もちもちおねいまんと4枚の絵

もちはもちや おねいまんはもちもちおねいまんです

2008-07-01から1ヶ月間の記事一覧

届物

目が暗さに慣れるまでの20分間は一刻も早く星の観察をしようと寒空の下に出た彼女にとって過酷に長かった。 (その20分をじっと待てる力を強さと言うのかな。言葉は星みたい。) 言葉は遠くから時間遅れで届く光のようなものだから空に向かって早めに言って…

なりけり

いつか来る奇跡を待って念力念力を送りながら見慣れ見飽きた風景を幾度も眺め高い木は揺れ。時間は十二分にあり減らないことが当たり前のようだったあの瞬間こそが奇跡だったのであるなあ。 ・・・

お中元

そこは図書館というよりも学年ごとの教室のよう。最近流行なのはもちろん○ろいおはなしで「ちょっ・・・*1」 と隣の席の子たちに注意したいのだが何も言わない。言わない代わりにおねいまんはくるんくるんでからんからんな夏のカルピスだよ。・・・ *1:みんなよ…

分類

たとえば図書館ならこのブログはポエム創作イラスト系の棚に並ぶはずで、もちもちおねいまんは「も」なのでとなり近所には「み」「む」「め」「や」「ら」で始まる名前の同様にポエムなひとたちがいるはずなんだけど、 *1 ・・・ *1:(続く)

個性

タンポポは上を向いている。わたしはきいろいから青がすきなの。空とわたしは補色の関係。もっとちかくにゆきたい、ゆきたい、ゆきたい、あの雲みたいに、近くに。念願叶って白く軽やかに空へ向かう。 ゆりはゆっくりと目を開いたあと、うつむきながら地面を…

・・・

愛は惜しみなく奪う

・・・ものだったら盗人の正体は愛になっちゃう三段論法だけど、なんか最初にそれは違うよなと思うから、理屈より最初に違うと思ったほうを大事なものとして、もう、惜しみなく奪ってもらうことにしよう、愛に。・・・

応答せよ

朝五時にスカイプをオンラインにしていたら、誰かに呼ばれた。どこの・・・? *1 ドイツ人だった。 ・・・ *1:首をかしげかしげ見てみたら

輪唱

喜びの歌は確かに歌われていた。手を取り合って歌う夢を見ていた。けれどけれども音楽はゆっくりとここまで届いた。追いかけるように歌おう。終わらない喜びの歌。・・・

・・・

どうしてうどん、そば、スパゲッティー、そうめん、きしめん、ラーメン、などは 麺類 と呼ばれるのだろうか、類。白滝・春雨・ふぉー。*1・・・ *1:とブルーベリーを食べながら思った

いろいろ

いろいろ ってことばをよく使う、わたしはいろいろが好きだ。・・・

形而上学的頑固

心の中にある絵をしばらくの間 逆さまに懸けてみるのはいいことだ。 ― ヘルマン・ヘッセ ― (ドイツ詩人) その絵がどんなのかはわからないけれど、絵を逆さまかけたとききに何が落ちてきて、何が落ちてこないかを考えるのは楽しそう。たとえば、精密的な静物…

海の中で

きみの右はぼくの左で 彼の左はぼくの右。きみが右だといったら右だと頷こう。彼の左にも左様、と頷づき頷くたびに垣間見る海の底で*1カルピスソーダーを飲む金鳥の夏。 ・・・ *1:塩水の代わりに

条件

畳を運び込み、はいはいはいっっと並べてあっという間に そこは和室になるのだった。・・・

一面楚歌

エレベーターのボタンは「開」ひとつでいいのではないかと思った。閉まるときは自動であるのはただ開かれるボタンのみ。 ううん、そうでない。扉自体いらないのではないか。ううん、それだけではない。扉も右の壁も左の壁も、鏡つきの後ろの壁も天井も。床面…

おなじ感じ

緒川沿いの道は犬の散歩道で、わたしはそこから少しはなれたところから犬達およびおじさんを見ているのであった。若い犬がわたしを見てはっと立ち止まった。わたしは遠くからこんにちはといった。こんにちはかわいい犬ですね。犬はわたしを見て動かないので…

効用:全世界のエレベーターに乗るときの 緊張と恐怖の緩和

挟んだり挟まれたりしているのはきみだけじゃない・・・*1↓ http://staki.staki.tk/stakilog/index.php/2008/06/21/270/trackback 考えた 牡丹ボタン覚え方 ・花が開いてるのを押すと扉は開く 閉じてつぼみになってるのを押すと扉は閉じる ・触った形が違うから…

バオバブ

あれをどうしようかなあと数週間放っておいて、ないあたまのなかに空間をつくり光を並べる、絞り出す知恵がないのか、絞る握力がないのか、その両方なのかはわからないけれど、実例を見ながらあれこれあれこれ。ああこれだな、これが サン*1が言ってたバオバ…

身近

*1測ってみたら意外と近いのだ。 http://tophatenar.com/view/motimoti3 もちおまであと4センチ!”・・・ *1:線引きで

はてなは優しいところ

100円玉を積み若干名のギャラリーを携えて一人アーケードゲームに興じている。と、脇から無言でコインを入れて対戦モードボタンを勝手に押し 昇龍拳 波動拳 昇竜拳 波動拳 昇龍拳 波動拳と賑やかな割にあまり技が決まらぬ相手の出方を見ながら、フライングバ…

探し物

コンタクトレンズをはずしてめがね、めがね、と探し、いつものコンピューターの脇の位置から掴んでかけようとするとき、手に取ったそれは赤っぽいU字型の髪留めなのだった。髪をまとめてくるっと挿してちゃんと夜会巻になっているかないないかなーと確認し…

傾き

首が好きなほうに自然に傾くように、説明は熱心さのあまり物事の未来や将来へと引っ張られる。稲の穂は風により時間により重さにより傾きながら生きる。地球の軸がすこし傾いているのも、なにかが好きなことがあったのかもしれない。・・・

小さな鳥

白くて足の長い小さなことりが千鳥足でてちてちてちと、わたしが歩くほうへほうへ、前を歩く。いつもそんなふうなので覚えてしまった。電線の上に鳩が来て一定の音程でリズムだけの音楽を口ずさむ。道路の脇に生えている草木が白い花をつけて揺れている。わ…

夕方一区切りの時間。晴れた空を見て虹を探した。けれども虹は無かった。子供の頃よく虹を見つけてはしゃぎまわったことを思い出した。靴をそろえて中に入り、ふと「上を向いて歩こう」という歌の題名が頭に浮かんだ。その歌には虹が出てきたのだろうかと頭…

麦と花

その麦畑には所々矢車草が混じっているのだった。翌年のその麦畑には昨年よりもっとたくさんの矢車草が混じった。翌翌年の麦畑はというと、黄金の麦の中に青やピンクの矢車草が満遍なく入り混じっているのだった。どうやって刈るのだろうね、不思議ねと眺め…

105円

「ぶう」 と呼んでいる太くて長いソーセージがある。あるのだけれど、いつもはなく、たまにしかない。それを見つけると買いだめして切って冷凍しておく。そしてお昼のおかずにしている。ぶう のある日はとても幸せだ。 ぶう はY店によくあったのだ。B店で…

おねいまん おめでとう

コンピューターの電源を入れたらスターやブックマークで祝われているもちもちおねいまんを発見し、なんでなんで?星が80も?と思いながら見てみた。星星を見ながら(ああココロ社*1の連打か・・・)等事実を冷静に把握しようと努めながらへやをうろうろし髪を乾…

バースデイ

先先日からのどが痛くなって熱が出てくったりと眠り汗をかいていた。スポーツドリングを飲んで寝て目が覚めた。けれども目を開けたくないなあと思った、だって目を開けたらひとつ年をとる。 夕方、ジャガイモをゆでて塩を少しつけて食べた。今日はじめて食べ…