BINTA

BOOTSFIGHT IN THE AIR

世の中にはどうにもならないことがある。
世の中にはどうにもならないことがあると認識しているけど現実わりとそうでもない人と、実際どうにもならいことがある人と、どうにもならないことなどないと考えるけど現実どうにもならないことに直面したりする人と、実際何でもどうにかできる人と、どうなるかなんて行き当たりばったりみたいな人と・・・。いやあこれ、人それぞれ。
要するに、自分の考え方が受け入れられないことが残念で、悲しい、のだな。

小谷美紗子 の弾き語りベストアルバム 『MONSTER』

CD 買った。
とても良い。なんか知らんがやたら泣ける。なんでだろう。思い当たる節はある。
「こんな風にして終わるもの」。物凄い曲。なぜ今まで知らなかったのか。なぜ過去のベスト盤に入っていなかったのか。なぜしょうもない男性デュオにカバーさせてしまったのか。“モンスター”の呼び名に相応しい曲だと思った。
「3月のこと」。2011.3.11 を経て、その当時作られ無料配信された震災関連曲の新録版。応援ソングともメッセージソングとも違う、ただシンガーとしてはどうしようもないです、みたいな気持ちが綴られた曲で、当時聴いた時はあんまりピンとこなかったけど、なぜか今この収録曲最後に聴くと、歌い出し一行目からグッときて、まぶたに津波状態。五年も経って初めて良さがわかった。
で、もう一回「手紙」が聴きたくなって頭から再生。締めに相応しそうな「手紙」が最後じゃなくて一曲目に置いてあるのが心憎いというかなんというか。
ついでにずっと買いそびれていた 2014 年のアルバム『us』も買った。試聴してもよくわからなかったので買っていなかったのだけど、五回聴いて、やっぱりよくわからない。
しかし EMI 時代の旧譜も欲しくなった。

MONSTER us

「迷家 -マヨイガ-」

2016 年春アニメで唯一観た作品。毎週ニコ生配信で観た。
監督:水島努、脚本:岡田麿里。制作は、イカ娘 のディオメディア
人生をやり直したいと望む三十人くらいの若者たちが、バスツアーで辿り着いた山奥の幻の村「納鳴村」。ひと気の失せた廃村のようなその村で、怪現象や仲間割れやなんやに苛まれながら、これからどうしていくかみんなで考えたりする屈折ミステリー&ホラー系。
SHIROBAKO」並みに主要キャラの数が多く、作風的には「Another」や「BLOOD-C」の 水島努、という感じ。と1話の時に感じて、最後まで観た結果、そのまま印象は変わらなかった。一部怪物っぽいものが出てきたりするけれど、視覚的描写よりも、多人数のキャラによる会話を見せる方に重きを置かれている感じがした。かといって堅い難しい感じの会話ではなく、だいたいぶっきらぼう。大半が相槌とかそんな程度、または投げやりな言葉の吐き捨て合い。その中で多人数居るキャラそれぞれの個性を出しつつ作品自体の空気も作る。ストーリー自体よりもその会話演出を楽しむ作品、だと思った。
舞台とか生演劇に合う内容だったのかもしれない。つまり、アニメとして観ると、あまりおもしろくはない作品だった。結局「迷家」って何なのかわからなかったし。画家、芸術家、みたいな肩書の意味で、迷う人とかそんなところかな。そういう意味ではこの話つくった奴らこそが「迷家」じゃねえか、と思ったり。
水島努 作品らしさもあり、岡田麿里 らしさもあったけど、この二人の発想、混ぜるもんじゃあないな、とも思ったり。そこそこ楽しめたけれど、控えめに言って問題作、控えずに言えば失敗作、だな。

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2016年 夏アニメは、ひとつも観る予定はない。
1 期を観ていた作品の続編も、今はいいや、いつか観りゃいいや、って。


Charlotte」 全 13 話ニコ生一挙放送を観た。
昨夏本放送時に観た時は、最終話の締め方に困惑して、いまいちな評価を下していたけれど、改めてちゃんと、特に後半を続けて観ると、べつに何も悪くないと思った。改めておもしろかった。そこそこ感動した。タイミングとか自分の心境とかも影響して、結構泣けた。


最近、また「花咲くいろは」を朝から、一話ずつ観ていた。
観終えた。やっぱ良いなこれ。古臭い人情とキレイ事の理想論だらけで、結果としてあんまりうまくいかない事が多いのが良い。生きてる。話が生きている。キャラがもがいている。ハートフル、一生懸命ってこういうもんだな、とか改めて思ったり。やっぱり 岡田麿里

ガルパン 劇場版 BD、コメンタリー付きで視聴。

声優コメンタリー。
TV シリーズ、OVA に続き、今回も全く要らない。おもしろくもなんともない楽屋話程度。声優さんら自身の ガルパン 関係仕事の過去話を聴かされて、どうしろと。劇場版アフレコ時のことなどにも一切触れない。各担当キャラになりきって、キャラが本編を観ながら試合などを振り返ってキャラ自身の感想を言う、キャラクターコメンタリーにするべきだと思った。アドリブが難しいなら台本有りでもいい。声優さん同士の仲良しフリートークよりも、本編から外れた日常系ドラマ CD よりも、そっちの方がよっぽど楽しめるに違いない。と思った。
ミリタリーコメンタリー。
プロデューサーや監修者ら六人のおじさん方による本編観ながらの薀蓄語り合い。TV シリーズ、OVA に続き、ほとんど理解できない。が、一応映像に合わせてそこに映っているもののことを喋っているので、つまらなくはない。あらゆるシーンの隅々に様々なこだわりが込められていることは分かった。要るか要らないかで言えば、無くてもかまわないけど。
スタッフコメンタリー。
総監督の 水島努 と 3DCGI 監督の 柳野啓一郎 の二人による、主に 3DCG を使った戦車や背景動画の設定や制作上の苦労話。やっぱり監督の話が一番おもしろい。わりと雑というか適当でとぼけたところもあって可笑しい。付録の鑑賞の手引きのインタビューも読むと、柳野さん は 3D 班でありながら実質もう一人の作画監督なんだな、と思った。CG の戦車がメインのアニメである以上、実質半分くらいは CG でできている作品なのだから、当然といえば当然か。