MOSUTOの青春18切符

2013-07-31

―Stand-bys−

10:30

今期CSに出ているプレイヤーは誰もが「勝つため」に遊戯王をしている。 そんなの当たり前だろ、と思うかもしれないが、今期は本当にその傾向が顕著に出ていると思う。

魔導と征竜のあまりのデッキパワーのせいで他のデッキに俗にいう"ワンチャン"すらなくなり、CS結果から見てとれるように上位にはこの2つのデッキの名前しかほぼ上がらない。たまにヴェルズやマーメイルなども入賞するが、メタカードとして王宮の鉄壁や闇のデッキ破壊ウィルスなど必ず入れなくてはならないほど魔導、征竜のデッキパワーは高い。メインギミックになんら絡まないメタカードは事故率を上げ安定した勝率を目指せない為に、使用者は2つのデッキと比べて著しく少ない。

大会に出ても魔導と征竜ばかりでつまらないと嘆くプレイヤーが増え、店舗の公認大会などの参加者も少なくなってきていて、プレイヤー離れから売り上げなども落ちていると聞く。

しかし私はこの環境がカードゲーム的にはもの凄く「面白い」と思ってしまっている。

まずこの環境では勝とうと思ってない、やっていないプレイヤーは本当に勝てない。プレイングにおいて情報量も練習量も足りなく、他のプレイヤーはどうにかして勝つことだけを考えている"ガチプレイヤー"ばかりで、毎週のように開催されるCSから情報を集め、毎回違うプランや対策を用いて勝ちを狙っているからだ。昔の環境ではしばらくやっていなくてもプレイングを学べばどうにかなることもあったが、最近のデッキはパワーが高い為、ワンミスが即死に繋がる。カード一枚の表示形式や置くタイミングを間違えただけで勝ちゲーが負けゲーになることなんてザラにある。定石を知ることも大事だが、その場の状況によって上手くアドリブすることも必要で、その場合経験が物を言う事になる。もし昔CSで常勝していたプレイヤーを今連れてきても、勝てるようになるにはかなり時間がかかるだろう。

デッキのメインギミックは変わっていないのに、その他の採用カードが目まぐるしく変わっていくのも面白い。三ヶ月前の結果と今の結果を見比べてみると、メインデッキだけでも15枚以上も違うカードが採用されていることが見てとれる。細かい魔導書の枚数なども、最適な枚数を求めて日々変化している。いかに誰もが切磋琢磨して勝つためにはどんな構築をすればいいか、と考えているかがわかる。カードプールを限界まで漁り回答を探す。まさか、エクスチェンジやオベリスク、トルネード等が流行り、当たり前のように使われるなんて誰が予想出来たであろうか。汎用的に使われるカードだけでは想定されてしまい、プレイングでケアされてしまう事が多いため、常に新しいカードを考えていく必要がある。そして、メタカードは知ってからでは遅く、詰みが発生してしまう事も多くあるので、これもまた情報量が物を言う事となる。


勝つための遊戯王は、面白い。

aa 2013/10/24 00:25 おいデブ、日記かけ