勝手に将棋トピックス RSSフィード

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2004年01月31日

[] 光速ノート43

谷川浩司王位の光速ノートが更新されました。今回は趣味のボウリングについて。

[] 鈴木大介八段が出版記念公開講座を開講

2月10日頃、鈴木大介八段の著書『最強力戦振飛車マニュアル』が日本将棋連盟から出版される予定です。これを記念して、2月15日に将棋会館で公開講座が行われるそうです。料金はサイン本付きで2,000円。本の定価が1,575円(税込)ですから、お得な値段ではないでしょうか。面白い企画だと思います。

[] 順位戦B級2組展望

昨日行われた順位戦B級2組▲森けい二九段 対△木村一基七段の対局は森九段の勝ちでした。森九段の怪我による入院のため延期されたこの対局でしたが、無事快復したようですね。これでB級2組も残り2戦となりました。将棋順位戦データベースを参考に、今後の展開を占ってみます。

B級2組は22名のリーグ戦。上位2名がB級1組へ昇級し、下位4名に降級点が付きます。昇級争いは以下のよう。

  1. 7勝1敗(05) 行方尚史六段
  2. 6勝2敗(06) 泉正樹七段
  3. 6勝2敗(19) 堀口一史座六段
  4. 6勝2敗(22) 脇謙二八段
  5. 5勝3敗(01) 南芳一九段
  6. 5勝3敗(02) 畠山鎮六段
  7. 5勝3敗(07) 木村一基七段 他2名

行方六段が順位の良さもあり抜け出しています。残り2戦のうちあと1勝で昇級決定。しかし、その1勝が遠いのが順位戦です(前にも似たようなことを書いた気が(汗))。行方六段の次の対戦相手は木村七段。強敵相手に決めることができるでしょうか。

2番手争いは2敗の3名。堀口一史座六段は田丸昇八段に敗れて自力昇格圏から後退してしまいました。残り2戦を連勝できるかどうかが勝負です。誰も連勝できない場合には、3敗の南九段、畠山鎮六段にチャンスが巡ってきます。木村七段は昨日の敗戦が痛すぎました。順位の差で、昇級には泉七段が連敗することが必要になります。可能性はほぼなくなったと言えます。

なお、脇八段は6勝目を挙げ、昨年度の降級点を消して一気に昇級候補に躍り出ました。前期最下位から今期昇級できればすごいことです。

一方、降級点争いは次のよう(氏名の後の*は、既に降級点を保持していることを示す)。

ボーダーラインは3勝になる公算が高そうですが、4勝でも油断できません。

  1. 1勝7敗(13) 富岡英作八段
  2. 1勝7敗(08) 小野修一八段
  3. 2勝6敗(15) 石田和雄九段*
  4. 2勝6敗(09) 土佐浩司七段
  5. 3勝5敗(20) 塚田泰明九段*
  6. 3勝5敗(17) 田丸昇八段*
  7. 3勝5敗(14) 森雞二九段
  8. 3勝5敗(11) 佐藤秀司六段
  9. 4勝4敗(21) 浦野真彦七段* 他4名

リーグ表を見ていてどうでもいいことに気付きました。このリーグには関西の棋士が10名いるのですが*1、現時点での順位で中程に固まっており、7位の木村七段を除いて4位から14位までを全て関西の棋士で占めています。昨日の対局で木村七段が勝っていれば完璧に固まっていたのに……惜しいですね(笑)。

[] ソウルに「日本将棋指導者養成所」が誕生

韓国の子供たちに日本の将棋を教えようと、今月初め、ソウルに「日本将棋指導者養成所」が誕生した。韓国将棋(チャンギ)のプロ棋士らの団体「韓国将棋協会」に付設の会社「ワールド将棋」が設立した。日本のNPO法人「将棋を世界に広める会」(事務局・神奈川県鎌倉市、真田尚裕理事長)が協力し、日本の将棋を教える韓国人の先生役約40人を育てている。先生たちは3月(韓国の新学期)から、ソウル市周辺の小学校数十校で、課外授業として日本将棋を教え始める。

日本将棋:ソウルに指導者養成所が誕生

将棋の海外への普及は遅々として進みませんが、将棋を世界に広める会の取り組みは少しずつ具体的な形になってきているようです。

[] はてなアンテナの登録上限が200件に

上の話を書いてから将棋を世界に広める会アンテナに加えようとしたらうまくいきませんでした。理由を求めてヘルプを見るといつのまにかこんな記述が。

はてなアンテナは無料でご利用頂けますが、有料オプションを申し込むことで、

  1. ヘッダの非表示
  2. テキスト広告の非表示
  3. アンテナ登録可能件数拡大(200ページから2000ページに)

がご利用頂けます。

有料オプションの利用料は月額120ポイントです。

はてなアンテナのヘルプ

現在の私のはてなアンテナの登録数は384件なのでゆうゆう超過しています。今までに登録した分は有効のようですが、新規登録はできないわけで困りものです。今から200件に絞るのはちょっと無理です。有料オプションを申し込んでから登録すると、オプションを解除した後も有効になるのでしょうか。もしそうなら有料オプションも考えます。そうでないとすると、別の方策を考える必要があるかも。

[] 近将道場URL変更

本日、近将道場のURLが変更になりました。告知が何もない気がするのですが、ひょっとしてまた元に戻ったりするのでしょうか。

以前のURLの方が短くて良かったですね。

[] S.H.O.G.I.

securecatのMT経由でThe Cyoborg Name Generatorをやってみました。ニュアンスがわからないのですが「銀河潜入用の人造人間」でしょうか。わりと意味の通っている方ではないかと。

S.H.O.G.I.: Synthetic Humanoid Optimized for Galactic Infiltration

*

どのくらい一般的な言葉なのかと思ってgoogle検索:galactic infiltrationをしてみると、Cyoborg Nameばかり出てきます。

他の言葉でも試してみましたが、面白いのが見つからず。

[] 棋譜を保存

スポニチのサイトに昨日の王将戦第2局の棋譜が掲載されたので、記憶に残るあの千日手に載せるため千日手局の棋譜を保存。

珍しい手順の千日手でした。

*1:正確には、杉本昌隆六段は中部。

FireworksFireworks 2004/02/02 21:46 はじめまして。上記アンテナのひとつを運営しております、Fireworksと申します。私のアンテナはまだまだ余裕があります。何か有益な運用方法がございましたら協力いたしますので、一声おかけください。

mozuyamamozuyama 2004/02/03 01:32 どうもありがとうございます。まだ考え中ですが、考えが固まったらまた書こうと思います。私の経験上200というのは登録し出すと意外に少ないので、他人の余裕をあてにするのは良くないだろうとは思っています。私のアンテナも整備して公開できるといいのですが、なかなかそうもいかず何とかしたいところです。

2004年01月30日

[] 王将戦第2局は羽生善治三冠勝ち

王将戦第2局▲羽生善治三冠 対△森内俊之竜王の対局は90手で千日手となり、手番を入れ替えての指し直し局は92手で羽生三冠が勝ちました。これで1勝1敗のタイです。

[] 将棋ソフトをアマチュア大会へ

東大将棋の開発者棚瀬寧氏の日々の記録1月27日分で次のような文章がありました。

山下さんも言っておられるように、次は職団戦に出たいです。話題にもなるでしょうし、日本将棋連盟の方には柔軟な対応をお願いする次第です。

日々の記録 2004年1月

実現すると面白いと思います。どうなるのか見てみたいものです。

[] どのくらいの棋力?

棋書ミニ投票@将棋 棋書ミシュラン!の今回の質問は将棋倶楽部24での棋力。幅広い層が集まっているようです。

[] わらっは、うるびいろ、おくたぼ正解発表

書くのが二日遅れになりましたが、たほいや倶楽部の正解が発表になりました。

「わらっは」で私が作った嘘解答は最多誤答を集めました。といっても、たった10分で急造した文章が良かったのではなく、出題のうまさとid:sasadaさんの「かぶせ」がうまかったためと言うべきでしょう。

「うるびいろ」は解答に参加しました。広辞苑出典という読みをはずされた時点で完敗です。凝った嘘解答が登場すると、今度はそれに合わせて出題をしてくるのではという読みをしてしまいがちなので、考えすぎずに解答した方がいいのかもしれません。

「おくたぼ」は解答を考えてもたもたしているうちに出題が始まってしまいました。しかも、英和辞典を引いているときに答えを見てしまったので解答もできなくなりました(正解は日本語だと思ったんです。)。もう少し練りを入れるつもりだった解答案がメモに残っていたので記しておきます。

おくたぼ【octabo】輸血時に重要な血液型のABO式に加えRh式を同時に判別する装置。透過法の採用により大量のサンプルに向く。亜型の判別ができないため、精密さが要求される法医学的個人識別等ではスライド法と併用される。

2004年01月27日

[] Mydoomウイルス

また新しいウイルスが発生しました。

現在、Mydoom (マイドーム) と呼ばれるワームが報告されております。 (別名に W32.Novarg.A@mm、WORM_MIMAIL.R、W32/Mydoom@MM 等があります)

このワームは以下の方法で感染を広げていくことが判明しています。

E-Mailによる感染、拡大

Mydoom に関する情報

添付ファイルは開かないという原則を守っていれば感染することはありません。この機会にウイルス対策ができているか以下のページを参考に改めて確認しておきましょう。

[] 千日手になりそうになったとき

大きな将棋で千日手指し直しになったときなどに、千日手は面白くないと言われることがしばしばあります。このことについて少し考えてみようと思います。

同じ引き分けでも持将棋はそれほど非難されません。持将棋の方が出現率が低いという事情もありますが、戦うだけ戦って引き分けになるのなら仕方ないと見られているのではないでしょうか。序盤での千日手に面白くないという意見が多いので、終盤まで行くのなら引き分けでも構わないということかもしれません。そこで、ひとまず序盤での千日手に話を絞ることにします。

将棋指しが千日手模様の局面に遭遇したときの千日手にするかどうかを判断する基準でよく見られるものは3つに分類できます。勝手に命名すると次の3つです。(現実の棋士はこれらの要素を併せ持っているため、純粋にこのような考え方が存在するというわけではありません。)

  • 美学派
  • 探求派
  • 超合理派

「美学派」は千日手は美しくないと考え、できるだけ千日手を避けようとします。千日手模様になってしまったら、多少不利になろうとも打開を試みます。これは、千日手を避けるという行為が勝利という目的を上回っていることを示しており、だからこそ「美学」と呼べると考えます。「千日手はつまらないから避けるべきだ」と主張する人は、美学派に分類されます。

「探求派」は盤上の心理を追い求めます。将棋の局面はつきつめればすべて「先手勝ち」「後手勝ち」「千日手」のいずれかになることはご存じと思います*1。たとえ序盤の局面であっても、双方が最善を尽くした結果が千日手にしかならないというのは十分あり得る話であり、局面の結論が千日手だと確信したら千日手にするのが探求派のやり方です。特に避けようと考えるわけではありませんが、意識して千日手を狙うこともありません。

しかし、いくらプロ棋士であっても序盤から局面の結論を出せることはまずありません。ある局面が「先手有利」と判断したとしても、それは必ず「勝てる可能性が比較的高い」という程度であって勝ちを確信できるわけではありません。別の言い方をするなら、千日手模様から打開して勝てる確率が5割超なら打開するし、打開しても5割未満の確率でしか勝てない局面だと思えば千日手にするわけです*2。(なお、ここでいう勝率は千日手などの引き分け要素を除いたもので、常に「先手勝率+後手勝率 = 1」が成り立つとお考え下さい。 )

「超合理派」はその考えをさらに推し進めます。徹底的に勝負にこだわるなら、勝てる確率を考える際に局面だけでなくそのほかの要素も考慮に入れる方がより正確と言えます。そのほかの要素とは具体的には以下のようなものが含まれます。

  • 手番
  • その時点での残り時間
  • 相手との相性
  • 体力の差

この中で、手番を考慮に入れる考え方は広く知られています。「先手番だったのでやや強引とは思ったが仕掛けた」というような話はよくあります。千日手指し直しの場合は手番を入れ替えるという規定のため、先手番で千日手にすると指し直し局では後手番で指すことになります。先手の方が若干勝率が高いと言うことを踏まえると、ほぼ互角の局面であれば先手は千日手にすると損になります。

もう少し具体的に説明しましょう。全く同じ棋力の人が将棋を指したときの先手の勝率を便宜上52%とします*3。ある千日手模様の局面で先手が千日手を打開すると49%の確率で勝てると判断したとしましょう。この局面は先手にとってやや不利ということなので探求派の棋士は千日手を選択します。しかし、超合理派の棋士は違います。もしここで千日手にしたとすると、先手だった棋士は指し直しで後手を持つことになり、そのときの勝率は48%になってしまいます。48%になるくらいなら、打開して勝率49%を選択する方がましです。そのような理由で超合理派の棋士は千日手を打開することになるわけです。

ここでは探求派が千日手を選び、超合理派が打開を選ぶ例を示しました。一つ補足すると、超合理派の方が千日手を避けるというわけではありません。手番を変えれば全く逆になる例も簡単に作ることができます。千日手も一つの結果に過ぎないという意味で、千日手を好みも嫌いもしないのは探求派と超合理派に共通する特徴です。

さて、このように手番を考慮して千日手を判断することはよく知られた考え方ですが、それ以外の要素については語られることが少ないように思います。例えば、千日手になりそうな局面での双方の残り時間の差は香料に入れることが可能な要素です。

千日手指し直し局では基本的に千日手時点での持時間が引き継がれます。例えば、先手の残り時間が2時間、後手の残り時間が4時間ならば、手番を変えて先手の持時間が4時間、後手の持時間が2時間として指し直しが行われるわけです。持時間が長い方が有利と考えれば、千日手時点で残り時間の少ない方の棋士は千日手を打開する方に向かいがちになると考えられます。

相手との相性まで考慮すると、さらに極端な行動が表れる可能性もあります。AさんとBさんの対局で、AさんはBさんに対して非常に相性が良く、手番に関係なく70%の確率で勝てるとしましょう。すると、Aさんはたとえ69%の確率で勝てる局面であっても千日手に持ち込む方が有利ということになります。はっきり優勢と思える局面でも、超合理派の棋士にとっては千日手の方が好ましいと思える場合もあるのです。

さて、ここまでは純粋な考え方を持つ仮想的な棋士を考えました。現実の棋士の行動についてはまたいずれ書きたいと思います*4

*1:ただし、これは持将棋を無視したときの話です。

*2:ここでいう確率は客観的なものではなく、頭の中で数値化されているわけでもありません。「優勢」というなら勝てる確率が5割以上あるのだろうという程度のものです。

*3将棋年鑑序盤四手チャートによると、ここ数年はプロの先手勝率は51%から54%を推移しています。

*4:いずれ書きたいと書いてそのままほったらかしになっているものがいくつもあるのですが、予定は未定ということで(汗)。

2004年01月26日

[] 順位戦C級1組展望

順位戦C級1組は32名からなるリーグ。上位2名がB級2組へ昇級し、下位6名に降級点が付きます。現在の昇級争いは次のよう。

  1. 8勝0敗(02) 屋敷伸之八段
  2. 7勝1敗(10) 豊川孝弘六段
  3. 7勝1敗(19) 野月浩貴五段
  4. 7勝1敗(24) 渡辺明五段
  5. 6勝2敗(12) 中田功六段
  6. 6勝2敗(14) 中田宏樹七段
  7. 6勝2敗(18) 長沼洋六段 他2名

屋敷八段が順位の良さもあり抜け出しています。残り2戦のうち1勝で昇級決定。順当に行けば4月の九段昇段をC級で迎えることはなさそうです(屋敷八段は昇級できるかどうかにかかわらず、4月からの九段昇段が決まっています。)。とはいえ、その1勝が遠いのが順位戦。屋敷八段の次の対戦相手の長沼六段にもわずかに昇級の可能性が残されていますから、すんなりとは勝てないでしょう。

その屋敷八段を追うのが1敗の3名。昇級には連勝が必要と思われます。とにかく勝つしかありません。注目の渡辺五段は屋敷八段との直接対決を落としたのがここまで響いています。

なおリストには載せませんでしたが、田中魁秀九段が勝ち越しを決めて昨年度の降級点を消しています。昇級に準ずる快挙と言えるでしょう。その6勝の中には野月五段に土を付けた1勝も含まれています。

一方、降級争いは次のようになっています(氏名の後の*は、すでに降級点を持っていることを示す)。ボーダーラインは3勝になりそうです。

  1. 0勝8敗(22) 東和男七段(降級確定)
  2. 0勝8敗(21) 室岡克彦七段(降級確定)
  3. 2勝6敗(31) 大内延介九段*
  4. 2勝6敗(25) 窪田義行五段
  5. 2勝6敗(23) 小林 宏六段*
  6. 2勝6敗(15) 岡崎 洋五段
  7. 2勝6敗(09) 神崎健二七段
  8. 2勝6敗(07) 有吉道夫九段
  9. 3勝5敗 8名

[][] 棋譜の新たな可能性

雑記帳(メジャーリーグ、将棋、抜書き) by Mochio Umedaより神崎健二七段へ、一昨日の補足です

一局の持つ情報量の豊富さを丸一日シャワーのように浴びるという貴重な経験をした僕は、その貴重な情報がどこにも記録されることなく失われていくことに、言いようのない哀しさを感じた。

こんな経験が「棋譜の派生的(デリバティブ)な価値をオープン環境で追求できないだろうか」という一昨日の感想の背景になっている。

控え室と解説会場という閉じられた空間の中でのコンテンツを、インターネット上のオープン空間でのコンテンツは、必ずや凌ぐであろう。もしある棋譜が感動的なものなのであれば、より多くの人達の関与によって。

[/mochioumeda/:title=雑記帳(メジャーリーグ、将棋、抜書き) by Mochio Umeda]

上に引用した部分だけでなく、全文を多くの方に読んでいただきたいと思います。

話は変わりますが、最近私は観戦記文学の古典と言われる「本因坊名人引退碁観戦記」(『川端康成全集第二十五巻』、新潮社)を読んでいます。読んでいるといたるところで昔と今の違いを痛感させられます。具体的なことはいずれ書きたいと思いますが、観戦記を書く環境は昔の方が恵まれていたと言えるでしょう。

将棋の対局がもたらす感動を伝えることが難しくなってきた現代の観戦記にかわって、インターネットが果たすことのできる役割があります。そんな新しい視点を感じました。

2004年01月25日

[] 女流名人位戦第2局は中井広恵女流三冠が勝ちタイに

本日行われた女流名人位戦第2局▲清水市代女流王位 対△中井広恵女流三冠の対局は128手で中井女流三冠の勝ちでした。棋譜は女流名人位戦サイトでご覧になれます。

横歩取り3三角から互いに中住まいに構えましたが、後手が機敏に飛車を動かしたため先手は全ての筋に歩を打たされ作戦負け模様。その後、先手の歩越し飛車が殺され勝負ありとなりました。後手の駒組みに構わずひねり飛車を目指したあたりに無理があったのでしょうか。

第3局は2月8日(日)に行われます。

[] NHK杯戦に羽生善治三冠が登場

今日のNHK杯テレビ将棋トーナメント▲羽生善治三冠 対△中田宏樹七段の対局は69手で羽生三冠の勝ちでした。相掛かり▲2八飛▲3六銀型から、後手が先手の攻めを呼び込んで派手な斬り合いになりました。しかし、その手順は先手が読み勝っていたようで飛車の素抜きが見事に決まり、短手数で先手の勝ちとなりました。

11時半前に終局してしまったため、感想戦を30分も見ることができました。「こういう手がありますか?えーと……」(数秒考えて歩を進める ← おそらくこの間に、攻め合って一手勝ちになる変化をいくつも読んでいる)という感じで水面下の読みの深さが印象的でした。声が小さいので対局者の2人がしゃべっていることはほとんど聞き取ないし、聞き取れてもかなり先の局面の話をしていたりで解説なしでは理解できない部分が多いのですが、逆にそれがリアルな雰囲気を醸し出していました。

NHK杯もベスト8が出揃ってきています。ここまで来ると見逃せない対戦が目白押しで楽しみです。

[] 米長邦雄永世棋聖が新刊書籍の書名を公募

今日更新された米長邦雄ホームページの「スケジュール」によると、3月に米長邦雄永世棋聖の新刊書籍が日本将棋連盟から刊行されるそうです。内容は次のようなもの。

  • 米長邦雄が若手達を語る
  • 米長VS羽生、生涯の一局の全て
  • 佐藤康光が米長大分
  • 橋本和生がみた役者以上の役者米長
  • 中原、谷川、羽生三人も特別寄稿の対米長戦
  • 3人の弟子からみた師匠
  • 名場面集
  • 米長自戦解説12局 升田、大山から康光、森内、郷田まで
米長邦雄ホームページ スケジュール

この本のタイトルを一般から募集するそうです。これはという名前を思いついた方は応募されてはいかがでしょう。採用された方には指導対局とのことです。

現役引退を期に米長永世棋聖の将棋人生を振り返る内容のようですね。購入するかどうかはわかりませんが楽しみです。何となく『米長の将棋』を読みたくなりました。

[] 体質

お金が動くときに、契約書や請求書があるのが当たり前のようになってきています。

私めは、そういったものが嫌いといいますか、玉稿をいただいた代価としてお金を渡すことをわざわざ書面で約束したり、まして玉稿を下さった方に請求書を出させたりするのは、なんだか失礼なんじゃないかと感じるのですね。作り出したものをいただいて、お金を払うのは当たり前なんで、そこにいちいち書類が必要というのでは殺伐とした感じがしてしまいます。

編集長の近時片片

編集長の近時片片1月25日分を読んで、近代将棋の体質の一端が見えた気がしました。約束はできるだけ取り交わさない。お互いの暗黙の了解で事を処理する。近将ホッとラインでごたごたが起きたのもそういう考え方が背景にあったわけです。お金の問題ではありません。

仮に今後将棋界がファン層を拡大するとすれば、内輪の常識を共有しない人と接触する機会はますます増えるでしょう。近代将棋の場合、ネット上での掲示板による対話が初めての機会になりました。まず求められるのは、内輪の常識と世界の常識とのずれを認識することではないでしょうか。なあなあ体質では、もはや発展は望めません。

なまけたぬきなまけたぬき 2004/01/26 16:02 よくぞ言っていただきました。まことにごもっともです。

2004年01月24日

[] 杉本流四間飛車の定跡

杉本流四間飛車の定跡』をようやく購入しました。評判通りいい本だと思います。

この本で取り上げられているのは主に右四間飛車と玉頭銀の2つ。これを四間飛車党の立場で書いています。それなのに一貫して振り飛車側を後手番にしているのは、他ではなかなか見られません。ある戦法が先手番でそこそこ指せるのは当然。後手番でも指せるのを見せるのがプロというものでしょう。さすが杉本昌隆六段です。

取り上げた戦法の選択も「わかってるなあ」と感じさせます。過去の定跡書で書かれていないのがどの部分なのかを踏まえて、どの変化を書くか決めているんですね。創元社の本ではあまり見られない取り組みです。

そして肝心のまとめ方もうまくいっています。個々の変化の記述量は多くないのですが、その分全体の流れが見えやすくなっており、ポイントがすっと頭に入ります。例えば、右四間飛車なら「従来よく解説されていた△5四銀型はそれなりの形勢になる → △4三銀型ならもっと優勢を見込める → 特に△3三角の保留がポイント → ただし居飛車の▲2六歩不突を許すと右四間も指せる」という調子です。

触れられることの少ない戦形を扱う本はそれだけで存在意義があります。本書はそれに加えて質も良く、創元社の本の中ではトップクラスと言えます。

[][] 棋譜をオープンな環境に置いてみたい

雑記帳(メジャーリーグ、将棋、抜書き) by Mochio Umeda1月23日分より。

将棋の世界は、新聞各社との契約ゆえ、棋譜はネット上で無償公開されないのが原則である。その原則まで覆そうと改革を試みれば大変なことになるが、少なくとも、こうしたネット上に無償公開されている数少ない棋譜に対してだけからでよいから、一つの棋譜をめぐって、さまざまな棋士やファンが自由に解説や感想を書き込むインフラが出てくるといい。インフラとしてのシステムは単なる掲示板システムの流用などではなく、棋譜というデータの性格をきちんと反映した独特の処理系とユーザ・インタフェースとが内包されたものであるべきで、そのインフラが標準化されて蓄積されていくといい。一つの棋譜から、オープンな環境でどういう派生的(デリバティブ)な価値が生まれるかの実験を、将棋界は新聞社も巻き込んで行なうべきときに来ているように思う。

[/mochioumeda/20040123:title=雑記帳(メジャーリーグ、将棋、抜書き) by Mochio Umeda]

ほとんどのタイトル戦の棋譜はウェブ上で無料公開されていますが、それ以外の一般の棋譜を公開しているところは多くありません。現在無料で見られるのは次の棋戦です。

棋譜についてのコメントを付けるだけなら外部で勝手に掲示板システムを用意する方法もありますが、独自の処理系を構築するとなると組織的なプロジェクトが必要です。そのためには外部からきちんとした技術者を招かなければ無理でしょう。関係者の方はぜひ検討していただきたいと思います。

[] 『将棋ガイドブック』基本ルール 指し手の種類

第8条は指し手の種類についてです。

8、指し手の種類

左記の行為を、一手指したとみなす。

一、マス目上の自分の駒の内一枚を別のマス目に移動させる。

二、自分の持駒の内一枚を任意のマス目に自分の駒としての向きで表を上面として置くこと(これを“打つ”という)。

この二種類以外の指し手はありえない。

ただし一、の行為に付属して、相手の駒を“取る”また自分の駒を裏返す“成る”の動作が片方ないし両方重なる場合があるが、いずれも一手とみなされる。

将棋ガイドブック

ご存じのように将棋の指し手には「盤上の駒を動かす」、「持駒を打つ」の2種類があります。それ以外の指し手はありません。もちろん、この2種類の中でも反則になる手があり、「盤上の駒を動かす」と「持駒を打つ」の全てが可能なわけではありません。

ここで持駒を打つときには表を上面にすることが規定されています。また記述を素直に読むと、「裏を上面にして打つ」という行為は指し手ではありません。指し手でないということは、当然禁じ手でもありません。それでは、「裏を上面にして打つ」と反則負けになるのはどの条文に基づいているのでしょうか。裏向きに打ってもそれは指し手ではないのですから、その後表向きに直せば反則にならないと解釈できるように思えます。

[] 王道

46銀左は急戦の王道です。

将棋倶楽部24
おうどう【王道】
(1)尭(ぎよう)・舜(しゆん)ら先王の行なった、仁徳に基づく政治。儒家の理想とする政治思想で、孟子によって大成された。⇔覇道(はどう)
(2)安易な方法。楽な道。近道。「学問に―なし」

2004年01月23日

[] A級順位戦展望

昨日行われたA級順位戦▲藤井猛九段 対△久保利明八段の対局は、105手で藤井九段の勝ちでした。これで残り2戦。現時点でA級順位戦各棋士の成績は以下のようになっています。(かっこ内は前年度の順位)

  1. 7勝0敗(01) 森内俊之竜王(名人挑戦確定)
  2. 4勝3敗(02) 佐藤康光棋聖
  3. 4勝3敗(04) 谷川浩司王位
  4. 4勝3敗(05) 丸山忠久棋王
  5. 4勝3敗(10) 鈴木大介八段
  6. 3勝4敗(03) 藤井猛九段
  7. 3勝4敗(07) 三浦弘行八段
  8. 3勝4敗(09) 久保利明八段
  9. 2勝5敗(08) 島朗八段
  10. 1勝6敗(06) 青野照市九段

すでに森内竜王の名人挑戦が確定しているため、興味は残留争いに絞られました。タイトル保持者の3名は降級の心配はありません。鈴木八段以下の6名の争いとなります。順に見ていきます。

鈴木八段は4勝ですが順位が悪いため降級の可能性があります。島八段があと1敗すれば安全ですが、次の青野九段戦に勝って勝ち越しを決めておきたいところでしょう。

藤井九段は昨日の1勝が大きく、順位の良さが生きそうな展開です。とはいえ、残り2戦が森内竜王・丸山棋王というのは厳しいところ。くしくも島八段の対戦相手と同じ組み合わせです。ここで連敗すると残留が怪しくなってきます。

三浦八段はあと1勝で残留確定。久保八段・青野九段という残留争いの直接対決を残しているだけに、他の棋士にとっても目が離せません。ここ2年の戦いぶりを思い起こすと、しぶとく残りそうな気はするのですがさてどうなるでしょうか。

久保八段は出だし3連勝の後4連敗という悪夢の展開。順位も悪いだけに次の三浦八段戦にも敗れると一気に寒くなります。4勝目を挙げても残留は確定しないというのは、順位戦の厳しさですね。

島八段は青野九段との直接対決を制して一息つきました。それでも、残留するためには連勝したいところです。残りが丸山棋王・森内竜王というのは大変ですが、もはやそんなことは言っていられません。勝負所で強いと言われる粘りを発揮できるかどうかです。

青野九段は非常に厳しい情勢です。とはいえ、次に青野九段が勝ち、三浦八段と島八段が負けると、最終戦で自力で残留を決められる立場になります。まだまだわかりません。

逆に次の対局で久保八段が勝ち、島八段と青野九段が負けると、最終戦を待たずに降級者2名が決定してしまいます。そうなると、NHKBS2での中継はどうなってしまうのでしょうか。史上最も短い「一番長い日」にならないといいのですが。

[] 9x9=81 定跡ファイル更新

9x9=81で公開されている柿木将棋用定跡ファイルが更新されました。今回は『東大将棋ブックス 四間飛車道場 第八巻 銀冠 VS 穴熊』の追加。

[][] 雑誌を読んでいるのはどんな人?

ネタ元は失念してしまったのですが、社団法人日本雑誌協会J-MAGAZINE 読者媒体データ将棋関係の雑誌について知りたかったのですが、掲載されていないので「囲碁」を見てみます。

一見してわかる特徴が「年齢層が高い」「男性比率が高い」「学歴が高い」の三高です。

イメージとしては、年齢層の高さが「小説新潮」とか「きょうの健康」と似たような感じ。30歳未満が1.6%、50歳以上が79.1%と、ここまで高齢層に偏ったグラフはなかなかありません。男性比率も97.4%と非常に高率で、いかに女性に読まれていないかがわかります。

将棋の場合もおそらくは大きく変わらないでしょう。年齢層はもう少し若くて、男性の比率は同じくらいという感じでしょうか。ただ、「NHK将棋講座」のテキストはもっと広い世代で読まれているかもしれません。

[] JavaScript強要に対抗

Seki's Diary1月22日分より。次のように記述してJavaScriptをオンしないと閲覧できないようにするための強引すぎる工夫。

<noscript>
<meta http-equiv=refresh content=0;url=index.htm>
</noscript>

よそでも見たことがあります。HTML的にはmetaheadの中にしか書けないし、noscriptbodyの中にしか書けないので、文法の誤りです。したがって、こういう記述は無視されても不思議ではないんですけど、動いてしまうみたいですね。

IEの場合には、「インターネット オプション」→「詳細設定」→「ページの切り替えを行う」のチェックをはずすことにより、meta http-equiv=refreshを無効にすることができます。JavaScriptをオフにするときに合わせて設定しておくといいかもしれません。ただ、企業のサイトでもmeta http-equiv=refreshがいつでも有効だと思いこんでいるところが多いので、真っ白なページに出くわしてもうろたえずにソースを見られるようにならなければなりません。

[] 将棋を指すと頭が悪くなる……はずはない

ゲーム脳」という言葉を耳にしたことのある方は多いと思います。これは日本大学文理学部教授の森昭雄氏による、2002年7月に出版された著書『ゲーム脳の恐怖』で生み出された言葉です。私はこの本を読んでいませんが、おおよその内容は下記の記事にあるもののようです。いい加減に要約すると、「ゲームをやってると頭が悪くなるよ」ということみたいですね。

この言葉は語感がわかりやすかったせいか一時期ブームのようになりましたが、出版直後から批判が投げかけられています。例えば、google:ゲーム脳を見ると説得力ある批判が多数見つかります。その中で現在一番手に表示されるのが斎藤環氏に聞く ゲーム脳の恐怖です。これは、『「斎藤環氏に聞く ゲーム脳の恐怖」のGoogleランクを上げよう』運動の成果なんでしょうね。他にもhttp://allabout.co.jp/game/gamenews/closeup/CU20030430A/index.htmでいろいろな記事を読むことができます。*1

私はこのこと自体はだいぶ前から知っていました。それでは、どうして一年半前のことをわざわざ書くのかというと、関連記事を読んでいて森氏が将棋を指していても「ゲーム脳」になるという趣旨の発言をしていることを知ったためです。*2

『ゲーム脳の恐怖』P143には「将棋ゲーム」についてのみの記述だったが、『ゲーム批評』11月号のインタビューによると、テレビゲーム化されていない将棋でも、「考えることが必要なくなる」と、森氏は考えているらしい。

「ゲーム脳」徹底検証 日大医学部・泰羅助教授に聞く

隔月刊誌『ゲーム批評』の2002年11月号を私は読んでいません*3。バックナンバーは注文すれば入手できるようですが、それだけのために購入するのもためらわれます。とはいえ、「将棋でゲーム脳」という主張自体は読むまでもなく否定できる類のものではないでしょうか。実際、上で引用したページのインタビューでも一笑に付されています。

もし「ゲーム脳」という概念を信じる人が増えると、将棋が有害であると誤解される恐れがあります。検索する限りではこの話を鵜呑みにしまっている記述はほとんどないので大丈夫とは思いますが、周りに信じてしまっている人がいたら教えてあげて下さい。お願いします。

そんなわけで真面目に反論するのもばかばかしい話なんですが、たしか将棋棋士の脳波を測定する研究というのがあったと思います。そのデータがあれば明確になるはずです。……と思って少し調べてみたんですが、どうもはっきりしたものがありません。ひょっとしたらこの辺の話も俗説にすぎないという可能性も捨て切れませんがとりあえずメモしておきます。

ボードウォーク・コミュニティー「ゲーム脳」とは何か?みたいに笑いに消化するのが本当は健全なんでしょうね。*4

*1:似通ったテーマでもっとまともな研究高度情報流通関連基盤技術開発・実証事業の下段にある「テレビゲームが脳の活動や発達に及ぼす影響」なんだろうと思います。

*2:これもその筋では有名な話なんでしょうけど。

*3http://www.chanbara.jp/books/gamebrain.html引用されているのが、その一部ではないかと思います。

*46月24日追記:移転に伴い読めなくなっているようです。 2005年6月2日追記:復活していたのでリンクし直しました。

2004年01月21日

[] C級2組順位戦展望

昨日C級2組順位戦8回戦が一斉に行われました。将棋順位戦データベースを参考に、残り2戦の展開を考えてみます。

C級2組は44名の大所帯。この中の上位3名がC級1組へ昇級、下位8名が降級点となります。

昇級争いは次のよう。

  1. 7勝1敗(09) 宮田敦史四段
  2. 7勝1敗(12) 千葉幸生四段
  3. 7勝1敗(20) 安用寺孝功四段
  4. 7勝1敗(42) 横山泰明四段
  5. 6勝2敗(01) 山崎隆之五段
  6. 6勝2敗(08) 飯島栄治四段
  7. 6勝2敗(11) 田村康介五段 他3名

昨日の7回戦で千葉四段、山崎五段、飯島四段に土が付き、混戦の様相を深めています。特に昇級大本命と思われた山崎五段のつまずきは予想外。自力の目がなくなってしまいました。どの棋士も残り全勝しかなさそうです。2敗での昇級がどうか微妙ですね。

個人的注目は横山泰明四段。C級2組を1期で抜けられれば、かなり久しぶりのことです。

降級点争いの方は成績を書くのは面倒なのでやめておきます。個人的注目は武市三郎六段。なんと、すでに4勝4敗とほぼ安全圏に逃げ出しています。いつもぎりぎりで降級点を逃れてきた武市六段らしくない……と言ったら失礼ですが(笑)、マニアックな楽しみが一つなくなってしまったのは確かです。ここから降級点取るとかいう逆ミラクルはまさかないでしょうね。

[] 将棋雑誌、読んでますか?

棋書ミニ投票@将棋 棋書ミシュラン!だい13回のお題は「あなたが現在購読している将棋雑誌・新聞は?*」。

定期購読という意味だと、私は詰パラだけです。他の雑誌は、サイトのネタになりそうと思えば購入します。

[] 「はなれこじま」閉鎖

Chun 詰将棋の杜に「はなれこじま」(http://members14.tsukaeru.net/shinobu/)閉鎖のお知らせが出ています。残念ですね。私は「詰将棋しりとり」が一番記憶に残っています。

なくなってしまったページはある程度WayBack Machineに残されているようですね。

[] 近将道場、レーティング過小傾向に歯止め策

編集長の近時片片1月21日付によると、近将道場で進行しているレーティング過小傾向に歯止めをかけるべく、善後策を講じるそうです。具体的に何ができるのか全く思いつきませんが、何かをやるのでしょう。少しは状況が改善されるといいですね。

2004年01月20日

[] 「ビギナーズ戦法事典」完結

KANSAI-SHOGI.COMビギナーズ戦法事典が本日完結しました。このように全ての戦形をまんべんなく取り上げようとしたサイトで成功したものはこれまでありませんでしたが、週一回のペースを守りながらきっちりまとめあげたのはさすが公式サイトといったところ。少し手を加えればすぐに1,200円で出版できそうなクオリティです。

最終回のまとめ・序盤の分類もよく整理されています。こういうことはある程度指しなれた人にとっては常識ですが、初心者が体系的な形で学ぶ機会は意外にないように思います。おそらく、このページの著者の方は将棋を教える経験が豊富なのでしょう。

[] 順位戦B級1組展望

順位戦も最終盤にさしかかってきました。今日のC級2組一斉対局でどのクラスも2戦を残すばかりということになります(日程の都合で未対局の対戦が2局残っています)。今日はその中からB級1組を取り上げます。

B級1組13名の総当たり戦。上位2名がA級に昇級、下位2名がB級2組へ降級となります。

昇級争いは、まず深浦康市七段が確定。もう一枠は激戦となっています。現時点での星を上位から記すと次のよう。(かっこ内の数字は前年度の順位です。)

  1. 9勝1敗(04) 深浦康市七段(昇級決定)
  2. 7勝3敗(11) 高橋道雄九段
  3. 7勝3敗(13) 北浜健介七段
  4. 7勝4敗(02) 森下卓九段
  5. 6勝4敗(01) 郷田真隆九段
  6. 6勝4敗(05) 先崎学八段
  7. 6勝4敗(09) 阿部隆七段

私が有力視していた阿部七段はここ2戦で連敗して後退してしまいました。現在自力昇級の目があるのは高橋道雄九段。前期かろうじて降級を逃れたという経緯があっただけに、予想していなかった方が多いのではないでしょうか。若手の北浜七段は田中九段相手に痛い星を落としましたが、まだチャンスはあります。そして、A級陥落組の森下九段、郷田九段もしぶとく可能性を残しています。昇級には残り2戦を連勝する必要があるでしょう。

降級争いも混戦模様。3勝同士の順位の差で泣き笑いがありそうです。

  1. 2勝8敗(10) 加藤一二三九段
  2. 2勝8敗(07) 中村修八段
  3. 3勝8敗(03) 井上慶太八段
  4. 3勝7敗(08) 神谷広志七段
  5. 3勝7敗(06) 田中寅彦九段

2004年01月19日

[] 詰将棋解答選手権

2月22日(日)に東京都の王子で「詰将棋解答選手権」というイベントが行われます。計10作の詰将棋を制限時間内に解いて、正解数を競います。宮田敦史四段も参加するそうです。

このような詰将棋早解き対決を一般の参加者で行うのは初めてではないでしょうか。チェスプロブレムではよく行われている形式なので、詰将棋でも盛り上がると思われます。解図速度に自信のない方でも、若島正氏と山田康平氏の新作を見られるだけで価値があります。「定員50名。先着順。」とのことですので、お申し込みはお早めに。メールでも参加申し込みを受け付けるそうです。

[] Onsite Fairy Mate 月例出題

Onsite Fairy Mateの月例出題。今回は「キルケばか自殺詰6手」です。手数が短いのでそれほど難しくはありません。

それから、fmの新バージョンが公開されました。バグを修正していただき、ありがとうございました。そのほかにも、様々な部分で改善が行われています。

[] BAGLEにご注意

新しいウイルスの「WORM_BAGLE.A」が登場したそうです。添付ファイルを実行しなければ感染しないので、こんなウイルスに引っかかる人はもはや存在しないと思いたいところですが、私のところにも届いたので念のため注意喚起しておきます。

2004年01月16日

[] 深浦康市七段がA級昇級

今日行われた順位戦B級1組▲神谷広志七段 対△深浦康市七段の対局は深浦七段の勝ちでした。これで深浦七段はリーグ成績を9勝1敗とし、2戦を残してA級への昇級を決めました。4月1日付で八段へ昇段することになります。

7割を越える勝率の高さから期待を集めてきましたが、ここにきて朝日オープン選手権での優勝に続き大きな結果を出しました。次の目標はタイトル奪取。近い将来実現しそうな気がします。

[] 将棋パイナップルは移転しています

昨日から「将棋パイナップル」で検索してくる人が多いので、改めて告知。

[] 将棋棋士の血液型

偶然見つけたページ。いろいろあるみたいです。

[] お気に入りの年賀詰は?

詰将棋おもちゃ箱の掲示板で、「年賀詰お気に入り投票」が行われています。2004年年賀詰展示室から好きなものを投票してみましょう。

解いてなくてもかまいません。初形が気に入ったとか、この作品だけ解けたから、とか 理由を問わず、気にいった作品5作以内をこの掲示板に書き込んでください。

投票は一人1回だけ。締切り1月末。

最多得票の作者と、投票者1名(抽選)に詰棋書などを贈呈します。

おもちゃ箱掲示板

[] わらっは、うるびいろ、おくたぼ解答募集中

たほいや倶楽部でこの3つが解答募集に入りました。私はこのうち一つに嘘解答を書いています。

実はもう一つ嘘解答を書こうと意気込んでいたのですが、もたもたしているうちに解答募集が始まってしまいました。しかも、嘘を書く準備段階で偶然答えを知ってしまったので、解答にも参加できません。

そんなわけで、私が解答できるのは1つだけです。じっくり考えたいと思います。

2004年01月15日

[] 王将戦第1局は森内俊之竜王があっけなく先勝

王将戦第1局▲森内俊之竜王 対△羽生善治三冠の対局は、65手で先手の勝ちでした。

居飛車力戦形のこの将棋、互いに右銀を中央に繰り出して勢力争いを繰り広げる中、後手のポカが出てあっさりと銀損。投了を余儀なくされました。終局時刻は3時過ぎと異例の早さ。テレビ中継がなくてよかったですね。はい。大盤解説会はどんな雰囲気だったんでしょうか。

この勝利で森内竜王は通算600勝(282敗)を達成しました。

第2局は28,29日に行われます。

[] 森内俊之竜王が名人挑戦権を獲得

A級順位戦第7回戦▲谷川浩司王位 対△丸山忠久棋王の対局は104手で丸山棋王の勝ちでした。2位で追っていた谷川王位が3敗に後退し、7戦全勝の森内俊之竜王以外は全員が3敗以上となったため、森内竜王が2戦を残して名人挑戦を決めました。

昨日始まった王将戦七番勝負に続き、春にも名人戦七番勝負で羽生-森内戦が実現することになりました。羽生善治三冠が名人位を防衛すれば通算五期で十八世永世名人となります。こういうときの羽生三冠は無類の強さを誇るので、昨年の夏頃までは誰が挑戦者になっても防衛で決まりだろうと思っていたものですが、最近の森内竜王の強さはそれに匹敵する勢いです。勝負の行方は全くわかりません。

名人戦とは別に、森内竜王が残り2戦も勝てるかどうかにも注目が集まります。もし9戦全勝できればA級順位戦では史上初の快挙です。(8戦全勝は、1971年度に中原誠永世十段が記録しています。)

[] 『将棋ガイドブック』基本ルール 指し手

6、駒の動きと性質

マス目上の駒は、その時点で上面になっている方に書かれている文字の駒の動きのみが可能となる。

7、指し手

対局する両者が、手合割に従って自分側の駒を一回(以後一手という)ずつ交互に動かし合うことを“指し手”という。

対局中の指し手は対局者の権利であり、同時に義務でもあるので放棄することはできない。

また指し手の選択は、対局者の自由である。

将棋ガイドブック

第6条では駒の動きについて、上側の駒の動きができることが規定されています。これは、初形で駒を表向きに置いたり、成るときに裏返したりすることと対応しているので、むしろその駒の動きをする面を上に向けると考える方が自然かもしれません。これも「駒」に関する二つの解釈ですね。

第7条では指し手について書かれています。指し手とは「駒を一手ずつ交互に動かしあうこと」だそうですが、今ひとつ意味不明な気がします。また、指し手は放棄できず、自由に選択できます。「対局者の自由である」とわざわざ書かれていることの意義がよくわからないのですが、気にしないことにします。

[] 毎日新聞がMSNと提携

毎日新聞MSNと提携して、ウェブ上での記事掲載はそちらに集約することにしたそうです。しかしサービス名が「MSN-Mainichi」なのにドメインが「mainichi-msn.co.jp」なのは、何を間違えたんでしょうか。

将棋は別として、ウェブ上での毎日新聞の記事掲載はがんばっている方だと思います。それでもサイトはかなり使いにくかったので、これで見やすさが改善されることを期待しておきます。

[] .comが770円/年

今日からスタートしたレジストラです。.comが年額770円というのは非常に安い。事務手続きにかかる費用を考えると赤字でしょう。レンタルサーバーの利益を注ぎ込んで集客に役立てたいということなんでしょう。このようなビジネスモデルが成立するのか注目しておきます。

若林若林 2004/01/16 15:07 ムームードメインのレジストラ料金も安いですが、レンタルサーバのほうも異常に安いです。こちらのほうのテスト利用を検討しています。ご紹介感謝。

mozuyamamozuyama 2004/01/17 00:27 ロリポップのレンタルサーバを使ったサイトは最近よく見かけます。急成長しているようで、安いですし評判も悪くない感じはします。ただ、価格だけ見ると異常というほどの安さではないと思います(私は利用していないので、サーバの質と価格とのバランスがどうなのかはわかりません。)。ドメインについては国内の同業他社と比較して2割以上安くなっているので、安すぎと言ってよい水準だと思います。

2004年01月14日

[] 王将戦七番勝負開幕

王将戦七番勝負第1局▲森内俊之竜王 対△羽生善治三冠の対局は一日目が終了しました。会見プラザでのインタビューで森内俊之竜王は「シリーズが押し詰まってから経験の少ない将棋を指すのはさすがに怖いことですが、第1局や第2局なら新しい戦法に挑みたいと考えていました。*」と話していました。その言葉通り第1局から序盤に趣向を凝らして、何とも言えない相居飛車の力戦形になっています。

KANSAI-SHOGI.COM第53期王将戦7番勝負開幕特集に見られるように、今回の対決は将棋界の頂点を争う戦いと言えそうです。羽生三冠はここで負けると七冠独占以降初の二冠転落、さらにタイトル数で初めて並ばれるという事態を迎えます。もしそうなったとすると、竜王>名人という序列も考慮すれば森内竜王が将棋界のトップに立つということになるわけです羽生・森内が事実上同格となり、賞金額では森内が上回る可能性も高くなります*1

羽生時代の曲がり角を迎えるのか、踏みとどまるのか。今回の対決には目が離せません。

17日追記:「ぽ」さんからのご指摘を受けて訂正しました。竜王と名人は同格ですね。竜王と名人が別々の棋士の場合は先にプロ入りした方が上位とのことです。

[] 光速ノート42

谷川浩司王位の「光速ノート」が更新されました。今回は、棋王戦挑戦権獲得にあたって好不調の波について。不調の時は勝負所の見極めが狂うそうです。

[] 奨励会を出て女流棋士に

昨年11月29日に岩根忍氏が奨励会を1級で退会したという話題に触れましたが、今年4月1日から女流棋士として女流1級から活動することが決まったそうです。これは女流棋士総則中の次の規定によるもので、この規定に基づいて女流育成界を経由せずに女流棋士となる初の例とのことです。

初めから女流棋士の資格がなく、奨励会員としてのみ籍をおいていた女性が、奨励会2級以上で退会した場合、4月1日付又は10月1日付で退会時の段級位でそのまま女流棋士になることができる

この規定によれば「女流棋士の段級 = 奨励会の段級」ということになります。実際のところ実力はどうなのでしょうか。

*11997年谷川浩司が竜王・名人を同時に獲得した際は羽生は四冠を保持して続けていたため、トップから転落というほどの衝撃はありませんでした。

2004年01月13日

[] 森内俊之竜王インタビュー

NIEEKI NET 将棋王国のインタビュー企画会見プラザ第4回は森内俊之竜王。明日からの王将戦七番勝負に合わせての公開です。

「名人位獲得→4連敗で失冠→竜王挑戦→4連勝で奪取」という流れはいかにも劇的でした。将棋世界2月号でのインタビューにもあったような、一回り大きくなった姿が見られます。

名人を獲得してからの1年間は、将棋以外の面で学ぶべきことが多くて、正直、あまり将棋の勉強はできませんでした。器用な方ではないので、環境の変化にもうまくついていけなかったようです。特に、人前で話すことが多くなり、苦労しました。

会見プラザ

また、「鉄板流」や「鉄壁流」という呼ばれ方については次のように話しています。大舞台での将棋で以前との違いを見せつけることを繰り返せば、自然とふさわしい名称が見つかってくることでしょう。

キャッチフレーズよりも、まず先に自分の将棋を見てもらいたいです。最近は「前向きに踏み込んでいく将棋」を指そうと心がけています。

会見プラザ

[] 「日本の伝統文化に関する教育推進会議

米長邦雄永世棋聖が教育委員を務めている東京都は、来年4月に初めて中高一貫の都立校「台東地区中高一貫6年制学校(仮称)」を開校する予定となっています。本日、その件に関する会議が行われたということです。

何が話し合われたかというと、来年度の入試の中の「特別枠募集B」について。定員160人中6人以内がこの枠で選出されることになっており、その選出基準は入試情報のページによると、次のようにあります。

<特別枠募集の応募基準>

B:右のいずれかの分野に継続して取り組み、上級の資格や卓越した能力をもつ小学生

Bの資格等の基準については,現在検討中です。

入試情報

この特別枠Bの別称は「日本の伝統文化に関する卓越した能力に基づく入学者の募集」というらしいのですが、日本の伝統文化の代表に囲碁・将棋が選ばれているわけです。一般的な感覚とはちょっと違うような気がしますけれども、米長永世棋聖の肝入り政策ということなのでしょう。

米長永世棋聖はさらに囲碁・将棋の対局日を出席日数に計上するよう求めています。実現すると本当に囲碁・将棋のエリート教育という感じです。「学校教育に将棋を」という米長永世棋聖の公約は着々と形になりつつあります。

この施策について異論は全くないのですが、私などはいまだに「将棋は文化」という発想がぴんと来ていないので税金を使っちゃっていいのかなと感じずにいられません。

[] 「囲碁殿堂」新設へ

野球体育博物館内の「野球殿堂」を手本にして、「囲碁殿堂」を設立するそうです。

総事業費は約8000万円を見込み、各界から寄付を募る予定だ。

日本棋院、囲碁の「殿堂」年内新設目指す 野球を手本に

「各界」から寄付を募れるあたりが将棋と違うところです。現在の将棋にお金を出してくれるのはほとんど新聞業界だけですから。

しかし、日本棋院の財務状況は厳しいと聞いていましたが大丈夫なのでしょうか。

[] 様々なゲームの賞金額

先月の記事になりますが、偶然見つけました。

世の中にはいろいろなゲームがあります。その中で賞金額の高いものを比較しています。将棋界で最も賞金額の高いのは竜王戦らしいです*1。上のページにある通り七番勝負の勝者は3,200万円を獲得するわけですが、そのほかに勝ち負けにかかわらず対局料として竜王は1,450万円、挑戦者は700万円もらえるので、実質的はもっと高いと言えるでしょう。そう考えると、他の競技についても数字をそのまま受け取らない方がいいかもしれません。

[] 桃木三十一号

9x9=81で公開されている柿木将棋用定跡ファイル「桃木三十一号」が更新されました。今回は「第61期将棋名人戦・順位戦 パーフェクト・データ」の追加です。

[] 将棋を教える渡辺明五段

古い話になりますが、9月10日の話に関連する記事を偶然見つけたのでメモ

将棋のプロと勝負!−−東京・江戸川区 第五葛西小(毎日小学生新聞

[] さるさる日記ウェブログ

さるさる日記はてなアンテナで捕捉できなくて困るので、これを使って別のところに移ってくれるとうれしいなあと書いてみるテスト

*1:「らしい」というのは、竜王戦以外では賞金額が公表されていないためです。

2004年01月12日

[] 将棋パイナップル、正式移転

将棋パイナップルが以前からの予告通り移転しました。

旧URLは15日で無効となるそうですので、リンクブックマーク修正などはお早めに。

[] 中国の人間将棋

人間将棋といえば山形県天童市の人間将棋が有名ですが、中国にも似たようなイベントがあるそうです。写真だけなので、対局者がその場で手を考えているのか、それともあらかじめ決められた棋譜に従って動いているのかはよくわかりません。

[] 先月のベストは

棋書ミニ投票@将棋 棋書ミシュラン!第13回のお題は「2003年12月度、棋書月間MVP決定!*」。

四間飛車の急所(1)』で決まりでしょう。2003年全体でもベストと思います。

それから、詰将棋パラダイス書籍情報にある山本昭一作品集『怒濤』も良さそうな感じです。私はまだ買っていませんが、購入予定。

[] 売れているそうです

上記ページによると、『怒濤』はだいぶ売れているそうです。早めに郵便局に行かなければ。

[] 更新しました

将棋棋士リスト(五十音順)で物故棋士まで含めた一覧を公開しました。表形式のためやや重くなっています。元データのCSVファイルも公開しましたので、お好きなように加工してご利用下さい。

元データから加工する形で出力しているので体裁の変更も用意です。改善すべき点などありましたら、お気軽にアドバイス下されば幸いです。

これは広く使われるべきデータなので別のところにも置いておいて誰にでも編集可能にした方がいいですかね。将棋 - Wikipediaに一ページ作成するなどいいかもしれません。

isodaisoda 2004/01/13 15:26 棋士一覧、すばらしい資料です。リンク先をこちらに変更させてもらいました。

mozuyamamozuyama 2004/01/13 22:26 どうもありがとうございます。テーブルを使うと重たいのが心配です。

2004年01月11日

[] 女流名人位戦第1局は、清水市代女流王位の先勝

今日行われた女流名人位戦*1第1局▲中井広恵女流三冠 対△清水市代女流王位の対局は94手で後手の勝ちでした。棋譜は女流名人位戦のページでご覧になれます。

矢倉模様から5手目▲6六歩に対し、後手が居玉のままで右四間飛車の速攻をかけました。先手は雁木に組んでこれに応じ、角交換から一転してじっくりした戦いとなりました。その後先手は6・7筋の位を取り金銀を全て三段目より上部に繰り出す大胆な駒組みを見せました。そこから先手は右辺で仕掛けを見せたものの、後手のカウンターにあい、最後は金銀逆形による6七の弱点を突かれていくばくもなく投了に追い込まれました。

清水女流王位が5年ぶりの女流名人位奪回に向けて好スタートを切りました。第2局は25日(日)の予定です。

[] NHK杯戦、中井広恵女流三冠は中原誠永世十段に敗れる

今日放映されたNHK杯テレビ将棋トーナメント3回戦▲中井広恵女流三冠 対△中原誠永世十段の対局は、中原永世十段の勝ちでした。

戦形は後手の右玉に先手の矢倉。中原永世十段が経験の差を生かして勝ったという印象でした。中井女流三冠は少し慎重になりすぎたのかもしれません。4筋で戦端が開かれたあたりで持時間を残していればあるいはという雰囲気もあっただけに、惜しかったと思います。

今回は番狂わせはなりませんでしたが、今後は各棋戦でこのような対決が増えてくるものと思われます。トップクラスの棋士も油断できない時代になってきました。

[] 四間飛車の急所

四間飛車の急所(1)』が大手書店で売り上げ上位に入ったそうです。将棋本の最近の大ヒットといえば『島ノート 振り飛車編』ですが、これは講談社の営業力の強さも売り上げ増加に貢献しました。『四間飛車の急所(1)』はまだ『島ノート』ほど売れてはいないものの、純粋な内容の良さだけでこの売り上げを達成したことはこの本に対する評価の高さを裏付けていると言えるでしょう。

浅川書房は設立されて間もない会社。まだこれが2冊目の出版です。並の本と比較して10倍の手間かかっていると思うのですが、売り上げが10倍になるわけではないのでなかなか大変そうです。会社の資金繰りを気にせずに本作りに集中できる環境が整うといいですね。

白砂青松氏も書かれていましたが、ぜひ購入してほしいと思います。

[][] 大局詰将棋

大局詰将棋 No.2の解答を送りました。ところが、変化の中で関氏の見落としていたものがあったということで、解答募集締切が延長されています(明日12日まで)。

無駄合という解釈もあるかと思ったのですが、無駄合の定義でもめるよりは変化をすっきりさせるよう努力した方がいいかもしれませんね。

3手詰ですので、お時間のある方はぜひ考えてみて下さい。天狗と鉤行が独特の動きで面白いです。

[] Onsite Fairy Mate 解答発表

Onsite Fairy Mateの月例出題解答が発表になりました。相当考えたのですが、結局お手上げでした。

解答を見るとあと一歩のところまでは行っていたんですね。詰め上がりの想定までは進んだものの4六を飛で埋める発想がありませんでした。

[] わらっは、うるびいろ、おくたぼ

たほいや倶楽部、新年初出題は次の3つ。

どれかに嘘解答を書いてみようかと考え中。

*1:今気付いたんですが、女流名人「位」戦なんですね。

2004年01月09日

[] 棋王戦挑戦者は谷川浩司王位に

棋王戦挑戦者決定戦第2局▲谷川浩司王位 対△深浦康市七段の対局は、137手で谷川王位の勝ちでした。棋譜や写真などは棋王戦中継でご覧になれます。

横歩取り3三角から8四飛と引く将棋。序盤の応酬で先手が龍を作って一本とった形になりました。その後、先手の▲8二角をきっかけに後手が動き激戦となりましたが、▲7三馬が強手で、上部に逃げ出した後手玉をうまく寄せ切りました。

これで谷川王位が丸山忠久棋王への挑戦権を獲得しました。この二人の対決というと2001年の名人戦が思い出されます。そのときは今ひとつ将棋がかみ合わない雰囲気がありましたが、それから角換わりも横歩取りも定跡が進歩しているので、また違った戦いが見られるのではないでしょうか。

[] A級順位戦崖っぷち対決は島朗八段の勝ち

その裏で行われていたA級順位戦7回戦▲島朗八段 対△青野照市九段の対局は、島八段の勝ちでした。

未だ1勝同士のこの対戦、順位の悪さも考慮すると負けた方の降級が事実上確定してしまうという厳しい一戦でした。そんな中で結果を出したのは、順位戦の勝負所で強いと言われている島八段。2勝目を上げて残留へ望みをつなぎました。

一方の青野九段はいよいよ追い込まれました。残り2戦で連勝が必要で、その上で他の棋士の勝ち負けの具合次第では残留の可能性があるという状況です。

[] 24BBネット 販促キャンペーン

24BBネットの販促番組「席主と対決」(十番勝負)は当初100円の予定でしたが、

販促番組「席主と対決」(十番勝負)は3月末まで無料番組といたします。 ビナコイン購入したことが一度でもあれば入場できます。気軽に参加下さい。 1週間に1度のペースで行います。

24BBネット

とのことです。さすが久米さん、機敏です。

今日午後9時からは右四間の対決が行われました(久米宏席主が四間飛車)。私は見てませんが盛況だったんでしょうか。

明日10日午後8時からは左4六銀の対決だそうです。会員登録された方はご覧になってみてはいかがでしょう。

[] トーナメントがいいか、リーグ戦がいいか

都教委は8日、来年4月に台東区に開校する都立初の中高一貫校について、入学者募集の際に実施する適性検査の問題例を事前公表した。

都立初の中高一貫校、適性検査の問題例公表−−判断・分析など総合力試す

【3】 囲碁将棋は、江戸時代にも行われ、その様子は浮世絵にも表されています。さて、太助、平治、彦蔵、喜八、三吉の5人は囲碁大会を行うことになりました。

 あなたがこの囲碁大会を開くとしたら、優勝者を決めるのに、トーナメント戦とリーグ戦のどちらの試合方法を選びますか。あなたがその試合方式を選んだ理由を、それぞれの試合方式を対比させながら2つ書きましょう。

都立初の中高一貫校、適性検査の問題例公表−−判断・分析など総合力試す

この問題だったら江戸時代は関係ないし、囲碁・将棋である必然性もないような。むしろ先手後手の問題がある分だけ、問題が無意味に複雑化している気がします。

個人的には、5人で単純なトーナメント戦を行うのはやめた方がいいかと。先後一セットで総当たり戦がベストだと思います。もし時間がないとしたら難しいですね。4人なら棋聖戦最終予選のような2敗失格方式がよくあるやり方だと思いますが、5人だとどうしても半端になるので当たり方の差による不公平を少なくするのが難しい感じです。あと3人連れてきて8人の大会にするというのはなしでしょうか。

[] 拡大鏡

画面の拡大・画期的かも。で知ったのですが、Windowsでは「拡大鏡」というアクセサリがあり、画面上の任意の場所を拡大表示できます。ということは、画像だろうがJavaAppletだろうが何でも拡大できるということです。Macでも似たような機能があります。

将棋盤画像が小さすぎたりしてもこれで何とかなることがあるかもしれません。

[] クロスサイトスクリプティング

昨日8日に「今までで最も「特定の話題に関するリンク集」がほしいと感じました。」と書いたのですが、そのものすばりのページがありました。

一応確認したつもりだったのですが、私は何を見ていたのでしょうか。

これだけでは何なので、今回の記事とも直接関係しませんし、将棋からも離れてしまいますが、ウェブセキュリティについて具体的なことを少し書いてみようかと。セキュリティについて多少調べたことのある方にとっては常識的なことですが、将棋関係ではあまり知られていない話だと思うので。

このページで利用しているはてなダイアリーではHTMLタグが利用できますが、JavaScriptは利用できないようになっています。例えば「<script>」と書くと、<が&lt;に、>が&gt;に変換され、HTMLソースがそのまま見えてしまう結果となります。JavaScriptを使う方法はこのほかにもたくさんありますが、どのように記述してもJavaScriptが使えてしまうことはありません。(もし使えてしまえたら、それは想定外の事態なのではてなに報告して下さい。感謝されるはずです。)

なぜJavaScriptを禁止しているのかというと、それははてなのユーザ認証と関係があります。はてなではユーザ認証にクッキーを利用しており、クッキーが保持されている限りログイン状態が保たれます。ということは、仮に他のはてなユーザのクッキーを盗むことができれば、その人になりすまして勝手に日記を書いたり勝手に質問したり勝手にポイントを送金したりすることが可能になります。あってはならないことです。

JavaScriptにはクッキーを扱う機能があります。仮にはてなダイアリーでJavaScriptが利用可能だったとしましょう。すると、悪者は次のようにして他人のクッキーを盗むことができます。

  1. まず悪者は自分のはてなダイアリーを開設し、他のはてなユーザを呼び込みます。
  2. そのはてなダイアリーには、罠のJavaScriptが記述されています。そのJavaScriptはクッキーを悪者の利用する別のサーバに送信してしまいます。
  3. 送信されたクッキーをコピーして、そのクッキーをセットしてはてなにアクセスすればユーザ権限を奪取できることになります。

この方法が怖いのは技術力がほとんど不要なことです。ウェブセキュリティを脅かすのは「ハッカー」の仕業というような俗説がありますが、現実には高度な技術力とはあまり関係ない世界です。(念のため書いておくと、これを実行したら不正アクセスになると思います。違法行為ですので、もし可能だとしても決して実行してはいけません。)

このシナリオを回避するには、JavaScriptそのものを禁止するのではなく、JavaScriptのクッキーを利用する部分だけを禁止すればいいのではないかと思われるかもしれません。しかし、技術的にクッキーを利用する部分だけ禁止というのはほとんど不可能です。JavaScriptが利用できないのは不便ですが、はてなダイアリーを利用する限りはどうしようもありません。

このような形でアカウントの乗っ取りが可能になってしまう脆弱性は一般にクロスサイトスクリプティング脆弱性(XSS脆弱性)と名付けられています。ここで紹介したようなJavaScriptやクッキーに関係するものだけではなく、様々な形態の脆弱性が様々なサイトで報告されています。ポータルサイトのように非常に多くの人が利用するサイトや、オンラインバンキングのように金銭に直接関わるサイトも例外ではありません。

そんな中ではてなはXSS対策をしっかり行っている稀有な存在です。その内容は、キーワードはてなダイアリーXSS対策」やhoshikuzu|stardustの書斎過去ログなどで確認することができます。

上のページをご覧になった方は、どうしてこのように複雑な対策が必要なのかといぶかしく感じられたかもしれません。これはHTMLでJavaScriptを利用する手段が多岐に渡っていることが原因です。JavaScriptを使うにはscriptタグを利用するのが最も一般的な方法ですが、他にもリンク中にjavascript:で始まるURIを記述するとか、イベントハンドラを利用するなど多種多様な方法があり、一つ一つつぶしていったのでは対策漏れが起こりがちです。具体的にどうすればいいかは、http://www.ipa.go.jp/security/awareness/vendor/programming/a01_02.htmlなど、検索すれば有用なページが多数見つかると思いますので、そちらを参照して下さい。

クロスサイトスクリプティングの危険性は4年ほど前から危険性が認識されはじめ、2,3年からは多くのサイトの欠陥が指摘され続けてきましたが、現在でもこの脆弱性を抱えたまま運用されているサイトが数多く残されているのが現状です。セキュリティを重視する機運は年々高まっているものの、本当に安全になる見通しは全く立ちません。

ユーザ側でできるせめてもの対策は、ブラウザのセキュリティ設定を厳しくしておくことです。それでも完全ではありませんが、しないよりはずっとましでしょう。セキュリティ設定をゆるめないと閲覧できないページも数多くありますが、そんなページは見ないという決断もときには必要かもしれません。

それでは、もしあるサイトの脆弱性を偶然発見してしまったらどうすればいいのでしょうか*1。サイト管理者のセキュリティに関する認識が甘く、報告してもまともに取り合ってもらえない場合にはどうすればいいのか。自分がそのサイトから離れて知らんぷりするしかないのか。困ったことに、これは未だに解決されていない問題です。解決されていれば、今回のような事態も起きなかったことでしょう。*2

セキュリティは人間の問題です。本当に。

[] ドメインにかかる費用

昨日8日のドメインの話の不正確さについてコメントを受けたので、もう少しきちんと書いてみます。私がよく知らない部分が多いので、詳しく知りたい方は専門のサイトを参照して下さい。検索すればたくさん見つかるはずです。

「数年前までは最低でも月額数千円はかかっていましたが」と書いたのですが、これは独自ドメインでサイトを運用するためにかかる総額のつもりでした。主な内訳は次の2つからなります。

  • ドメイン名を確保する
  • そのドメインを利用してサイトを構築する

この2つを一括して取り扱う業者もありますが、別々に契約することも可能です。業者が信用できるか不安な方は、別々に契約した方がよいでしょう。前者の業者をレジストラといい、後者の業者はウェブホスティングとかレンタルサーバなどと呼ばれることが多いようです。*3

前者の価格は現在では最も安いところで年額1000円前後から*4と、これ以上大幅に安くするのは難しい水準まで下がっています。総費用のうち前者の占める割合はごく小さいもので、総額がいくらになるかは後者にいくら費やすかでほぼ決まると言えます。

例えば、勝田将棋盤のサイトは(総費用が)年一万円だったと書いてあった記憶がありますが、現在はもっと安い選択肢が増えています。最近はほとんどチェックしていないので具体的な名前を出さずに書きますが、月額数百円でもそれなりの数の業者があり、月額1000円まで含めれば相当十分な選択肢が得られるのではないかと思います。

とはいえ、品質は価格次第という部分はどうしてもありますから、少しでもつながらなくなっては困るとか非常に多いアクセス数が見込まれるなどという場合には、もっと高い価格帯の業者を選択する必要があるでしょう。レンタルサーバはピンからキリまであるので、どの程度品質を求めるべきなのか自分と相談することが重要です。

*1:偶然発見することがあるのかと疑問に思われる方もいらっしゃるかもしれません。例えばhttp://www.cmt.phys.kyushu-u.ac.jp/~M.Sakurai/diary/200401.htmlの1月8日付を参照していただくと、理解していただけると思います。

*2個人情報漏洩を指摘された側が何も行動を起こさないということは珍しくないそうですが、今回のケースには当てはまりません。それでも、定まった手順があれば今回のようなことにはならなかったはずです。蛇足ですが、念のため。

*3:自前でサーバを用意することも可能で、その場合には後者の費用は自分でサーバを運用する費用となりますが、ここではおいておきます。

*4:.com/.net/.orgの場合。現在ドル安が進行しているので、円ベースの額ではもう少し安くなるかもしれません。.jpなど他のドメインはもう少し高くなります。

2004年01月08日

[] 森内俊之竜王 名人挑戦へマジック1

今日行われたA級順位戦鈴木大介八段 対△森内俊之竜王の対局は森内竜王の勝ちでした。これで森内竜王は順位戦7連勝。次の対局に勝てばもちろん、14日(水)の▲丸山忠久棋王 対△谷川浩司王位戦で谷川王位が敗れても、森内竜王の名人挑戦が決まります。

今の森内竜王は手が付けられない強さです。

[] 羽生善治三冠インタビュー

NIKKEI NET 将棋王国の会見プラザは、番外編ということで羽生善治三冠のインタビュー。

今の将棋界で、一年を通して勝ち続けるのは難しいと思います。*」というのは少し弱気に見えますが、仕方ないのでしょう。名人を奪取した頃には七冠の再現もあり得るかと考えも頭をかすめましたけど、もう無理ということかもしれません。

[] shogi-pineapple.com

将棋パイナップルが移転して、URLがhttp://shogi-pineapple.com/になるそうです。私のところからはまだつながりません。

独自ドメインを取得するサイト将棋関係でも増えてきました。数年前までは最低でも月額数千円はかかっていましたが、現在では国内のサービスでも月1,000円を切る価格でも選択肢がかなりある状況なので、個人でも気軽に取得できるようになってきています。

独自ドメインの最大の利点は、サーバの業者がつぶれてもURLが変わらないこと。これはサイトを運営する方にとってかなりの魅力だと思います。サイト運営にお金を使っても構わないと考える方は検討されてはいかがでしょうか。

[] ばか詰解答

Fairy of the Forest - 九州G作品展フェアリー別館で解答募集していたばか詰の解答が発表されました。解答者が意外と少なかったですね。

今度は「持駒なし」のばか詰の投稿を受付中とのことです。もっと多くの方の投稿があるといいんですが、私はなかなか作りにくいです(汗)。

[][] 大局詰将棋 問題1正解発表

大局詰将棋No.1は結局正解者なしだったそうです。No.2は12日(月)まで解答募集中とのことですので、考えてみてはいかがでしょう。

私は解けた(と思う)ので送信しましたが、Internal Server Errorになったのでとどいたかどうかちょっと不安。

追記:こちら側の環境の問題だったようです。失礼いたしました。

[] 将棋関連アンテナ

将棋サイト専門のアンテナ。いつできるかと思っていましたがついに作成されました。こうして見るとたくさんあるものです。

[] ネットの脆弱さ

朝日新聞の1月4日付トップ記事です。「個人情報漏洩って怖いよね」という脊髄反射的な反応ですましてしまってはいけないということだけはわかりますが、様々な問題が含まれていてうかつにコメントしにくいです。正確でない情報に基づいた言説も出回っているようですし。今までで最も「特定の話題に関するリンク集」がほしいと感じました。

とりあえず、次の2点ははっきりさせておくべきでしょう。

  • 一連の出来事が起こったのは昨年11月。このページでも少し触れようかと思ったのですが、不明な点があったのでやめておきました。
  • 朝日新聞の版によって文章が異なっている。

とりあえず、はてな内で言及のあったページ。

これだけでは全く足りませんが、とりあえずリンクを少しだけ。

これだけでは何なので、将棋サイトの場合はどうなのか考えてみます。

将棋関係のサイトで個人情報が集まっているところはいくつかありますが、だいたい2種類に分けられるように思います。

  • サイトの運営を専門の業者に委託している場合
  • 基本的に自前で運営を行っている場合

前者の場合は、それほど問題にはならないのだろうと思います。専門業者だからといってセキュリティがきちんとしているとは限らないのが現状ですが、これが問題になるとしたら将棋界隈にとどまらない被害になります。

後者の場合、具体的なことは書きにくいですが、私はやや心もとない印象を持っています。もっとも、まだ個人情報保護法も完全には施行されていないことですし、それほど個人情報を守ろうとしていないだけかもしれません。その時期になったらもっときちんとした状況になるといいなあ、と楽観的に書いておくことにします。個人情報をきちんと守れていないところは、思っている以上に多いということだけは確かです。

[] 新聞読む派?読まない派?

1月6日あたりの話と関連して、

日本新聞協会のページ。だいぶ危機感があるようです。

例えば、討論ポイントチェックの5つ目はこんな対立項が提示されています。

  • 速報性ではテレビ、インターネットが勝る。
  • 整理された情報が読めるのは、新聞。
Read Me. あなたは新聞、読む派?読まない派?

この二つは対立するものではない気がしますがそれはとりあえずおくとしてどちらかを選ぶとしたら、前者は完全に正しいのに対し、後者は新聞でなくても整理されているものはあるし、新聞だから全て整理されているというわけでもないので、前者を選ぶしかないように思います。

いずれにしても今の時代に速報性が新聞の価値にならないことは誰の目にも明らかということです。他のメディアに触れる機会があるなら、将棋の対局結果のようなものを知るために新聞を取ったりはしないわけですね。

ysugiyamaysugiyama 2004/01/09 13:12 独自ドメインはもっと安いです。1999年の段階でも2年契約で80ドルでした。今は10年契約で150ドルです。http://www.networksolutions.com/の場合ですけど。

mozuyamamozuyama 2004/01/10 00:54 書き方が悪かったですね。すみません。詳しくは9日分に書きました。

2004年01月06日

指し初め式 指し掛け図

[] 指し初め式

昨日、東京の鳩森神社および将棋会館で「将棋堂祈願祭」と「指し初め式」がとりおこなわれました。指し初め式は関係者が一手ずつ指していく儀式で、佐藤康光棋聖によって指された初手▲5六歩から相中飛車の将棋になったそうです。遊び将棋の気楽さですね。70手進んで指しかけになった局面を上に貼り付けてみましたが、角得ではさすがに先手優勢ではないでしょうか。

また、関西将棋会館でも指し初め式が行われました。

[] 将棋新聞を選ぶ人はいるのか

棋書ミニ投票@将棋 棋書ミシュラン!第12回のお題は「主催棋戦で新聞を選んだ人、手を挙げて!*」。

現在のところ「かんがえたこともなかった」がほとんどですね。私は新聞は読んでますが、棋戦で選ぶなんてことはしてません。

実際のところ、将棋欄がなくなっても新聞の売り上げに影響はないと思います。

[] 四間飛車の歴史

今さらですが、竜淵庵四間飛車の歴史が完結しました。未読の方は『四間飛車の急所1』とあわせてぜひどうぞ。

2004年01月05日

[] 24BBネット、初の有料番組

24BBネットで初めて有料の番組が配信される見込みとなりました。内容は「【販促】席主と対決」とのことで、価格は100円だそうです。どのようにして指し手を決めるのか、1時間でどの程度指せるかが見物です。

番組タイムテーブルによると、今日の18時半から「番組名:相談test講師名:南雄一、受講料:500」という番組があったらしいですが、これは単なるテストのようです。南雄一という人はマクロメディア認定プロフェッショナル試験合格者一覧に名前が載っている人なんでしょう。

[] 将棋パイナップル移転中

将棋パイナップルが移転作業中とのことで、現在掲示板部分が閲覧できなくなっています。

[] 広恵の対局室

中井広恵女流三冠のサイト広恵の対局室がリニューアルされています。日記ページも新しくなったんですね。前からこうでしたっけ。

しかし私の場合、最初に画像オフでアクセスしたら何も分かりませんでした。これは致命的かと。個人的にはこういうページの作り方は好きではありません。

[] 将棋棋士リストに引退棋士を追加

将棋棋士リスト(五十音順)に引退棋士を追加しました。手元では物故棋士のリストまで完成していますが、容量の関係でここまでとしました。物故棋士も含めた完全版は後日別の形で公開するつもりです。

[] 読みが同名の棋士を追加

読みが同名の棋士に見落としがあったので追加しました。書き加えたのは以下の9組。「みちお」などはすぐに思いついても良さそうなものでした。

  • 石川陽生六段 と 寺田昭夫六段(故人)
  • 青木清六段(引退) と 萩原淳九段(故人)
  • 大内延介九段 と 屋敷伸之八段
  • 桜井昇八段 と 田丸昇八段 と 小阪昇七段 と 大友昇九段(故人)
  • 長谷部久雄九段(引退) と 廣津久雄九段(引退)
  • 有吉道夫九段 と 高橋道雄九段
  • 前田祐司八段 と 依田有司六段 と 増田裕司五段 と 佐瀬勇次名誉九段(故人)
  • 植山悦行六段 と 窪田義行五段 と 松本佳介五段
  • 竹部さゆり女流三段 と 本田小百合女流初段

[] 「あ〜ん」を、特に好きなわけではないけどふと頭に浮かんだ将棋用語で埋める

クラブというわけではありません。

  1. あ:合駒
  2. い:石田流三間飛車
  3. う:打歩詰
  4. え:永世名人
  5. お:大盤解説
  6. か:角換わり腰掛け銀
  7. き:近代将棋
  8. く:倉敷藤花
  9. け:煙詰
  10. こ:光速の寄せ
  11. さ:指し初め
  12. し:奨励会
  13. す:雀刺し
  14. せ:千駄ヶ谷
  15. そ:袖飛車
  16. た:対局日誌
  17. ち:地下鉄飛車
  18. つ:塚田スペシャル
  19. て:手得
  20. と:遠見の角
  21. な:中飛車
  22. に:二歩
  23. ぬ:沼春雄
  24. ね:眠り猫
  25. の:野本虎次
  26. は:原宿将棋通り
  27. ひ:左美濃
  28. ふ:振り駒
  29. へ:変化手順
  30. ほ:本筋
  31. ま:毎日コミュニケーション
  32. み:ミクロコスモス
  33. む:無理筋
  34. め:名人
  35. も:森下システム
  36. や:矢倉
  37. ゆ:夕休
  38. よ:横歩取り
  39. ら:裸玉
  40. り:両王手
  41. る:
  42. れ:連続王手の千日手
  43. ろ:
  44. わ:脇システム
  45. を:
  46. ん:
  47. が:雁木
  48. ぎ:逆王手
  49. ぐ:軍人将棋
  50. げ:激辛
  51. ご:ゴキゲン中飛車
  52. ざ:
  53. じ:順位戦
  54. ず:
  55. ぜ:ゼット
  56. ぞ:俗手
  57. だ:大道棋
  58. ぢ:
  59. づ:
  60. で:田楽刺し
  61. ど:同型
  62. ば:ばか詰
  63. び:秒読み
  64. ぶ:文鎮
  65. べ:
  66. ぼ:棒銀
  67. ぱ:パンツを脱ぐ
  68. ぴ:
  69. ぷ:
  70. ぺ:
  71. ぽ:ポカ

2004年01月02日

[] 年賀詰

詰将棋界では新年に詰将棋を披露する年賀詰という風習があります*1。今年も各ページで公開されています。

特にコーヘイ天国の乱!の年賀詰は異色というか禁断の作です。

[] 年賀算

それとは別に、年賀算も公開されています。

後者は次のような問題。

問題:昨年と同じ。16と×÷+−()を使って2004を作りたい。何個16があればよいか。

一日一題

答えは11個?

[] 雑記帳 by Mochio Umeda

キーワード将棋経由で発見。少し読んで、簡潔ながらやけに密度の高い記述が続いているなあと感じました。よく見たら、英語で読むITトレンドを書いている梅田望夫氏。どうりで中身が濃いわけです。

将棋界について外部からの発言はめったにありませんので、貴重な存在です。千駄ヶ谷と世間との間の溝に橋渡しをするような発想が出てくるのではないかと期待しています。

[] ofm214到来

メールマガジンのOnline Fairy Mateが送られてきました。最近、解答も投稿もしていなくてすみません。

今、ばか自殺ステイルメイトが一つできているのですが、フェアリーランド行きかOFM行きか迷っているところです。

[] 読んでない本だらけ

棋書ミニ投票@将棋 棋書ミシュラン!第11回のお題は、「買った本、全部読んでますか?*」。

大掃除の際に袋に入ったままの本が何冊か発見されたのがショックでした。

[] キフドー

誰でも自戦記を登録できるページだそうです。白砂青松の将棋研究室棋譜アップローダーと似たような感じ。

注目するのはシステムがphpベースで構築されていることでしょうか。将棋関係のページではあまり見かけない仕組みです。ダイナミックDNSを利用した自宅サーバで運用されているのも珍しい。しばらくは投稿が少ない状況が続くと思われますが、めげずに継続してほしいと思います。

[] 謹賀新年

ということで、今年もよろしくお願いいたします。

*1:「詰将棋界」って普通では使われない用語だと思いますが、そういう「界」もあるんです。

yomoyomoyomoyomo 2004/01/03 00:21 梅田望夫氏は、羽生善治と親交があるようで、CNETに舞台を移す前は、blogでちょくちょく将棋のことを触れられていました。「若手座談会-羽生善治を囲んで大いに語る」というのがあります(http://www.mochioumeda.com/archive/nb/020701.html)。

mozuyamamozuyama 2004/01/04 14:15 コメントありがとうございます。http://blog.japan.cnet.com/umeda/archives/000039.html で将棋については書かないということだったのですが、それとは別に将棋の話題が出る場ができてうれしいです。

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