子孫」を効率的に再生産するためには、ゲーマーにリア充になってもらうのが一番良いのである。だからゲームたちは、ゲーマーたちのリア充への憧れを最大化するようなストーリーを繰り返し見せることで、ゲーマーの再生産を謀っているのではないか、と。「利己的な遺伝子*1」ってやつですな。
*1:
- 作者: リチャード・ドーキンス,日高敏隆,岸由二,羽田節子,垂水雄二
- 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
- 発売日: 2006/05/01
- メディア: 単行本
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2012-01-05
■[文学][SF][ゲーム]ログ・ホライズン3・4
うむ、おもしろい。
- 作者: 橙乃ままれ,ハラカズヒロ
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2011/08/31
- メディア: 単行本
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- 作者: 橙乃ままれ,ハラカズヒロ
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2011/09/30
- メディア: 単行本
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以下ネタバレ。
『まおゆう』もそうだが、この作家の作品は日本のコンピュータゲームのRPGをメタな視点で描いている、というのが大きな魅力である。4巻で、ある登場人物が〈大地人〉から〈冒険者〉に変わる、という場面があるが、これなども通常の作家であれば少年マンガ的な(あるいは金庸的な)ご都合主義ですませてしまうところであるが、この作家の場合、単なるご都合主義ではなく、とてつもない存在論的=フィクション論的な問題への伏線なのではないか、と期待させてくれる(単にNPCの性能があがった、というのではなく、NPCがPCになったのだから)。Web版も次の五巻*1分ぐらいまでしかないようだし、今後の展開が楽しみだ。
*1:
- 作者: 橙乃ままれ,ハラカズヒロ
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2011/11/30
- メディア: 単行本
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2012-01-03
■[マンガ][大学]高杉さん家のおべんとう4
人文系研究者(特に若手)は必読のマンガですな。
高杉さん家のおべんとう 4 (MFコミックス フラッパーシリーズ)
- 作者: 柳原望
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2011/09/22
- メディア: コミック
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同じ大学マンガでも、『もやしもん』や『宗像教授』シリーズほど浮世離れしていないし、逆に創作童話 博士(はくし)が100にんいるむらほどシビアでもない、読んでいて(少なくとも私には)心地良い塩梅である。
2011-11-06
■[文学][SF][ゲーム]ログ・ホライズン1 異世界のはじまり
まおゆうが面白かったので読んでみた。ウェブ版は読んでいない。
- 作者: 橙乃ままれ,ハラカズヒロ
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2011/03/31
- メディア: 単行本
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TRPGリプレイのような趣だが、TRPGではありえない“Massively Multiplayer”の要素が入っているところが、少し新鮮な気がする。ゲームの実況ではなく、プレイヤーがゲーム中のキャラクターになりきっている部分と、あくまでもゲームであるという部分を往復するのがTRPGリプレイの特徴だと思うのだが、この小説ではSF的なしかけ(なのかどうかは、これから読んでいくことで明らかになるのだろうが)を使ってMMORPGのなかでTRPGリプレイ的なことをやっているような感じ。今後の展開に期待。


