エアー ボマー

mosshaven2007-07-13





アメリカで戦時中使われた
空中爆撃機Air Bomberは 6基。
プロペラ機としては 世界一大きいが
そのうち 2基はまだ現存、ここ スプロート レイクで
使われている。



勿論 爆弾を落とすわけではなく、この大森林の土地で
山火事が起きたとき、或いは起きそうな季節などに この
湖の水をくみ上げて 森林に 水を爆撃、世界一大きい 
ウォーター ボマーとして 必要とあれば アメリカにまで
飛んで活躍。  一回で 27トンの水の量が落とされる。



この夏は オーナーの木材会社が 特に イベントとして 
湖でその様子を見せてくれることになり、私たちも 
ボートに乗り込む。

岸辺にも沢山の人だかりがしているが 半世紀以上たった
貫禄の爆撃機、水面に現している 姿をまじかで見ると 
これは なかなかの威圧感. 

 

待つこと およそ 小半時(古色蒼然とした機体を目の
前にすると こんなことばがぴったり) いつのまにか 
周りにはどこから集まったのか かなりの数のボートが。  



なんとなく こちらのボートは 皆の注目。  それは この
写真を見れば一目瞭然、こんな可愛い魅力的な美少女達が
のっているから。 何なら プロマイド(ボマーだけでなく
ブロガーも言うことが古い)の リクエストも?

やがて 機体の横の入り口に 乗務員がタラップを使って
入り込む。 スタートしはじめたら 耳をつんざく
ような爆音(これにはさすがの ナナのほえごえも
負ける)を想像しながら写真をみていただきたい。

機体は ぐるっと大きく回って 方向としては 私たちの
真横のほうで 水しぶき、というか大きな水煙をを上げて 
そして 飛び去ってゆく。  壮観な 風景だ。 こんな
機会はめったにないのだから 写真などとらずに しっかり
自分の目で見たかったような気もする。

暑くもなく、くもってもいず 最高の日和だったが
1時間近く 影のないボートの中にいて 頭痛に少し船酔い、
山荘で一休みの 私にひきかえ、 若者は元気、今度は 
ウォーター ボーム ならぬ ウォーター スキーで
この日を 締める。