もちもちおねいまんと4枚の絵

もちはもちや おねいまんはもちもちおねいまんです

2017-03-01から1ヶ月間の記事一覧

分配

小学校から中学校までずっと給食当番の大きい食缶係。平等に配っておかわりしたい人の分もほんの少し残しておくように分配する。*1今年の冬は12月も1月も寒すぎるということもなく、3月も暖かくなりすぎるということもなく、一日一日寒さが均一になるよ…

休日

「わたしの声が聞こえますか」のLPレコードジャケット。次回1割引のレシート。青空に刻印された木蓮の枝と桜の枝の形状。改装業者のバンでいっぱいの駐車場。夕暮れの飛行機雲の起点。メールの発信と知った時点の時差。わたしの中に見つけるわたしの好き…

高校生

貧困なら労働すればいいと高校生の貧困の特集を見て非情に思っていた、わたしは恥じた。この物語を読んで思い出したせいだ。高校時代は相自分の気持ちと自分の気持について焦点を絞って過ごすことのできた時間だったねって。高校生とは高校生をするための時…

抽斗

何かに立ち向かうとき不安で藁をもつかみたい。恐怖の闇で仄明るいほうを手探りすると小抽斗がある。どれでもとひとつ引き出すと「あのひとは最後までわたしの下の名前を読んでくれなかった」が入っていて思い出し泣きする。これらの抽斗はつや消しガラスの…

タンバリン

思い出せない。春の訪れのような今日に似合うあの曲。鳥の飛ぶ空のもっと上から降るタンバリンの響きが、タンポポやマーガレットになって開くような曲。こんなときいもちん*1がそこにいてくれたらねえこれ知ってる?と歌うのに。ピロピロジャンジャジャンて。いもち…

道具

アゼルバイジャンの新石器時代に使われていた黒曜石の小刀や手斧。動物を象った水差しやお守り。円柱の印章は、とある丘の上で粘土を程よく水で捏ねて成型したあとですぐ、やwwばwwwもっといいことwwおもいついたwwwwとすぐ別のアイデアで作りは…

正面

向こうに人がいたら静かに遠回りするし、それは自分の抱えている問題にさえも。遠巻きに眺めてじっと待つ中で偶然開いた隙に入り込むようなわたしよわむし。そんな行為を過去にして、現実に対し現実的に向かっていこう今日からは。 心あたらに目を開ければ霧…

度々

きわめて丸裸に近い姿である。前はバスタオルで隠しているけど背中と尻はでている。そのままの格好でしばらくうろうろしていたこの場所が男子更衣室だと気付いた。後悔が押し寄せる。どうしてタオルを、体に巻きつけておかなかったのおお、タオルをををと。…

否定

浜渦武生氏が答えている。隅々にまで届く声は熱を発して水面下へも進んでゆく。長きにわたり取り組んできた物事への誇りあればこその弁論。輪郭がはっきりと単純になるよう事実や関係性を述べるなかに、敢えて詩的な悪魔の囁きも紛れこませてとにかく聴かせ…

時差

いつもより1時間早起きしてはじめての街に行った。帰宅して、NHK教育テレビをみたら、30分ずつ遅れてずれている。高校球児を見てしまった。ラッキー。日曜美術館も20時半から、その後のクラッシックもさっきはじまったばかり。概ね得したような気がする…

ネーデルランド

ヘルト・ウィルダース氏とマルク・ルッテ氏の対決。なんだか目が離せない。あなたはネーデルランドのトランプですか。いいえわたしはトランプ氏ではありません。ウィルダースです。ってそんなこわくて面白いことを、とチューリップの合間から時々首を出して…

出現

全日本人は見た。サルマーン・ビン・アブドゥルアズィーズ・アール=サウード国王が、なめらかに秒速5センチメートルで舞い降りてくるのを。それはいつかのSF映画で遭遇したような、雑誌ムーの次のページをアイスクリームのついた指でめくったような、オリ…

回転

寒くてやろうと思っていたことが今日もできなかった。やろうやろうと思うことが積み重なってふえてしまった。馬って、パドックの馬って泡みたいなよだれを垂らしてもいいよって付き添いのお兄さんが優しくなだめてくれる。いつもおなじところでふんを踏んで…

旅人

貧血の治療*1約半年間でフェリチンの数値が4.9以下測定不可から→35に増えた。やったーやっぱりね、最近楽だと思ってた。階段も走るのも座るのも立つときも、足のつかないプールで溺れそうなあの必死感がない。愛は涙の棲家であるように、フェリチンは鉄…

聖戦

はてなに来たASKAを見て見ぬふりして、何も助けないそれが当たり前と殺伐と無関心を決め込んだその裏で、とあるはてなユーザーはコンピューターネットワークの中枢に手斧とともに降り立ち個人的な戦いを挑んでいた。はてな内での極めて残忍なテロリズムの中…