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おとこ日記

2009-02-10 映画『鴨川ホルモー』

映画『鴨川ホルモー』

この映画は、「人気作家・万城目学の同名ベストセラーを映画化した青春コメディー。

京都大学生の主人公(山田孝之)がたまたま入部したサークルで“ホルモー”なる謎の競技に出会い、

京都の大学との間で対抗戦を繰り広げる」というストーリーです。←Yahoo映画で検索すると、こんなんでました〜。

よくぞここまで簡潔にまとめることが出来たもんだな、お見事。その通りっちゃぁその通り。だけど・・・全然違う!

乱暴な言い方をすれば、「アホで暇な大学生がクッだらねぇことを必死で頑張るファンタジックな青春バカラブコメ」(笑)。

もうな〜、クッだらねぇんだよ(笑)。とにかく「なんじゃそりゃ!(笑)」なの。だけどこのアホどもが愛しくてしょうがない。

声を押し殺しながらも結構わろたな。「バカ映画」は嫌い。だけどこの手の「バカバカしい映画」は好っきゃもん。

以下、この映画を適切に解説できる技量がナッシンなので、単語から何から何まで説明もネタバレもなしで感想をば。

全然期待せずに見に行った。今まで散々「松竹の青春映画」で煮え湯を飲まされてきた者としては警戒して当然。

ぶっちゃけ、『フレフレ鴨川!(なにそれ)』な出来かと覚悟を決めてたし。なのに、そこそこ面白かったからビビったぜ。

いいなぁ。大学生っていいな。懐かしいし羨ましい。グダグダでカオス新歓コンパの雰囲気とかキッタねぇ下宿の感じとか、

そこに住まう輩の負のオーラとか、あいつらの無駄に張り切ってて豪快にカラ回ってるくせにパワーだけは強大な感じとか。

こんな映画なんだもん、こういう部分がめちゃ大事。それをしっかり見せてくれたんでワシャ無性にジダバタしたくなった。

あー、大学時代に戻りたいなぁ。大学時代をもう一度この世界でやり直せるなら、絶対に「ホルモー」やるのになぁ(笑)。

でもこういう不可思議な設定なんだからもっと「ホルモー」試合内容はルール込みで分かりやすく見せてもらいたかったかも。

いまいち分からん。実況役にKBS京都アナウンサーさんと笑福亭鶴光師匠を起用してんのに活かしきれてないし。

ま、プレスシートには「きわどいアドリブ連発でほとんどカットに」とあったので師匠のせいかもしれんけど・・・はは。

「説明不足」な箇所、そして「そのシーンって必要か?」な箇所もあり。もっと無茶苦茶にハジケまくっても良かったかも。

ところどころ、もっちゃりしてる印象。「あの頃、全力でアホだった全ての人へ!」だけど、好き嫌いがキッパリ分かれそう。

ちなみにタイトルに「鴨川」と入っているだけあって、この映画はオール京都ロケ。なので知ってる場所が出てくる出てくる。

ようけ遊んだ場所がそこここに。あの頃もアホだったけど今もまだアホ全開なワシはそれだけでテンションあがったりして。

1300年の歴史を誇る古都・京都。一見ミスマッチと思われる「アホなやつら」がハマるのが不思議に思えつつも楽しい。

更に嬉しい楽しい大好きなのがCGで無数に作られた「オニ」たち。くーーーーっ、めっちゃめちゃ可愛いーーーーっ☆

お願いですから一匹だけでもちょうだいっ!お持ち帰りさせてくれよ!ヤラれたなぁ。特に栗山千明@「眼鏡オニ」に激萌え

何に萌えたって、キャスト以上にCGのオニたちに萌えた。ピッと摘み上げて即座にギュッとしたくてたまらん衝動に。

ただしキャストが演じるキャラには萌えず。NHK『浪花の華』での栗山千明には毎週萌えまくりですけどね。

なんですか。美人って生命体は既に美人に飽き飽きしちゃってて美人役にはもうウンザリですか。だからこんな役ですか。

だけど最後にゃちゃんと栗山千明は栗山千明。美人というよりこの映画では可愛い。とてもキュートでまた惚れた!

他に女性キャストでいうと芦名星。何に注目って芦名星の衣装っすわ。これこれ。このさ、「ダサ清楚」な感じ。

「うわぁ、こんな女いたわぁ!」っていう。めっちゃリアル。キャラ設定に伴う衣装がリアル!こういうのは女なら絶対に分かるはず!

せやけど『スワンのどうたら』ってドラマの頃と比べると、この人うまくなったよねえ。ヨゴレも出来る?し、貴重な美人だ。

そんなこんなでキャストが演じるキャラは全員アホだしダサいしカッチョ悪いんで萌えないの。だけどこれこそが褒め言葉。

先陣を切ってるのは主演の山田孝之。今回演じているのは、二浪して京大に入学した大学生の安倍明役。へぇぇ珍しい。

この映画の山田は「非情なサダメ」を背負わされてもないし「大切に思う人が病気になる」ということもない。法則は一旦休止?

某1名が病気で伏せったので「お?くるか?」と小躍りしたが(笑)、今までのことを思えば全然。こんな役は新鮮じゃのう。

意外と「ごくごく普通の、そこいらにおりそうなイモ大学生の役」って山田孝之にしちゃ珍しいやんか。

しかも、さだまさしの大ファンで、“イカ京(いかにも京大生)”というダサいファッションに身を包み、当然モテない設定。

安倍は『クローズZERO』@多摩雄とは別次元。飄々としながらも存在感バツグンにセクシィで黒光りされちゃ困る、そりゃ違う。

エロスも封印。当たり前。この映画で山田が演じなきゃならん安倍という男は冴えちゃダメだし絶対にダサくないとダメ。

だからって電車男キャラも違う。安倍は短気なだけでなく自己中だし美人を見りゃ飛びついて鼻の下デレデレ。

そんなキャラ。だからか、風貌もブヨッてて髪ボサのヒゲジョリ男だからキャラ設定に説得力ありまくり。そうとしか見えない。

だからこそいいのな。ちゃんと「成ってた」から凄い。しょっぱなからスクリーンの山田に向かって「おい!!!(笑)」と。

「こういう男うぜぇ!キめぇ!(笑)」。ちゃんとダサくてキッタなくてブサい。なのに、どうしようもないのにイヤじゃない。

こんな野郎なのに憎めないし「・・・ったくぅ〜!」でニヤニヤ見守れちゃう。これはアッパレ。この人はホントに巧いなぁ。

ワシャ普段は山田孝之の芝居がどうこうなんざ忘れて生活してるんだけど、新作を見るたびに唸らされる(※『252』は論外)。

山田ってやつはメルモちゃんみたいに色んなキャンディーを持ってて実は影でコッソリ飲んでて、だから色んな役が出来るんだと。

そう思いたい。思い込みたい。実はめちゃ努力してるかどうでもいいわ。くっそーっ、これだから鬼才ってキラいっ!(笑)。

しかもブサダサなくせに「いざ!」という時に「青竜会」の正装を纏うとウッカリよろめきそうに・・ぐはっ!和装が似合いすぎ!

「和装は恰幅がいい方が似合う」説が実証されたか。和装でハチマキですから。そのくせ「ゲロンチョ〜☆」ですから。

これ何かっていうと「オニ語」。こんな珍妙奇天烈な単語を発しながらバカポーズで対戦。表情も身なりなんかも構わずに。

大量のアホどもが真剣に「オニ語」を駆使して対戦する姿。なんてバカバカしいんだ!そして・・・清清しい!

この程度で笑ってるワシは正真正銘のバカかもしれん。でもいいのだ。全肯定。バカがバカバカしいのを笑って何が悪い。

「オニ語」だけでなく、この映画の山田はとにかく顔芸で引っ張る。息切れなしで、顔芸と口調とノリ。声とか上ずってるし。

特に「美人マドンナと下宿で〜」なシーンでは爆裂。「京大生かなんかしらんが、こいつアホだろ!」な様がサイコーに面白い。

唯一、「(マドンナの)美しい鼻筋に惚れる」設定だけは、「えー・・・鼻筋だったら山田の方が美しいんだけどぉ〜・・」なんて。

こればっかりはどうにも。オノレの鼻筋だけは、演技ではどうにもならなかった模様(笑)。で、ブサキモくもありカッコよくもあり。

なのにラストでは可愛くもあって。栗山千明にボソッと言うわけだ。これがな。「かっっっっっわいい!(キュンっっっ)」。

更に、新郎コス(めちゃブサい・笑)ありナマケツあり。言わば、山田孝之フルコースを骨の髄まで堪能。げっぷ。

しかも帰り道に梅田ビックマン前を通ったら丁度『クローズZERO?』の予告が流れてさぁ。「きゃーー!!!多摩雄ーーー!!!」。

ふっ。・・・金輪際、役者なんて信用しないさ・・・ズルいよ・・・卑怯だよ・・・なんだよキサマ別人じゃねえか!!!(涙)。

山田の友達役に濱田岳。きたぁ!青春映画における友達役の大御所!鉄板!見事、この安定感たるや。こういう役は十八番。

他には石田卓也(この人も和装とヤな野郎役がとてもハマってた!)、斉藤双子、荒川良々、和田正人(こんなとこにDボが!)、

渡部豪太(ミスターゼクシィ・笑)、藤間宇宙、梅林亮太(この人を初めて知ったのだが他でももっと見たいなぁ)など、

キャストが「これって、めちゃバカバカしくて面白い!」なんて一致団結して楽しみつつノリノリで演ってる空気が伝わってきたし。

「バカバカしいけど一生懸命!」。そういう意味でも劇中登場キャラとポテンシャルが近かったからハマったのかもしれんね。

監督ラッキー、これもまたキャストにヨイショッと持ってってもらえた映画かな。おもろかったよ、松竹映画にしては←もうええって

余談ですが、何よりもビックリさせられたのはオジンオズボーンが出てたこと。すげえな、声だけで高松は分かったもん。

そして台詞極少なのに演技面では「役はハマってるし味もあるけど、まごうことなき棒だよね!(キッパリ)」で密かにわろた(笑)。

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