勝手に将棋トピックス RSSフィード

 | 

2005年02月05日

[][] 将棋のプロとは

瀬川晶司氏が特例によるプロ入りを希望した問題は、将棋界に詳しくない方から見ると一体何が問題になっているのかわかりにくいと思います。そこで、将棋界の人にとっては言わずもがなのことも含めて、かいつまんだ説明を書いてみます。

将棋のプロ棋士になるには、原則として1つの道を進むしかありません。それは、奨励会*1に入会し、三段まで昇段し、三段リーグで2位以内に入ることです。三段リーグは半年に一度のペースで行われるので、1年で4名のプロ棋士が誕生することになります。新人プロが年間4名しか誕生しないというのは、基本的に少数精鋭主義を取っていると言えるでしょう。

奨励会三段ともなるとその実力は相当なもので、弱いプロより強いと言われる三段は珍しくありません。実際、奨励会員が参加できる唯一の公式棋戦の新人王戦では三段がプロに勝つ対局がしばしば見られます。1992年度には石飛英二三段が決勝戦まで進出して話題になったことがあるほどです*2。そのような強者が集まった三段リーグを勝ち抜くことは、プロになるために十分な実力を秘めている若者にとってさえ容易ではありません。しかも、奨励会には年齢制限があり、どんなにがんばっても29歳までにプロ入りを果たせなければ、奨励会を退会しプロへの道をあきらめなくてはなりません。その様子は、「将棋の子」を読んだ方ならよくおわかりと思います。 とはいえ、アマチュアであってもプロ棋戦に参加できないわけではありません。朝日オープン選手権竜王戦をはじめ、多くの棋戦でアマチュアの参加が認められています。その多くは同じ主催社が開催するアマ棋戦を勝ち抜いた人へのごほうびとして、トーナメント表の末席に参加させてもらえるという形を取っています。

ところが、実際にアマプロ戦が行われてみると、近年ではプロに勝つアマが珍しくないことがわかってきました。2002年6月に朝日オープン選手権1回戦のアマプロ戦が10局行われた際に、結果がアマの7勝3敗だったことは多くのファンに衝撃を与えました。

さて、奨励会三段リーグを勝ち抜くのが通常のプロへの道ですが、「特例」でプロ入りが認められるという道も極めて例外的な手段として残されているようです。お隣の囲碁界では、医師の国家資格を持つ坂井秀至氏が2001年に五段でプロ入りを認められた例があります*3。このような形で、瀬川氏がプロ入りすることができないだろうかというのが「盤上のトリビア」の問題提起でした。

この問題は、プロとは何かという根元的な疑問を改めて問いかけているのだろうと私は考えています。将棋ファンは、「強い」将棋を見たいのであって、「三段リーグを勝ち抜いた」将棋を見たいのではないということを指摘しておきます。

*1:正式名称は「新進棋士奨励会」

*2将棋アーカイブス VOL.16

*3アマ最強の坂井さん、医師からプロ棋士へ囲碁では通常は初段からプロ入り。

違う!違う! 2005/11/06 20:23 将棋ファンは、「強い」将棋を見たいのであって、「三段リーグを勝ち抜いた」将棋を見たいのではないといということ
これは筆者の私見であり、プロとは人生そのもの。奨励会を勝ち抜いたもののみが価値がある。今日ここに瀬川氏のアンチファンの出来上がりだ。

“違う”に大賛成“違う”に大賛成 2005/11/06 22:40 筆者は何様か。自分の考えを将棋ファンの代表といわないでいただきたい。筆者も当然わかっているように三段リーグの過酷さはこの6番勝負など問題にならない。この勝負で本当に瀬川氏が勝たなくてはならないには、久保八段と佐藤三段のはずだ。失礼だが後の4人は勝っても?だ。佐藤三段に勝たなくては奨励会の諸君が浮かばれない。それだけではない、今まで志半ばに退会して言った諸君もだ。私もここに“反”瀬川ファンを宣言する。

ほぼ?同意見ですが…ほぼ?同意見ですが… 2005/11/06 23:09 プロになるなら,年齢制限という壁の中でプロを目指している三段リーグの棋士達を納得させるため,佐藤三段を軽く破って,雪辱に燃える久保八段にも勝って,堂々とプロになって欲しかった。
これからプロの世界で「強い」将棋を見せて,是非,アンチ瀬川を瀬川ファンに変えてくれることを期待しています。

どっちでもいいけどどっちでもいいけど 2005/11/06 23:11 失礼だが後の4人は勝っても?なんて言われる様な人がプロなんかやってるから、アマにポロポロ負けるんじゃないのか?
瀬川氏のプロ編入については世間一般の人々は「強かったら良いんじゃないの?」という意見がほとんどだと思う。
将棋であろうがなかろうがプロは優勝劣敗の世界。アマの瀬川氏がプロに勝ちまくるからプロ側が無視できなくなっただけであって、最初からプロが負けなきゃこんな話は話題にもならん。
プロの方々には一層の精進をお願いしたいと思う。

んーんー 2005/11/07 00:23 瀬川氏の、およそ十年もの間、夢を持ち続けたことに感銘を受けた。自分が同じ状況なら諦めてしまうと思った。
これからどの位活躍されるのか、興味がある。

将棋の世界って将棋の世界って 2005/11/07 00:36 かび臭い世界だねぇ。
年齢制限や変なハードル作ってることに疑問を持とうよ。
パワハラストーカー生み出してる世界だよ?

鬼 2005/11/07 01:27 年齢制限っていつまでも将棋の世界にはまって
人生のやり直しが効かない年齢まで挑戦させないって親心なんじゃ?
29歳ならまだやり直せる年齢だしね
瀬川氏の場合は社会人として生活しながらも諦めなかった
その点で素晴らしく またプロになっても良いと認めるに相応しい存在なのではないかな?
奨励会から脱落した人たちもきちんと働き尚且つ精進を続ければプロになれると希望を持ったと思うよ

反対派は視野が狭い反対派は視野が狭い 2005/11/07 03:39 プロはもっと間口を広くしたほうがいい。
これから10年経てば大概の棋士はコンピューターに負ける事態が来る、そうなった時に指方向性を持った人間を純粋培養しているような今の将棋界では廃れてしまう。
今の若手は正直言ってアキバ系と区別がつかない、これはどうかと思う。フリークラスをもっと広げて毎年3,4人はもっと別の方法で入会できるようなシステムにしたほうがいいのではないか?
同時に現3段リーグは過酷過ぎるもっと簡単にしてもよい、方針ではプロになった以上生活を安定させるべきだ
という考えのようだが、過保護すきないか?今の世の中
そんなに過保護な体質の団体は珍しい。間口を広げる代
わりに自分で営業かける裁量権を与えるようにしたらい
いのではないか?

すごいです。すごいです。 2005/11/07 03:50 よく働きながら将棋を続けたねえ。プロのように対戦相手に恵まれたわけでもないだろうしねえ。情熱を失わなかったのがすごいよ。敬服ってのはこーゆーときに使うんだねえ。

本当のプロ本当のプロ 2005/11/07 09:33 プロの世界は、将棋界だけではなく ゴルフ・相撲・テニス・サッカー・野球 いろいろ有りますが 話題性や自分の収入に満足できる人たちは ほんの一握りの人達ですよ
瀬川さんも これからが真を問われる 自他共に・・・
でも、真摯な結果が最後まで 続くようお祈りします。
ゴルフ界では 両極を見極めてしまったような話題もありますし・・・

反対派視野は狭くない反対派視野は狭くない 2005/11/07 23:16 同時に現3段リーグは過酷過ぎるもっと簡単にしてもよい、方針ではプロになった以上生活を安定させるべきだ
という考えのようだが
 何を勝手に思い込みを語ってるの?誰もそんなこと言ってないよ。むしろ年間4人大いに結構、厳しいから意味があるんだよ。将棋界もゴルフ界のようにトーナメントプロとレッスンプロがいるんだよ。トーナメントプロに相当する久保八段とその予備軍(佐藤三段)に勝つことが意味あるんだよ。勝った3人のうちは神吉六段はレッスンプロだよ。中井さんは女流後は推して知るべし。
過保護すきないか?今の世の中
そんなに過保護な体質の団体は珍しい。
あなた将棋界のことわかって言ってるの。将棋で生活できる人はトーナメントプロの一握り。レッスンプロなんて奥方がパートなんてよくある話。あなたの方がおそらくよっぽどいい生活してるよ。
むしろフリークラスなんてよっぽど過保護なんじゃないの?順位戦が戦えないなら潔く引退するか、奨励会で取り直せというのが、あなたの言う今の世の中の姿なのではないか。言っていることがぜんぜん違うよ。
タダ1つだけ
今の若手は正直言ってアキバ系と区別がつかない、これはどうかと思う。
この意見は支持します。もっと真剣師のような迫力ある岸がいて欲しい。

仕方ねぇ!仕方ねぇ! 2005/11/07 23:44 こうなっちゃ仕方ねえ!奮起してあなた方が超えてきた修羅場の経験を生かし、瀬川氏を2度目の引退に追い込んでくれ!10年間6割とらせなきゃいいんだ!本当の棋士の力を見せてくれ!棋士諸氏の意地に期待する。

いいいい 2005/11/13 12:44  全ての世界に、ルール、は必要ですが、特例がないルールは、進歩もありません。自力デ、ハードルを超え、がんばった人たちが、参入できない分野は、衰退するだけです。         ジマール

mozuyamamozuyama 2005/11/13 20:39 お返事遅くなりました。様々なご意見をいただきありがとうございます。このエントリを書いてからおよそ9ヶ月、ご存じの通り瀬川新4段が誕生しました。
http://d.hatena.ne.jp/mozuyama/20051106/P20051105SEGAWA
現在の私の考えは最新のエントリの方で書いていますけども、瀬川四段の今後に期待したいと思います。

おやおや…おやおや… 2005/12/12 12:30 筆者は何様か,という人こそ何様なのだろう。筆者は私見であることを断っているのに。別に将棋ファンの代表のように書いてなんかないよ。それに強くないプロって何だよ、それ。強いプロを見たいに決まってんじゃん。プロは観客を魅了して何ぼの世界であって、奨励会のみんなを納得させるためとかって、どっちを向いているんだ?

当たり前の意見当たり前の意見 2006/02/09 07:01 将棋の未来を据えて当たり前のことを言っているのに、
それに異を唱える人たちの脳細胞は化石になりつつある
らしい。これだから将棋はどんどん時代から取り残され
ていくのだろう。

 | 
<< 2005/02 >>
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28
2003 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2004 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2005 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2006 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2007 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 |
2008 | 01 | 02 | 05 | 06 |
2009 | 01 | 03 | 05 |
2011 | 04 | 09 |
2012 | 02 |
2013 | 05 |
Connection: close