どっちかというと、ほのぼのニュースだな、「急性Wii炎」。

 「炎」と名のつく疾患名なら、炎症をおこしている臓器名に「炎」をつけるもんだと思っていたんだが。尿道炎しかり、膀胱炎しかり。YOMIURI ONLINEより。
「急性Wii炎」…ゲームで肩痛のスペイン医師、自ら命名
 要は、Wiiでゲームをやり過ぎたことで起こり得る、筋肉炎や関節炎のことを言いたいのかな。
 で、The New England Journal of Medicineでソースを検索。ココの号の1記事。

Acute Wiiitis

 たしかに「急性Wii炎」だ。でも表現の方法としてどうなの?
 たとえばさ、んーと、ギター弾いてて手が痛くなることがたまにあるんだけども、「急性ギター炎」?「Acute electric guitaritis」?どう?
 以下は記事。

急性Wii炎」…ゲームで肩痛のスペイン医師、自ら命名
 任天堂が昨年末に発売したゲーム機「Wii(ウィー)」でテニスのゲームに熱中し、肩を痛めたスペインの医師が、この痛みを「急性Wii炎」と名付け、7日付の米医学誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」に注意喚起の投稿をした。
 Wiiは、画面を見ながらコントローラーを振り回すなどして、ゴルフやテニスなどを実際に似た形でプレーできるゲーム機。
 投稿したバルセロナ市のジュリオ・ボニス医師(29)は「日曜の朝、右肩に激痛が走った。何の運動もした覚えがなかった」と自身の体験を伝えた。心当たりは前日、Wiiを買ってから数時間にわたってテニスゲームをしたこと。消炎鎮痛剤を1週間服用し、Wiiを一切しないことで完治したという。
 「ゴルフなどのゲームもあり、予想しない筋肉を使うこともありうる。医師はWii炎多発に注意すべきだ」とボニス医師は結んだ。
 Wiiは3月末までに世界で約584万台が売れている。任天堂広報部は「強く振り回さなくてもプレーできる、と繰り返し説明している。注意しながら楽しんでいただきたい」としている。
(2007年6月10日3時2分 読売新聞)