恩返し

今日はプレゼンを3回もやった。午前は研究所でオーストラリアの技術者の人に、午後は本社に出向いて工場を統括する部署と、品質保証セクションのみなさんにそれぞれプレゼンしてきた。


一年以上に渡り精査してきた検査システムを、学会発表したデータも交えて、実際に工場製造現場に導入できるかを問う重要なプレゼンだった。感触としては、同行した部長は「イマイチだったなー」と言っていたけど、僕としてはそこそこの手ごたえがあったと感じている。最初からそんなに上手くいくはずがないと思っているので、否定的な意見が出なかったことは良かったと思っている。
少なくとも品質保証セクションの人たちには、会社の将来を見据えた戦略であることを十分に理解してもらえた。


最近は、いろんな人にいい仕事だと褒めてもらうことが多くなった。僕も我ながらいい仕事だと思う。でも、自分一人の力で出来たわけでは決してない。僕の前に二人の先輩がいて、彼らが土台をずっと築き上げてきてくれて、たまたま僕がそれを上手く組み合わせて仕事を進めることができたというだけだ。僕ももちろん頑張ったけど、僕一人の力ではない。


今でも感謝しているのだけど、僕の前にリーダーをやっていた人が、僕が実験で四苦八苦していたとき、研究に専念できるようにずっと報告書作成を肩代わりしてくれた時期があった。当時自分の能力を超えてオーバーフローしていた僕にそれがどれくらい助けになったことか。そういう手助けがあったから、なんとかここまでやってこれた。
今日も本社でその人に会ってきた。そしていいプレゼンだと褒めてもらった。僕はあのときの恩をいつか返したいと思っているんだけど、能力の高い人だから、僕のほうにヘルプを求めてくることはめったにない。


僕が受けた恩返しはその人にではなく、昔の僕のようにまだ検査のイロハを分かってない新人さんに返してあげればいいのではないかと最近では思うようになってきた。今では僕もグループの中では古参になってしまい、僕にしか出来ない検査のテクニックなどが結構ある。そういう技術や知識なりを、新しく入ってきた人たちが受け継いでいけるような体制を整えるのが、僕の今の使命である気がする。
というのも、今までの技術伝承は微生物センスのある人にしか受け継がれてこなかった。そこで僕は共通の財産として、誰もが一定の微生物センスを磨いていけるような教育システムを作ろうと思う。そうすることにより、技術レベルの底上げが可能になるはずである。そういう風に恩返ししていきたいと考えている。


今日はプレゼンを3回もやった。午前は研究所でオーストラリアの技術者の人に、午後は本社に出向いて工場を統括する部署と、品質保証セクションのみなさんにそれぞれプレゼンしてきた。


一年以上に渡り精査してきた検査システムを、学会発表したデータも交えて、実際に工場製造現場に導入できるかを問う重要なプレゼンだった。感触としては、同行した部長は「イマイチだったなー」と言っていたけど、僕としてはそこそこの手ごたえがあったと感じている。最初からそんなに上手くいくはずがないと思っているので、否定的な意見が出なかったことは良かったと思っている。
少なくとも品質保証セクションの人たちには、会社の将来を見据えた戦略であることを十分に理解してもらえた。


最近は、いろんな人にいい仕事だと褒めてもらうことが多くなった。僕も我ながらいい仕事だと思う。でも、自分一人の力で出来たわけでは決してない。僕の前に二人の先輩がいて、彼らが土台をずっと築き上げてきてくれて、たまたま僕がそれを上手く組み合わせて仕事を進めることができたというだけだ。僕ももちろん頑張ったけど、僕一人の力ではない。


今でも感謝しているのだけど、僕の前にリーダーをやっていた人が、僕が実験で四苦八苦していたとき、研究に専念できるようにずっと報告書作成を肩代わりしてくれた時期があった。当時自分の能力を超えてオーバーフローしていた僕にそれがどれくらい助けになったことか。そういう手助けがあったから、なんとかここまでやってこれた。
今日も本社でその人に会ってきた。そしていいプレゼンだと褒めてもらった。僕はあのときの恩をいつか返したいと思っているんだけど、能力の高い人だから、僕のほうにヘルプを求めてくることはめったにない。


僕が受けた恩返しはその人にではなく、昔の僕のようにまだ検査のイロハを分かってない新人さんに返してあげればいいのではないかと最近では思うようになってきた。今では僕もグループの中では古参になってしまい、僕にしか出来ない検査のテクニックなどが結構ある。そういう技術や知識なりを、新しく入ってきた人たちが受け継いでいけるような体制を整えるのが、僕の今の使命である気がする。
というのも、今までの技術伝承は微生物センスのある人にしか受け継がれてこなかった。そこで僕は共通の財産として、誰もが一定の微生物センスを磨いていけるような教育システムを作ろうと思う。そうすることにより、技術レベルの底上げが可能になるはずである。そういう風に恩返ししていきたいと考えている。