いさぢちんメモ

2011-12-30

[]2011年に読んだラノベは300冊

いつもろくに管理せずいい加減に読んだり積んだりでわけが分からなくなるので、今年はちゃんと何を読んだのか記録を付けて、ついでに年末に振り変えるのを目標にしようと思い立ちまして、twitterで読了した本のタイトルを記録することにしていました。途中から面倒くさくなってブクログを利用し始めましたが、やはり読書管理サービスなどを使った方が便利ですね。

isajiさんの2011年の読書グラフ - ブクログ

とりあえず毎月、その月に読んだラノベの中で一番のおすすめを最低1冊でも挙げていこうと思い、それを意識して読書していました。1年間続けられるとは思いませんでしたが、案外続けられるものですね。読書数をカウントするのはそれなりに読書へのモチベーションを維持することに貢献しているような気もします。もっとも、数に気をとられて内容を疎かにしてしまっては本末転倒なのですが。

そんな感じで今年1年を振り返ってみるエントリでございます。

1月

isajiさんが2011年1月に読んだ作品 - ブクログ

昨年末の「2010年に読んだラノベ」エントリを幾つか読んで、気になったシリーズ「ココロコネクト」や「サクラダリセット」「機巧少女は傷つかない」をまとめて買ってきて読んだ月でした。

うちの魔女しりませんか? (ガガガ文庫)

うちの魔女しりませんか? (ガガガ文庫)

ミラがかわいい。

人間によく似ているけれど全く別の生物「魔女」が存在する世界で、人間に保護されていた"最後の魔女"が死んだのち、その魔女の娘を主人公が拾い、ともに生活し、最後に魔女の楽園へ送り返す、出会いと別れのストーリー。うろ覚えで書いてるけど、だいたいあってるはず。この作品はとにかくラストが最高。中盤までは、ロリベによくある、ちっさい女の子かわいいちょう可愛いから愛でるペロペロしたい僕めろめろという感じで、女の子がぴんちになって助ける展開ではあるのですが、ミラが可愛くて可愛いからずっと一緒にいたいのに、ミラの幸せを願って送り出すわけですよ。幼女との別れ、泣けますね。後日談もなくさっくり終わるのがいい。2巻が出るときいたときは、そりゃあねえよ、って思ったけど、別の魔女のお話だったので僕満足。そちらもおすすめです。

うちの魔女しりませんか? 2 (ガガガ文庫)

うちの魔女しりませんか? 2 (ガガガ文庫)

2月

えんため大賞電撃大賞の月です。

isajiさんが2011年2月に読んだ作品 - ブクログ

電撃の「アイドライジング!」と「青春ラリアット!!」は面白かったですね。どちらも長期シリーズになることを願っています。

1月末発売のえんため大賞作はどれも面白かったけれど、今となるとソーマキューブは2巻で完結、○×△べーすは続きが出ていない。生き残った思春期妄想はこの先も継続して欲しいです。あすみがちょうかわいい。

少女漫画っぽいと感じたのは、ただ主人公が女の子というだけでなくて、周囲を固める男の子キャラのポジションが特にそういった印象でした。主人公があこがれているヒーローは幼なじみで、事情を理解して手助けしてくれるのが親友キャラというあたり。銀ハモの研ちゃんとかを思い出しますね。

3月

isajiさんが2011年3月に読んだ作品 - ブクログ

いやまて。五年二組の吸血鬼があるじゃないか。

五年二組の吸血鬼 (一迅社文庫)

五年二組の吸血鬼 (一迅社文庫)

イラストだけで話題になった気がするけど、中身はもっとひどい。全裸ばんそこロリ放尿。完全にアウトです。

4月

4月はあまり読んでませんね。

isajiさんが2011年4月に読んだ作品 - ブクログ

踊る星降るレネシクル 4 (GA文庫)

踊る星降るレネシクル 4 (GA文庫)

しばらくるるルの新刊が出てないので内容を結構忘れてしまっている。過去のツイートを見てみたら「もうふちゃんかわいい」とか「もうふちゃんぱじゃまーじゃなかった死にたい」しか言ってなかった。クタクタになるまで着古した上着回しているうちに上下が揃わなくなっている万年ぱじゃま娘とかそんな方向でお願いします。レネシクル関係ないですが。

この月は「学校の階段」の作者である櫂末高彰さんの新シリーズである「夢魔さっちゃん、お邪魔します。」が刊行されましたね。読んだのは次の月ですが。

夢魔さっちゃん、お邪魔します。1 (ファミ通文庫)

夢魔さっちゃん、お邪魔します。1 (ファミ通文庫)

人間の夢の世界を管理する夢魔のさっちゃんと共に、主人公の夢世界を壊した犯人を見つけ出すお話。夢世界の不具合がリアルでの不調に直結する設定で、ちょうど高校受験を控えている主人公にとっては無視できない事件である。という導入から、疎遠になってしまった幼馴染みの現ちゃんが抱えるドロドロしたものが明らかになるわけですよ。悪感情をむき出してヘタレ主人公に噛み付くヒロインは最高です。そんなこんなで問題を解決して続く2巻では打って変わって現ちゃんの猛アタックが開始され、仕切り直してラブコメ展開に突入か、と思いきや3巻ではまさか! まさかの展開に!! いや、これには驚きました。俺はファミ通文庫を一生許さない。

5月

このあたりからブクログを利用し始めて、読書管理がとても楽になりました。

まだ5月ですが今年の俺ベストラノベが決定してしまいました。

雨の日のアイリス (電撃文庫)

雨の日のアイリス (電撃文庫)

心優しい主人に仕えていたロボットが主人を失い、幸せな日常から一転、過酷な運命を辿り最後には救われる話。ベタベタだけど、それが分かっているからこそ安心して泣ける。導入部からこの後待ち受ける過酷さを仄めかしているので、幸せなはずの一章からしてもう涙無くては読めず、AIを無骨な筐体に押し込められ強制労働させられる段ではその健気さに心打たる。とても優しくて綺麗に澄んだ物語でした。

キミとは致命的なズレがある (ガガガ文庫)

キミとは致命的なズレがある (ガガガ文庫)

ミスリードと伏線回収がうまい」って読了当時の感想に書いてましたが、いまいちそこまで細かいところまでは覚えていない。ただうまい具合に真相をバラすのと新たな謎が提示されるタイミングがちょうど良く、物語が二転三転してもうまく転がされているような感覚になったような覚えがあります。たとえるなら難易度調整が絶妙なお使いゲーをプレイしてる感じ。

ミステリーと思って読むと物足りないかもしれないサイコなサスペンスです。

6月

いわゆる「初めて読んだラノベ」というやつで記憶にあるのは「聖刻の書」「聖エルザ」「宇宙皇子」「銀英伝」あたりなんですが、その中で当時そんなに読み返した覚えのない「聖エルザクルセイダーズ」をいつか読み返したいと思っていて、ようやく手を出したのですが、どうしても古臭く感じてしまい結局3巻の途中で止めてしまいました。当時は確かに面白かったんですけどね。昔のラノベは良かった、なんてのも結局は思い出補正なのかなあ、と。女の子の集団の中に男が一人だけ入ってきて事件に巻き込まれていくようなストーリーは、今ではよくあるけれど、そういった萌えラノベの原型でもあったんじゃないだろうかと思っていて、ストーリー自体は今でも充分に読めるものだとは思うのだけれど、謎解き要素を絡めているあたりや萌えの方向性あたりが、やはり現代とは違う感じなんでしょうか。

それはともかく。

赤鬼はもう泣かない (ガガガ文庫)

赤鬼はもう泣かない (ガガガ文庫)

「女子の二の腕おいしかったです」から始まる伝奇もの。最近流行りの変態主人公かと思いきや、いや実際変態なのですが、そのへんは物語のツカミでしかなく、結構まともな妖怪物として読めました。軽い語り口で物語に引き込んでおいて、後半は一転して村の因習を題材に、半妖怪である主人公が人間と妖怪の間で揺れる切ない話へ持って行き、ラストも綺麗に終わる。鬼の証文の伝承は各地に残されているので、そのあたりの仕掛けは気付きやすいけれど、よくある伝承のように岩に手形を残すのではなく、まさかあんな所に、というあたりが鬼と人との結びつきの妙を思わせる素敵な演出でした。

7月

振り返って見てみれば、結構印象に残っている作品もあるのですが、読後すぐの感覚だとこれが一番だったらしい。

お留守バンシー (電撃文庫)

お留守バンシー (電撃文庫)

第12回電撃小説大賞物件。この時の受賞作は、大賞の「お留守バンシー」銀賞の「狼と香辛料」「火目の巫女」だけ買って長いこと積んでいて、話題になった「狼と香辛料」だけ読み続けていた(けど、ヨイツに向かわず回り道し始めたあたりから読んでない)のだけど、ふと1巻を読んでみたらとても好きな作風だったので、続けて読んでしまいました。これ、あんまり話題になってないのは勿体無いですね。

バンシーといえば死を告げる為に家の前で泣き続ける精霊が有名ですが、こちらのバンシーは女の精霊の総称としてのバンシー、みたいなの。家を守り、乳房を吸わせた赤子の願いを叶える伝承のあるバンシーですね。この精霊が棲み付いた家は富貴自在なり、という日本で言うところの座敷童子のような精霊でもあります。

主人であるブラドの留守を守り、仲間の怪物や魔物たちと面白おかしく生活するさまはとても和みます。これといって特筆すべき部分もインパクトのあるストーリーでもなく地味なのが、あまり話題にならない原因かもしれない、とは思いましたが、こういうほのぼのした作品もたまには良いですよ。

……じつはイラスト買いだったのですが。

8月

このあたりから読書数が増えているのは、たぶんストレスのせい。

試読版のアレっぷりが話題になったアレ。

のうりん (GA文庫)

のうりん (GA文庫)

頭の固い人にはオススメできない。

9月

積読を崩しています。

彼と人喰いの日常 (GA文庫)

彼と人喰いの日常 (GA文庫)

記憶だけで感想を書くのもそろそろ辛くなってきたので、読後の感想をそのまま載せておく方向に転換。

ポイントは人外がちゃんと人外してるところかな。

10月

さっちゃん……。

Tとパンツとイイ話 (MF文庫J)

Tとパンツとイイ話 (MF文庫J)

どんな話だったか記憶を辿っていて、そういや異能バトルだったな、とようやく思い出すくらいに異能物の部分よりもパンツの印象が強くて困る。

11月

桜色の春をこえて (電撃文庫)

桜色の春をこえて (電撃文庫)

今年はわりと良作の日常物の恋愛小説や青春小説が多かったですが、その中でも印象深い作品。あらすじと表紙からソフトな百合作品を想像していたけど、これはこれで、いやむしろ百合ではなく友情を育む過程がこそばゆく見ていて微笑ましかった。

これこれ、こういうラノベが読みたかったのよ。って叫びそうになった一品。

12月

これを書いているのはまだ29日なのだけど、たぶんもう今年中はそんなに読む暇がなさそうなので、現時点で。

isajiさんが2011年12月に読んだ作品 - ブクログ

今月読んだ本は27冊。毎月1冊に絞って一番面白かった作品を挙げるってのが実は結構悩みどころで、ブクログで☆5つ付けた作品を睨みつつウンウン唸ったりしてるわけですが、結局1冊に絞れてなかったりでいつも割とグダグダなのでもうどうでもいいや。

ナラー!

耳刈ネルリでお馴染みの石川博品氏の最新作。未来からやってきたカマタリさん。彼女は主人公に美人で有名な曽我野三姉妹を攻略するように要請します。その理由が――

こんなお馬鹿な導入から、ノリの良いツッコミとギャグに翻弄されてるうちに、気付いたらちゃっかり青春しちゃってていい話になってた。なんかズルい。

豚は飛んでもただの豚? (MF文庫J)

豚は飛んでもただの豚? (MF文庫J)

ココロコと間違えてはいけません。

今年の流行は青春ラノベでした。たぶん。

続きに期待。

ついでに今年読んだ最後の本は

東雲侑子は恋愛小説をあいしはじめる (ファミ通文庫)

東雲侑子は恋愛小説をあいしはじめる (ファミ通文庫)

東雲侑子さん。1巻と同様とても素晴らしかったです。恋愛物は告白するまでよりも、付き合い始めてからの方が面白いと思うのですよ。

今年2回目(たぶん)の、「これこれ、こういうラノベが読みたかったんだよ」的作品。

ベスト的な

ラノベニュースオンラインの2011年ベストライトノベル http://ln-news.com/archives/4692/ にも投票したのでそれにならうと、総合で今年一番面白かったのは「雨の日のアイリス」、今年デビューした新人作家で、というのはなかなか絞りきれませんでしたが「わたしと男子と思春期妄想の彼女たち」、一番感動したのは「うちの魔女しりませんか?」、一番衝撃を受けた作品は「夢魔さっちゃん、お邪魔します。」(打ち切り的な意味で)、とそんな感じになりました。

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