motorradshonan毎日ブログ

BMW Motorrad 正規ディーラー モトラッドショウナンのスタッフブログです。

雰囲気に呑まれないように

中国・四国地方が大変な水害に遭っております。
お亡くなりになってしまった方も大勢おり、軽々しく言葉にしがたいですが、同じ国に生まれたものとして純粋にお悔やみ申し上げます。


このなんとも言えない状況と感情には既視感があります。そう、東日本大震災です。あの未曾有の災害の際、神奈川では数日間のガソリン不足と一時的な電力制限以外は被害を受なかった方が多かったと思います。被害の大きさもさることながら、殆どの方が生まれてはじめての体験ですから無理も無いかもしれません。がしかし、あの後日本中に漂った緊縮・自粛ムードは復興の為にはマイナスだったのではないでしょうか。直接被害の無かった方が緊縮自粛してしまうと、復興の原資となるは税収には大きな大きなマイナスとなります。

私、近代史を見ても、自身の体験から考えても、私も含む日本人は世の雰囲気に流されやすいところがあると思います。その雰囲気は時として理論的化学的な正論を覆い隠してしまう様に感じます。先の大戦にのめりこんだのも新聞各社の誘導もあってかこういった部分が影響しているのではないかと思います。


何が言いたいのかと言うと、
「こんなときだからこそ、感情論で閉じ篭ってしまうのではなく、普段どおりの生活をしましょう。」

貴方に直接被害がなかったのならば、いつもどおりにショッピングをして、いつも通りに旅行に行って、経済を回して復興を助けましょう。誰もが無理無くできて、最も強力に働く支援ではないでしょうか。


東日本大震災の後、自粛ムードのせいで被害の無かった東北の観光地も苦労されたそうじゃないですか。熊本・福岡でも観光客の減少に四苦八苦されていました。もちろん一段落してからの話ですが、被害を受けた中国地方の産物・製品を買って応援するとか、地元にお金を落とすという意味で今後のツーリング・旅行先に検討してみるのはいかがでしょうか。


御嶽山が噴火した際、実はBMW Motorrad DAYSのイベントは白馬以外での開催が決まっておりました。しかし実際は例年通り白馬で行われましたよね。これは地元からの要請で、「長野を助けると思って今年も来てもらえないか」という話から予定を変更して白馬開催となったのです。

イベントへの参加が、経済活動によるWIN WINの支援となる好例ではないでしょうか。



時期尚早な気もいたしますが、雰囲気に呑まれないようにこのタイミングで書かせていただきました。



                  市東