勝手に将棋トピックス RSSフィード

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2006年03月29日

[] 週将アマCOM平手戦 1回戦はコンピュータの3勝2敗

アマチュア強豪と将棋ソフトによる5名1組の団体戦「第1回週将アマCOM平手戦」の1回戦までの結果が出揃いました。結果は3勝2敗で将棋ソフトの勝ち越し。1回戦では持ち時間60分秒読み60秒でしたが、2回戦では持ち時間20分秒読み30秒に短縮してまた同様の対局を行います。

将棋タウンのメールマガジン「週刊・将棋タウン便り」第17号では次のように分析されています。

手数を見ると面白いのですが、ソフトの勝った手数は、84手(激指)、92手(東大)、84手(ボナンザ)と比較的短手数なのに比べると、人間の勝った手数は180手(横山さん)、182手(細川さん)と長手数です。

実は自分がソフトと指す時でも、勝つ時は150手を超えますが、逆に負ける時はやはり100手以下であることが多いのです。

これはどういうことかと言うと、切り合いに持って行くと、ソフトの鋭い攻めに受けきれずに土俵を割ってしまい短手数で負けてしまう。勝つ時は、中盤大差を付けて、じりじりと差を詰められないように終盤まで持って行く。それでもソフトは腐らずに丹念に受け続けるので、長手数になってしまう、ということなのでしょう。

週刊・将棋タウン便り

そう考えると長手数をいとわない棋風の人の方が、対コンピュータ戦に向いていると言えそうです。手を進めてもあまり局面が進まないような状況では、局面評価の誤差が表面化しやすいということかもしれません。

そのような感触をつかんだ上で、人間側がどのように修正していくのか。2回戦の棋譜が楽しみです。

[] 詰将棋解答選手権戦 宮田敦史五段が3連覇

3月21日第3回詰将棋解答選手権戦が行われ、チャンピオン戦では宮田敦史五段が3連覇を果たしました。出題された作品は後日公開されます。詳しくはTETSUさんのまとめをご覧下さい。それにしても強いですね。

[] 森内俊之二冠がハンガリーのチェス大会に参加中

森内俊之二冠がハンガリーのブダペストで行われているチェスの大会に参加中です。大会が行われるのは3月23日から31日までの9日間。1日1局のペースで9局指します。現在は6局終わった時点で3ポイント。前の結果が見られないようなので、3勝3敗なのか2勝2敗2分なのか1勝1敗4分なのかわかりません。

[] コステニクの早指し動画

世界的な女性チェスプレイヤーのコステニクがチェスの早指しをしている動画。「Blitz Chess」というのは5分切れ負けだと思います。手さばきが芸術的ですね。ぱっと見は何がどう進んでいるのかわかりません。(棋譜maro0603

チェスをご存じない方でも楽しめると思います。将棋の駒はチェスよりもつかみにくいので、ここまで素早い動きは不可能かもしれません。

[] 第2回NSN女流プロトーナメント戦は中村梨花女流初段が優勝

8名の女流棋士で争われる非公式戦のNSN女流プロトーナメント戦で中村真梨花女流初段が優勝しました。

[][] 「お気楽コンビ」終了へ ラストライブ

お気楽日記「今日もきままに」およびお気楽ブログでおなじみだった村田智穂女流初段・岩根忍女流初段の「お気楽コンビ」が、来月15日をもってコンビとしての活動を終了することになったそうです。そこで、4月1日に「ラストライブ」ということで様々な企画をやるということです。シークレットゲスト6名というのは誰なんでしょうね。

活動停止は残念ですが、単独での活動はもちろん続けていくでしょうからそちらに期待します。

[] 日本将棋連盟デジタルショップメールマガジンが終了へ

日本将棋連盟デジタルショップメールマガジン3月31日に配信される号で最後となるそうです。それ以降も配信の可能性はあるようですが、未定とのことです。このメールマガジンは重要対局があるとその結果を知らせてくれる上にときどき濃い内容の記事があって楽しみに読んでいました。ショップの宣伝という意味でも続けた方がいいとは思いますが、誰がやるのかということもありますしどうなるのでしょうね。

今回こうなったのは、4月からの日本将棋連盟の機構変革でIT事業課がなくなるのに伴い、担当の方が日本将棋連盟を退職することになったためです。デジタルショップは将棋界としては珍しく商売をわかっている感じだったので、これからどうなるのか少し心配になります。米長邦雄永世棋聖ホームページで何らかの人事異動があることは示唆されていましたが、それがどのようなものであるかは不明です。もしリストラの人減らしのようなことをしているのであれば、転職先を見つけやすい人(≒有能な人)からいなくなっていくという、よく見られるパターンがここでもあるのかなと思ったりしました。

米長邦雄永世棋聖などに減給処分の件についても公式発表はありませんでしたし、日本将棋連盟として都合の良いこと以外は情報公開に消極的な姿勢が変わっていないと感じています。

3月31日追記:

と思ったら、さわやか日記3月30日(木)17時14分2秒付で次のような話が。

桜はさすがに女王ですね。
水曜日は朝一番に職員との対話式朝礼。
私が約20分話をしました。
4月1日付の組織図と人事について全容を示す。10年後を目指して第一歩の改革です。
詳しくは次週更新のHPで。

さわやか日記

うーむ、公式サイトではやはり何もなしでしょうか。更新されたら改めてお伝えします。

[] 日経詰将棋パラダイスの記事

日本経済新聞の3月28日朝刊に詰将棋パラダイス編集長の水上仁氏の文章が掲載されました。通巻600号を記念したもので、改めてその足跡の偉大さを認識させられます。これを読んで新たに購読する人が増えるといいですね。書店で探そうとして無駄足を踏まないといいのですけど*1

記事には水上氏の詰将棋作品も掲載されているのですが、そのコメントで「比較的易しい」というのはどう受け止められるでしょうね。日経読者にとって見れば説こうとしても解けない人が大変だと思います。詰パラの中では「易しい」というのが正しすぎるほどなのですが。

[] auで「将棋女流プロOnline」

いっつしゅみぶろ:桜が咲いたで知ったのですが、携帯電話のauで5月末に「将棋女流プロOnline」というサービスが始まるんですね。女流棋士との親睦将棋会2006の協賛にも名を連ねています。

女流棋士に端末を貸し出して、空き時間などに会員と対局できるようにするそうです。イメージとしてはこういうのが好きそうなのはDoCoMoユーザの方が多いかなという気はするのですが、面白い試みだと思います。うまくいくかどうかは女流棋士がどれだけ協力するかと、あとは価格でしょうね。

[] プロレスで「後手一手損角換わり」

新日本プロレス所属のプロレスラー田口隆祐趣味将棋だそうです。

田口:「将棋でいうと、<後手一手損角換わり>という戦法を使おうと思っています。これは『後手が序盤早々、一手損して駒組みを進める』と言う、一見奇策にも見える戦法ですが、相手チームの短気な面をうまく利用し、手詰まりに追い込み最後は自滅させます。」

サムライ:「戦法は田口に任せた。もし田口が獲ったら、俺もタグダンスを踊るかも。」

初防衛戦目前〜サムライ&田口が作戦会議

「後手一手損角換わり」を持ち出してくるとは本格的ですね。意味はわかりませんが。タッグの相方の人にも伝わっていないに一票。

なお、試合は勝ったそうです。

[] 読売新聞編集手帳で「米長哲学

将棋米長邦雄永世棋聖が、「一番大切な対局、これだけは負けられない勝負とは何だろう」と語ったことがある。タイトル戦でも、昇段のかかる一局でもないという◆その勝敗が実は自分にはあまり影響がなく、しかし、対戦相手にとってはこの上なく重い意味をもつ一局であるとき、そういう勝負こそ全身全霊を傾けて勝たなくてはならないのだ、と◆「勝ったところで…」と手を抜くことが、将棋という技芸の道を冒涜(ぼうとく)し、みずからの誇りをも深く傷つけるからだろう。日本が初代王者となって閉幕した野球のWBC大会にも、“米長主義”そのままの一戦があった

3月25日付・編集手帳

として、World Baseball Classicの米国対メキシコ戦に話をつなげています。米長邦雄永世棋聖@将棋パイナップルでのよみくま氏による書き込みによると、読売新聞の論説委員に将棋好きの人が何名かいるために、このように将棋を話題にすることがあるそうです。

ここで「米長主義」として紹介された考え方は、一般には「米長理論」や「米長哲学」と呼ばれることが多いようです。米長邦雄ホームページ将棋の話には「米長哲学」ということばがあったので、表題では「哲学」を採用しました。

いわゆる消化試合でも手を抜いてはいけないというのはどんな競技でも言われることで、米長邦雄永世棋聖に指摘されるまでもありません。プロであれば、常に全力で戦うことはどんなルールよりも上位に位置付けられるべき概念です。どうしてそうすべきなのかというと、手抜きを見られるとその競技全体の人気低下につながるとか、八百長と隣り合わせになるとかいう理由が、私のような凡人には思いつきます。しかし、以前コメントで教えていただいたのですが、米長永世棋聖の考え方はそういうことではないのですね。『人間における勝負の研究』には次のような記述が出てきます。

人生にはこの運の大きな波が何回かあり、小さな波は小刻みにたくさんくる。大きな波にうまく乗れるか、あるいは呑(の)み込まれてしまうか、それが人生の岐路となるのではないでしょうか。

これは当然のことであり、ごく普通の見解でしょう。問題はその先で、「では、いったいどうすればその運をつかまえられるのか」なわけです。そして、それを一言で言ってしまうと、自分の利害には大した影響のない勝負で、必死に頑張ることです。

人間における勝負の研究

自分に影響のない勝負に全力を尽くせと説くのは、そうしないと全体がだめになるからではなく、自分自身がだめになるからなのです。これは米長永世棋聖が「運」を人生の中でも最も重要な要素の一つと捉えていることと密接に関わっています。私は米長永世棋聖の著書をそれほど読んでいないのですが、その背景には因果応報といった仏教的思想もあるのかもしれません。

米長永世棋聖の言葉に直接影響を受けたかどうかは定かではありませんが、現在の将棋界で自分に影響のない勝負に全力を尽くすことは全ての棋士に実践されています。ファンにとって見ればその理由は何でもよいので、いつでもそのような勝負が見られることに価値があると言えるでしょう。野球では消化試合に全力を尽くさない選手がときどきいるということで、今回のコラムになったのでしょう。

遠山雄亮四段が、大相撲での力士のコメントに対して「私はこんなコメントはありえないと思う*」と書いていますが、このような感覚は米長哲学が背景にあって出てくるもので、今後も大切にしていくべき伝統だと思います*2。大相撲の千秋楽で7勝7敗の力士は8勝6敗の力士よりも頑張るというイメージを持たれているのは力士にとっても損ですし、そういうイメージを払拭していくようにしていくべきなのでしょう。

4月5日追記:

内容の濃いコメントをいただいたので、すべてには対応できませんが追記しながら考えたことをもう少し書いてみます。

まず「目先の最善と全体としての最善」について。例えば、野球ではエースが連投した方が勝ちやすい場面がありますが、プロの試合ではそういうことはしません。体力的に厳しく怪我の危険性のある競技では、その試合に力を出し尽くすことで続く試合に影響が残る場合があります。このように目先の最善と全体としての最善が鋭く対立するときは、全体としての最善を優先することが基本となります。つまり、どこからどこまでを「全体」とみなすかということですね。リーグ制のプロ野球なら1シーズンでしょうし、トーナメント形式の高校野球なら1試合かもしれません*3。しかし、各試合で全力投球が可能ならばそれが全体でも最善になることは言うまでもありません。窪田五段のご指摘にもあるように、将棋の場合はこれ近い状況が成立しています。言い換えると、1つ1つの対局が「全体」だということです。

次に、消化試合について、上では片方にとって重要でもう片方にとってはそうでもない勝負について書いていましたが、双方とも大きな意味のない勝負ではどうでしょうか。これについては米長永世棋聖の著書では触れられていません。したがってこれは私の解釈になりますが、それなりに頑張ればいいということではないかと思います。相手にとってのみ重要な対局を頑張らなくてはいけないというのは、相手のことを思いやるあまり指し手が鈍ることへの戒めと考えると、重要なのは普段通りの実力を出すことであって、対等な状態での勝負ではそれを阻害する要因は特にないと言えます。もちろん、だからといって意図的に手を抜くことが容認されるわけではなく、「対等な状態でうまく指せないのならそれが実力」というのが米長哲学の含意するところではないかと私は解釈しました。そういう意味では、shigezoさんの紹介された芹沢九段のエピソードはまさに米長哲学なのではないかと思います。

上では紹介しませんでしたが、『人間における勝負の研究』で取り上げられ、米長哲学のきっかけとされる対局は第24期順位戦B級1組最終戦、大野源一八段との一局でした。14人リーグでの総当たり。12戦を終えたところで、上位の成績は以下のようになっていました(段位は当時)。

  1. 11勝1敗(01) 内藤國雄棋聖(昇級決定)
  2. 9勝3敗(06) 大野源一八段
  3. 9勝3敗(14) 中原誠七段
  4. 8勝4敗(05) 芹沢博文八段
  5. 7勝5敗(04) 佐藤大五郎七段
  6. 7勝5敗(13) 米長邦雄七段
  7. 6勝6敗(12) 北村昌男七段

内藤棋聖のA級昇級が決まって残りの椅子は1つ。大野八段が最終戦の米長七段戦に勝てば自力昇級、敗れると中原-芹沢戦の勝者が昇級となります。米長七段は勝ちと負けで順位が最大2枚変わるだけという気楽な立場での対局でした。当時59歳だった大野八段は人望もあり、A級復帰となれば大きく話題になることが想定されました。そのような状況で、米長七段は和服で対局に臨み不利だった形勢から粘って逆転勝ちをつかみ取ります。結局、大野八段は昇級を果たせず、中原七段が初のA級入りとなったのでした。

田丸昇八段は『将棋界の事件簿―現役プロ棋士の実話レポート』で次のように書いています。

大相撲の千秋楽で、すでに勝ち越しを決めて幕内の地位が安泰のAと、負け越すと十両に落ちる7勝7敗のBが対戦した場合。AとBの間に何らかの取り引きがあって、Aがわざと負ければいわゆる「八百長」相撲となる。しかしそうした不正行為がなくても、Aが性格的に情け深かったり、AとBが親しい間柄ならば、結果的にAは力が入らず負けてしまう、ということは実際にあったと思う。

将棋の順位戦の最終局においても、昇級や降級に関わる棋士と、そうでない棋士が対戦した場合、前期のAとBのような関係から、Aの立場の棋士が勝負に徹し切れずに負けてしまう、ということは過去にあったようだ。

実は、私自身が似たような経験を逆に受けたことがあった。四段時代の順位戦の後半戦でCと対戦したとき、中盤のまだ形勢不明という局面でCが突然投了してしまったのである。昇級を目指していた私にとって、大きな1勝となった。ただ私とCは別に親しい間柄ではなく、温情をかけられる理由は何もなかった。私は当時、Cは対局中に体調が急に悪くなったのかなと思ったものだ。これは後で知った話だが、Cは別の昇級候補の棋士Dと非常に仲が悪く、「Dが昇級するぐらいなら田丸に勝たせてしまおう」と、勝手に考えて負けてくれたようだ。

勝負の世界にこうした情実はあってはならないことだ。しかし棋士の集団の内部には、いろいろな人間関係が交錯しているのも事実だ。それが順位戦最終局での対局心理に微妙な作用を及ぼすことはあると思う。しょせん棋士も人間なのである。

昨今においては、前期のAとB、または田丸とCのような話をほとんど聞かない。相手がどんなに厳しい状況でも、全力で戦っていくのが常だ。そもそもひとつの勝敗で順位が変動する順位戦に消化試合はないし、明日は我が身という意識も強い。

将棋界の事件簿―現役プロ棋士の実話レポート

何らかの都合で片側が勝手に負けを選ぶことを「片八百長」ということがありますが、米長哲学の実利的な功績はこの片八百長の禁止に結びついた点にあります。実際には片八百長のような例はほとんどないとしても、観客があれがそうだったのではないかと疑う余地を残すだけで不利益が生じてしまいます。大相撲で八百長の疑惑を払拭し切れていないのも、米長哲学が徹底されていないことと無縁ではないと私は思っています。

shigezoさんのコメントに「打算」という言葉がありましたが、読みも打算の一種と考えれば棋士はすべからく打算家と言うこともでき、打算的な人にも受け入れられるような理由付けをしたことが米長哲学の特徴とも言えるかもしれません。それが窪田五段の言われる「堂々と人様の足を引っ張れる」ということでもあると思います。

別の言い方をすると、盤上で「空気を読まない」ことの正当化とも言えるかもしれません。大山康晴十五世名人羽生善治三冠のような棋士に対しては、たまには別の顔合わせが見たいというような無形の圧力を受けることがあると思います。そういった雰囲気の中でも実力を出し切れることがトップに君臨するための条件になるわけです。「空気を読まない」というと否定的なニュアンスを含みがちですが、こと棋士に関しては褒め言葉だと思います。

瀬川四段のプロ編入試験台2局の対局者となった神吉宏充六段は、インターネットの掲示板で「空気読め」と書かれたそうです。これは瀬川四段に勝ってほしいというファンの雰囲気を汲み取って負けてほしいという意味ですが、米長哲学の意味するところはそういう空気があるときにこそ全力投球しなければならないということです。正確に言うと「空気を読んだ上であえて逆に行く」ことの奨励ということになりましょうか。掲示板に書き込んだ人もそう野次ったから神吉六段が手を緩めるとは思っていなかったでしょうし、実際に神吉六段は本気を出して指したわけです。

[] 将棋大賞展望

4月に第33回将棋大賞が発表になります。年度末ということで少し展望しながら予想してみたいと思います。

まず、数字で決まる部門から。(参考:日本将棋連盟・プロ棋士記録のページ

勝率一位賞

佐藤紳哉五段が7割8分7厘(37勝10敗)で初の受賞。渡辺明竜王は7割4分5厘(41勝14敗)で次点でした。

最多勝利賞

渡辺明竜王が41勝で受賞。次点の羽生善治三冠は現在39勝で、30日の対局を勝っても星1つの差で届きません。

最多対局賞

羽生善治三冠が62局で受賞。次点は佐藤康光棋聖で58局です。今年は星がばらけたのか、最多勝利数も最多対局数も比較的低い水準でした。

連勝賞

羽生善治三冠が18連勝で受賞。しかしそのあとがくっと落ち込んだのですから勝負の流れはわからないものです。

次に、選考による部門を考えます。まとめとして今年度の主な棋士の主な戦績を記録しておきます。

羽生善治三冠
朝日オープン防衛(3-0)、名人挑戦失敗(3-4)、棋聖挑戦失敗(2-3)、王位防衛(4-3)、王座防衛(3-0)、棋王失冠(1-3)、王将防衛(4-3)、順位戦A級プレーオフ敗退
森内俊之二冠
名人防衛(4-3)、棋王奪取(3-1)、銀河戦準優勝
佐藤康光棋聖
棋聖防衛(3-2)、王位挑戦失敗(3-4)、王座挑戦失敗(0-3)、王将挑戦失敗(3-4)
渡辺明竜王
銀河戦優勝、新人王戦優勝、竜王防衛(4-0)、NHK杯準優勝、順位戦C級1組から昇級
谷川浩司九段
順位戦A級挑戦権獲得
藤井猛九段
日本シリーズ優勝、朝日オープン挑戦権獲得
丸山忠久九段
NHK杯優勝
最優秀棋士賞

いろいろありましたが、結局今年も羽生善治三冠かなと思います。タイトル保持数が最多ですし竜王戦を除く全タイトル戦に出場していますし。

殊勲賞・敢闘賞・技能賞

使い分けがよくわからないので三賞まとめて。単に戦績だけを見ると森内・佐藤・渡辺となると思いますが、この棋士ならこのくらい活躍して当然みたいな論理で、一度最優秀棋士賞を受賞した棋士には三賞をあげないみたいな慣例があるような気がします。そうすると、森内二冠を除いて藤井九段か丸山九段を入れる感じでしょうか。渡辺・佐藤・藤井と予想しておきます。

新人賞

一人挙げるなら橋本崇載五段でしょうか。竜王戦で2組に昇級したのと順位戦でも昇級したのと合わせ技ということで。

最優秀女流棋士

今年も清水市代女流二冠で仕方ないでしょうか。二冠はやはり大きいですので。

女流棋士賞

ここが難しいですね。千葉涼子女流王将は女流王将奪取にNHK杯出場、矢内理絵子女流名人は女流名人位奪取に倉敷藤花挑戦、石橋幸緒女流四段は鹿島杯・レディースオープン優勝に対男性棋士2勝。それぞれアピールポイントがあります。どう転ぶかわかりませんが、予想は矢内にしておきます。

升田幸三

さっぱりわかりません。後手角換わり一手損はこれだけ指されている画期的新戦法ですが、昨年の受賞がなかったので今年もなさそうですし、それ以外の新戦法はちょっと思い浮かびません。今年度は少なくなりましたが、昨年候補に上った横歩取り8五飛の新山崎流でしょうか。

それがないとすると新戦法ではなく妙手の受賞ということになります。何があったでしょうか。にわかには思い出せません。ただ本音を言うと、妙手はこれとは別に賞を作ってほしいですね。升田幸三賞としては該当なしでも構いませんし、新戦法とまでいかなくとも序盤の新構想・新手としても良いと思います。妙手については将来的に谷川浩司賞と名付ける形で分離してほしいなと。

*1:「詰将棋パラダイス」は原則として定期購読のみの扱いとなっています。参考:購読法・取扱い書店

*2リンク先の話題について、魁皇関は最終的に8勝7敗で勝ち越しました。

*3:余談ですが、3連投で445球も投げる高校生投手を見ていると、その後の競技生活のことまで考えて起用してほしいと気もしてきます。

鉄人68号鉄人68号 2006/03/30 00:33 『手を抜く』と言うと非難されがちですが、勝負事には色々なケースがあるので一概に『全力』が賞賛されるとは限りません。その一例としてNFL(米国プロフットボール)の実例を紹介します。

2005年度もリーグ戦の途中で早々とプレーオフ進出を決め、ホーム地開催の権利を取得したチームがあります。その後は主要選手は調整程度に出場するに留め、チームとしての最高戦力でゲームを行なってはいません。日本流に言えば手抜きになるかもしれませんが、怪我の多いフットボールの場合には当然のことであり、ファンもまたそのことを承知しています。何でもかんでも全力で競技して怪我人を出してしまえばプレーオフで苦戦することになり、それでは『プロ』とは言えません。将棋では怪我の心配はありませんが、目先の最善よりも全体としての最善を尽くすことこそが『プロ』ではないかと思います。

mozuyamamozuyama 2006/03/30 00:54 全体としての最善という点については賛成ですが、その一試合だけを見に来てくれている人はどうなのかという視点もあって、怪我のおそれの高いスポーツでは難しく選手によっても考え方が違うところです。私は出場するなら全力を尽くすべきだと考えています。怪我をさせないことを優先するなら、中途半端にプレイさせるよりもはじめからコーチが出場させないように基本的にはすべきで、そういうことは十分考えられると思います。

窪田義行窪田義行 2006/03/30 02:38 私にも関係ありそうな話ですので、横槍をば。
先の最終戦が私の利害に関係ない(乏しい)ばかりか、相手たる渡辺龍王・第三者の岡崎六段他も同様でしたら、私は「せいぜい頑張った」位の物でしょう。
「勝負は真面目に」的発言があったじゃないかと突っ込まれそうですが(苦笑)。
将棋は「全体の最善」「目先の最善」に関して工夫の必然性が少ない様に思います。「順位戦に全力を傾注すべく相手や持ち時間に特化した調整に努めるが、調整仕切れない他棋戦でも盤上で最善を尽くす」といった所でしょうか。
遠山四段のweblogに話柄が移りそうですが(角界報道の慣習にせよ)、「被害者&被災者にmicrophoneを突き付けて『今のお気持ちは?』」的質問は、返答の善し悪しを云々する気になりません。
中田功七段が何故かcommentを求められたら(いつも以上に力まない所作で)「こっちも生活懸かってますからね・・・」と呟かれた事でしょう。
(「人間における勝負の研究」は迂闊にも読んでいませんが)一般的な「米長哲学」に関して、「誰かにとって重要な勝負なら死力を尽くすに相応しい」のみならず、「堂々と人様の足を引っ張れる」側面を意識しています。
ちょっぴり滑稽ですし(笑)。

shigezoshigezo 2006/03/30 12:33 非常に面白い話題ですね。自分が知っている範囲で少々書かせていただきます。
・米長会長の著書「運を育てる」にたしか「森下八段の明日はないという指し方(多少違っているかもしれませんが)」というような項で「森下先生には驚かされた、いや良い勉強をさせてもらった」という記述があります。これは竜王戦に挑戦中だった森下さんが、秘中の新手を谷川竜王のとの番勝負で披露せず、米長九段との王将リーグの消化試合で指したことについて述べたものです。その中で米長さんは「全力と言っても将棋にはいくつも戦法があるのだから、この新手が出ない戦法を選べばよい。その上で全力で戦えばよい。しかし森下先生はとっておきの新手をこの消化試合に試した」と書いています。米長さんもある意味68号さんの考え方であったかなと。また窪田五段の盤上で最善を尽くすということも同様の気がします。
・芹沢九段はまだ若かった中原永世十段にこう言ったことがあったそうです。それは最終戦を残してすでに順位戦で昇級を決めていた中原さん(クラスは忘れましたが)に「おめでとう。でも最後の対局は絶対勝って来い」と言ったそうです。「おれは昇級を決めると手を抜く癖があった。結局それが負け癖になってしまった。だからおまえにはそういう悪い癖はつけさせたくないんだ」というのが理由だったとか。これは米長理論とは違うかもしれませんが、芹沢さんが体感した勝負勘のようなものかもしれないですね。
・河口七段の著書中だったと思いますが、丸田九段が「将棋会は米長の考え方で救われた」と言ったことがあるそうです。これはむしろmozuさんの言うように、お客様に見ていただくのにどのような場合でもプロは無様な将棋は見せられない、ということなのでしょうか。
・68号さんに近いかもしれませんが、たとえば野球において敬遠というのは全力を尽くしていないと言えるでしょうか?窪田五段ご指摘の「全体の最善」「目先の最善」という捕らえ方、考え方は他の世界では多様かもしれません。損して徳とれという場合も多いでしょうしね。68号さんの例でも、2軍選手が機会を与えられ、そこで良いプレーが認められれば1軍昇格もあるわけで、彼らが懸命にやることが重要だ、とも考えられます。
・松井秀喜選手だったと思いますが「自分にとっては消化試合かもしれないけど、見にくるお客さんは年に一回のことかもしれない。だから自分は試合に出つづけたいし、全力のプレーを見せたい」これは運や勝負哲学とは違うかもしれませんが、”大好きな野球を全力でしたい”というのが根底にはあるのでしょうね。
・最後にですが、羽生さんを見ていると米長理論を超越している感がありますね。どの対局だろうが全力をつくす。ずいぶん前、まだ日刊ゲンダイ勝ち抜き戦があったころ、タイトル戦でも忙しい羽生さんはこの勝ち抜き戦に勝ちつづけました。それは同時に自分のスケジュールを厳しくしていることになるにもかかわらずです。「全体の最善」を持ち出せば「体調管理のため」といって負けることもできたはずです。しかしそれはしなかった。それは「相手にとって・・・」とか「全体の最善・・・」とかごちゃごちゃした細かいことではなく、哲学や計算などなにもなく「大好きな将棋を頑張る」ということではないかと思います。
・米長理論はもちろん否定しませんが、自分の運を呼び込むために米長理論を実践する、と考える人は打算的と論理学者は言うかもしれませんね。
とりとめなく失礼しました。

鉄人68号鉄人68号 2006/03/31 01:10 色々な意見をありがとうございます。要は多種多様な状況に対して特定のパターンを当てはめることは出来ない、と言うことで良いのではないかと思います。と言う前書きをしておいて対照的な2例を紹介したいと思います。

歌手の伍代夏子さんがコンサートで話したことですが、北海道の小さな町の体育館で公演した時、まだ観客も少ない頃だったようですが、小さなおばあさんがちょこんと座って熱心に聴いていたそうです。伍代さんは「このおばあさんはもう私のコンサートに来ることは無いだろうな」と思いながらおばあさんのため(だけではありませんが)に一所懸命に歌ったそうです。勝負事ではありませんが、常に全力を尽くす好例かと思います。

第2次大戦時、英国のチャーチルはドイツ軍の暗号を解読して爆撃対象となる都市を知っていましたが、何らの対策もとらずに多くの死傷者を出しました。もし防御対策をとれば暗号を解読していることをドイツ軍に悟られる恐れがあり、その後の戦略に支障が発生するための処置だったと言われています。戦争は究極の勝負事と言えるでしょうが、こうした「少の虫を殺して・・・」の政策は珍しいものではないようです。

将棋の話と外れてしまったので最後は将棋に話を戻しますが、将棋って負けると物凄く悔しいですよね。接待麻雀はあっても接待将棋は無いとも言われますが、これは最初は負けようと思っていても、終盤になれば自然に全力を出してしまうためかもしれません。まあ序・中盤で手を抜けば自然に負けることもあるかもしれませんが、勝敗が生活に直結していない対局であっても、手を抜いて指す人は珍しい存在ではないでしょうか。

mozuyamamozuyama 2006/03/31 01:52 お三方とも興味深いコメントありがとうございます。今日は時間がないので、また後日追記の形でもう少し書きたいと思います。

2006年03月18日

[] 順位戦B級1組 阿部隆八段が昇級、先崎学八段は降級

3月17日に行われた順位戦B級1組最終節で阿部隆八段のA級への昇級が決まりました。先崎学八段はB級2組への降級が決まりました。

上位陣の成績は以下のようになりました。

  • 1. 10勝2敗(01) 深浦康市八段(昇級)
  • 2. 8勝4敗(03) 阿部隆八段(A級へ昇級)
  • 3. 8勝4敗(05) 中川大輔七段

自力昇級の目があった中川七段が、すでに1位が決まっていた深浦八段に敗れたため、空き番だった阿部八段に昇級枠が回ってきました。阿部八段はB2に4年、B1に5年とスローな昇級でしたがようやく念願のA級入りです。

下位の成績は以下のようになりました。

  • 09. 5勝7敗(06) 島朗八段
  • 10. 5勝7敗(10) 北浜健介七段
  • 11. 4勝8敗(02) 高橋道雄九段
  • 12. 4勝8敗(04) 先崎学八段(B級2組へ降級)
  • 13. 2勝10敗(07) 青野照市九段(降級)

2人目の降級は、北浜七段との直接対決に敗れた先崎学八段となりました。まさか先崎八段が落ちるとは。来期のB2にはちょうど渡辺明竜王山崎隆之六段が上がってくることもあり、先崎八段がB1に戻るのも容易ではないでしょう。今年度前半は王位戦挑戦者決定戦に進出するなど好調でしたので、それを見る限りB2の格ではなかったはずですが、最後の4戦で一つも勝てないのでは降級もやむなしですね。それに対して、島八段は最後の3戦で全勝してきわどく残留を決めました。この追い込みはすごいと思います。

これで今期の順位戦はすべて終了しました。それにしても関西の棋士が順位戦で活躍しましたね。

  • A級では、谷川浩司九段が名人挑戦。
  • B1では、阿部隆八段がA級へ昇級。
  • B2では、畠山鎮六段がB1へ昇級。
  • C1では、山崎隆之六段がB2へ昇級。
  • C2では、安用寺孝功五段と橋本崇載五段がC1へ昇級。
  • ついでに三段リーグでは、糸谷哲郎三段が四段へ昇段。

全部関西棋士です。現役の関西棋士は現在41名。全体の3割未満しかいないことを考えるとこの結果は大活躍と言えそうです。

2006年03月17日

[][] 「プロ編入制度途中経過」

日本将棋連盟から公式に記事が出たことを受けて、3月15日プロ編入制度 「若手と五番勝負」案に追記しました。

[] 競輪学校での年齢制限撤廃

日本将棋連盟でのプロ編入制度の検討と合わせて、奨励会制度についても検討が行われています。特に年齢制限がどうなるのかは大きな話題となっています。

他の分野でも年齢制限を設けているところはあるのですが、その中で競輪で今年から年齢制限が撤廃されるということで、調べたら何かの参考になるのではないかと思っていました。

能力のある人を集めたいという動機はどこでも同じであり、その制度変更にある背景を調べれば面白そうなのですが、まだ調べていないので私にはまだよくわからない部分が多いです。

[] 米国での判決Googleキャッシュは著作権侵害でない」

Googleに対する攻撃はこれにとどまるものではなく、まだまだ続いていくようです。どうなるか影響は大きそうです。

junma-ngjunma-ng 2006/03/20 12:23 日本棋院と競艇学校は、たしか近年年齢制限を厳しくしたはずです。事情もいろいろなのでしょうかね。

mozuyamamozuyama 2006/03/30 00:12 競艇は知りませんでした。事情というか制度がどうなっているのか知りたいです。

2006年03月15日

[][] プロ編入制度 「若手と五番勝負」案

詳細は、報道などが出揃ってからまた後日書きます。

3月17日追記

日本将棋連盟から公式記事が出ました。

現在、日本将棋連盟では、奨励会に入会せずプロ棋士になるための編入制度を委員会を組織し検討してまいりました。

本日、最後の委員会を開催し、下記のような答申案をまとめ理事会へ提出予定です。尚、詳細部分につきましては今後も検討をしていく予定です。

最終的には、5月に開催の『通常総会』に諮り、決定いたします。よろしくお願いいたします。

A案‥プロ編入と三段リーグ編入試
プロ編入試験 受験資格=プロ公式戦での戦積による
三段リーグへの試験 受験内容=検討中です

B案‥プロ編入試験
受験資格=過去1年間のアマ6大棋戦の優勝者によるトーナメント戦の優勝者
※特例案として 全棋士参加による棋戦の優勝者は、即プロ棋士とする

プロ編入制度途中経過について

「本日」っていつですか?というのはおくとして(たぶん3月17日だと思います)、これだけだと不明な点が多くテナントも言いにくそうです。読売や朝日からは報道が出ていないこともあって情報が少ないですね。他の報道も引用しておきます。

同委員会は、試験の対象者について、(1)アマ王将戦など、アマの主要大会のタイトル獲得者が参加して行うトーナメント戦の優勝者(2)プロの公式棋戦に出場し、一定の成績をあげたアマチュア、女流棋士−−の2案を提示。試験方法は「若手プロ5人と対局し、3勝すれば合格」という案で一本化した。

将棋:プロ編入試験案決まる 5月の棋士総会に提出

プロ編入試験の受験資格は(1)プロ公式戦の戦績で判断(2)過去1年間のアマ6大棋戦の優勝者によるトーナメント戦の勝者―の2案。そのほか、全棋士参加による棋戦の優勝者は即プロ棋士という特例案も検討されている。

プロ編入制度を実施へ

まとめると、プロ公式戦での好成績(A案)または、年間でのアマ棋戦優勝者から1名(B案)がプロ編入試験を受けることができるということのようです。毎日新聞に出ている「若手プロ5人と対局し、3勝すれば合格」*という話が日本将棋連盟の方には出ていないのが気になりますが、さすがにこれが間違いということはないのでしょう。

私の考えでは、この2案の本質的な差はプロ編入試験がどのくらいの頻度で行われると想定されるかという点にあります。A案では、アマチュアがプロを相手に好成績を収めることはなかなか起こらないと思われますが、B案なら必ず毎年1回はプロ編入試験を行うことが可能となります(優勝者がプロを希望しない場合にどうするかという問題はありますが、そのときは順繰りに権利を移動させるか、ただのプロアマ戦として対局をするかなどいくつかの方法が考えられます)。

プロ試験制度検討委員会が2005年12月11日に発表したアンケート結果に沿って検討を行っているのだと思います(参照:プロ編入試験制度のアンケート 集計結果が発表に)。それによると開催ペースは毎年という意見が多かったそうなので、そういう方向で検討されているのかもしれません。A案では毎年は無理なので、その代替として三段リーグ編入の機会を設けることを検討しているのかもしれません。

そのほかの論点としては、プロ編入となったときに順位戦への参加を認めるかどうかということがあります。「全棋士参加による棋戦の優勝者」という特例については順位戦参加に異論はないと思いますが、例えばプロ編入試験で全勝したら順位戦への参加を認めるということもあっても良いだろうと思います。

ほかにも検討すべきことはいろいろあって現在進行しているのでしょうけども、現在公表されている情報だけでは論評が難しいところです。

[] 順位戦C級2組 安用寺孝功五段・阿久津主税五段・橋本崇載五段が昇級

3月14日に行われた順位戦C級2組最終戦で、安用寺孝功五段・阿久津主税五段・橋本崇載五段がC級1組への昇級を決めました。

上位陣の成績は以下のようになりました。(上位3名がC級1組へ昇級)

  • 1. 9勝1敗(25) 安用寺孝功五段(C級1組へ昇級)
  • 2. 8勝2敗(06) 阿久津主税五段(C級1組へ昇級)
  • 3. 8勝2敗(07) 橋本崇載五段(C級1組へ昇級)
  • 4. 8勝2敗(17) 伊奈祐介五段
  • 5. 8勝2敗(23) 佐藤和俊四段
  • 6. 8勝2敗(29) 村山慈明四段

自力だった安用寺五段と阿久津五段が勝って順当に昇級を決めました。もう一人の自力だった村山慈明四段は川上猛六段に敗れて脱落。かわって橋本崇載五段が3番手に滑り込みました。

下位の成績は以下のようになりました。(下位9名に降級点。降級点累積3つでフリークラスへ降級。)

  • 34. 3勝7敗(01) 西村一義九段
  • 35. 3勝7敗(02) 真部一男八段
  • 36. 3勝7敗(10) 島本亮四段*
  • 37. 3勝7敗(27) 所司和晴七段(1つ目の降級点)
  • 38. 3勝7敗(34) 伊藤能五段*(2つ目の降級点)
  • 39. 3勝7敗(34) 東和男七段(1つ目の降級点)
  • 40. 3勝7敗(38) 武市三郎六段*(2つ目の降級点)
  • 41. 3勝7敗(39) 堀口弘治七段*(2つ目の降級点)
  • 42. 2勝8敗(31) 小林宏六段(1つ目の降級点)
  • 43. 2勝8敗(37) 桜井昇八段*(2つ目の降級点)
  • 44. 2勝8敗(45) 長岡裕也四段(1つ目の降級点)
  • 45. 1勝9敗(03) 有吉道夫九段(1つ目の降級点)

今期は3つ目の降級点を取った棋士はいませんでした。今期限りで引退となる西村一義九段は安用寺五段に敗れたもののきわどく降級点を逃れました。

[][] Kifu for Java が2.10に

柿木義一のホームページで配布されているKifu for Javaのバージョンが2.10になりました。「消費時間を表示するオプションを追加」「自動更新時のサーバの負荷を軽減」が主な内容です。棋譜中継向けの改良という感じですね。

[] 詰将棋パラダイス創刊600号

3月1日に発刊された月刊詰将棋パラダイス3月号は創刊されてからちょうど600号でした。これを記念して今月号は特大号となっています。と、書いているのがもう3月が半分終わってからというのがあれですが。

そんなお祝いとちょうど重なったのが神無一族の氾濫第24回の解答発表。私の作品も神無七郎さんに解説していただきました。解答者が少なかったのですが、個人的にはとても気に入っている作品なので、今号をお持ちの方は手順だけでもご覧になっていただけるとうれしく思います。

[] Fairy TopIX 2005年下半期

フェアリー詰将棋ネット上で盛り上がりを見せてきたことを受けて、それをさらに後押しすべく、ネット上で発表された作品に対して与えられる賞が新設されました。3月1日にその第1回の受賞者が発表され、短編・中編・長編の各部門で3作品ずつが受賞したほか、各投票者のコメントなども掲載されました。

短編部門の第1位と第2位で私の作品が受賞しました。改めてお礼申し上げます。詳細はリンク先でどうぞ。

[] アンチキルケばか詰

アンチキルケ作品展もすっかり定着しましたね。もう第6回です。たくぼんさんには改めてありがとうございます。

今回も面白い作品がありますね。全解できるようにがんばります。

[] JEWEL BOX #01

上記エントリのような盛り上がりもあったのですが、中編に限ると少し寂しいという声があり、このような中編限定の作品展が設けられることになりました。解答締め切りは4月7日(金)。アイディアのある面白い作品が多そうなので、1題だけでもぜひ解いてみて下さい。

現在のフェアリー詰将棋はばか系が主流になっているのですが、これですと中編はなかなか作りにくいという実感があります。普通の詰将棋のように駒をさばいていこうとするとすぐに余詰が出てしまう。それを避けようとして自由度の少ない手順を組み立てると、長編趣向作に発展させる余地が出てくる。私の場合はそんなジレンマを感じます。一つの方向性としては、かしこ系の例えば安南詰などにすれば中編も作れそうですが、経験が少ないせいかどうもうまくいかない。そんなことをいろいろ考えた結果、連続ルールを採用することにしました。これだと一つの駒を動かす回数が2倍になっても長編にならずにすむというわけです。まあ、作品として面白いかどうかは別ですが。

[] 5手のばか詰に10分

慶応大学将棋部の合宿でどなたかが5手のばか詰を出題して、遠山雄亮四段は「奇跡的に10分位で解けました」ということです。たくぼんさんのようにフェアリー詰将棋になじんでいる方なら一目で解けるのではないでしょうか。私は別の筋から入ったので20秒くらいかかりましたが、時間をかけすぎという感じです。指将棋メインの方から見れば、そういう感覚は不必要どころか邪魔になるので、時間がかかる方が正常なんだと思います。

ところで、作者がどなたなのかはたしかに気になりますね。予備知識なしに普通に作ろうと思うと、余詰をなくすのも難しいと思います。

3月29日追記:詰将棋メモ: プロ棋士も悩む5手協力詰

[] 「三国志将棋

中国将棋で三国志の英雄をかたどった駒が売り出されたそうです。

日本では別冊宝島の『僕たちの好きな三国志2 戦争編』に特別付録として「三国志将棋」が付いていたそうです。たぶん日本将棋だと思いますが、どんな駒だったのかは画像が見つかりませんでした。

3月29日追記:フダンの記録 - 三国志シャンチー

[] 米長邦雄永世棋聖流の書き方

さわやか日記3月15日(水)17時04分37秒付の書き込みより。

午後2時から理事会。
相当に深刻なる会議でした。
強烈な一手を指すことになりそうです。

さわやか日記

以前もそうでしたが、最近は特にこういった調子の記述が増えているように感じます。しかし、具体性を欠くこのような文章の各要素が現実のどのような事象に対応しているのか(あるいは対応していないのか)、後に明らかにされることはほとんどないと思われます。となると、文章の単語単語から真意を推測する作業にどのような意味があるのかと考えさせられます。内情を知った上で読んでいる少数の人は、このような日記にどのような感想を持つものなのでしょう。

[] Flash Playerを新しくしましょう

Windowsを定期的にアップデートする必要があることはよく知られるようになりましたが、Flash・Java・Adobe Readerなども使わないですますことが難しくなっていますので、同じくらい安全性に気を遣う必要があります。Windows Updateと比べると更新が面倒ですがきちんと対処して下さい。

[] カーリング実況中継

Web東奥・編集部から(3/6〜3/10)3月10日付で「書き込みサイトではチーム青森の試合を「実況中継」しているぞ!*」というのがこれのようです。ライブカメラで「棋譜」を中継というのは面白いですね。

流 2006/03/16 01:00 遠山ブログの作品は、
詰パラ2000年9月号勇者ロト作だそうです。
聞いただけで確認していませんが。

mozuyamamozuyama 2006/03/17 01:18 ありがとうございます。そうなんですか。言われてみるとらしい感じがあるような気もします。慶応将棋部の人が作ったのかと思っていました。

鉄人68号鉄人68号 2006/03/17 01:25 三国志の象棋、画像を見ると右から2番目は関羽のようですが、この位置だと「士」の駒になってしまいますね。城から出られないのでストレスがたまってしまいそう・・・

三国志の時代だと大砲に違和感を覚えるので、水滸伝の登場人物で駒を作っても面白いかと思います。

チャンギ(韓国将棋)の場合には王将に相当するのが「漢」「楚」となっていますから、この場合にもそれぞれの国に実在した人物を駒にすることが出来ますね。

accelerationacceleration 2006/03/17 10:53 既視感はあったけど、3手目が見えなくて5分はかかりました。
僕みたいな昔のフェアリストにはこういう地味な手順は見えにくいようです(笑)。

mozuyamamozuyama 2006/03/17 22:31 >鉄人68号さん、チェスだと人物などをかたどった駒はたくさんありますが、東アジアの将棋だとあまり見ないですね。もっといろいろなものがあっても面白そうです。
>accelerationさんの作風とはちょっと違う感じかもしれませんね。それはともかく、「昔の」と言われると寂しいので今後も期待しております。

2006年03月11日

[] 棋王戦第4局 森内俊之名人が3勝1敗で羽生善治四冠を破る

本日行われた棋王戦第4局▲森内俊之名人 対△羽生善治四冠の対局は117手で先手の勝ちでした。これで森内名人は3勝1敗となり初の棋王位奪取に成功しました。棋譜北國新聞社のページでご覧になれます。

羽生のがけっプチ7によれば、羽生善治三冠タイトル戦五番勝負で1勝以下だったのはこれが初めてだそうです。考えてみるとこれは偉大な記録でしたね。七番勝負で初めて羽生に4連勝したのも森内名人でしたし、森内名人が他の挑戦者と違うのでしょう。と、森内ファンとしてのひいき目込みの見方をしておきます。

[] 順位戦B級2組 森雞二九段が昇級

3月10日に行われた順位戦B級2組最終戦で森雞二九段がB級1組への昇級を決めました。59歳での順位戦昇級は1977年度の花村元司九段(B級1組からA級へ)に次いで史上2位の高齢記録です。B級2組からB級1組への昇級に限れば、これまでの内藤国雄九段の記録を抜いて1位となりました。

上位陣の成績は以下のようになりました。

  • 1. 10戦全勝(05) 畠山鎮六段(昇級)
  • 2. 7勝3敗(18) 森雞二九段(B級1組へ昇級)
  • 3. 6勝4敗(04) 佐藤秀司六段
  • 4. 6勝4敗(06) 南芳一九段
  • 5. 6勝4敗(08) 内藤國雄九段
  • 6. 6勝4敗(09) 杉本昌隆七段
  • 7. 6勝4敗(10) 浦野真彦七段
  • 8. 6勝4敗(12) 屋敷伸之九段

自力昇級の目があり66歳での昇級を期待されていた内藤九段は、田中寅彦九段に敗れて昇級なりませんでした。「終局後、内藤九段は『勝ち筋が出た途端にほかのことを考えてしまった』と話した*」とあたりに、生々しさが感じられました。それに続いて昇級の目があったのは杉本七段。しかし、こちらも敗れて、屋敷九段との3敗対決を制した森九段まで昇級が回って来るという予想外の展開となりました。高齢記録もさることながら、3敗18位での昇級もそう簡単には更新できない記録です。

そんな昇級候補者たちの勝負弱さを後目に、畠山鎮六段は10戦全勝を達成しました。B級以上での順位戦全勝はほとんど例がなく、B級2組では史上3回目の快挙です。

下位の成績は以下のようになりました。(下位4名に降級点)

  • 19. 3勝7敗(11) 西川慶二七段*
  • 20. 3勝7敗(13) 富岡英作八段*(降級)
  • 21. 2勝8敗(03) 土佐浩司七段(1つ目の降級点)
  • 22. 2勝8敗(15) 神谷広志七段(1つ目の降級点)
  • 23. 1勝9敗(23) 脇謙二八段*(降級)

前局までで3つの降級点が決まっていましたが、残り1つは土佐浩司七段となりました。先ほど気付いたのですが、脇謙二八段は1984年度から2005年度まで連続22年間B級2組に所属するという記録を作っていたんですね。今期で途絶えることになりました。

[] 順位戦A級プレーオフ 翌朝にNHKBS2で解説

3月16日順位戦A級のプレーオフ 羽生善治四冠対谷川浩司九段の対局があります。NHK衛星第2でこの将棋を翌朝17日午前9時から9時半まで佐藤康光棋聖が解説するそうです。平日なのが残念ですが、やはりこのカード映像でじっくり見てみたいですね。

2006年03月10日

[] 羽生善治四冠が8年連続賞金額1位

羽生善治四冠は相変わらずすごいですね。ちなみに囲碁日本棋院ランキングは以下のようになっています。人が少し足りないような気がしたのですが、関西棋院分が公表されていないためのようです。

[] 激指清水上徹氏に敗れる

1月23日3月8日に激指vsアマ竜王でお伝えしたイベントで、アマチュア竜王の清水上徹氏が149手で激指を破りました。この辺の話題は、TETSUさんにお任せします。

[] 川島隆太教授羽生善治四冠を

3月7日発売のDIME3月20日号に「閃きの人 達人たちの発想法 第3回 羽生善治」という記事が出ています。この記事では羽生善治四冠にインタビューし、それを読んだ川島隆太教授が分析をしています。川島教授っていうのは例の脳の人ですね。記事は普通ですが面白い組み合わせでした。

[] シャンプーハットてつじに初段免状

関西で活躍するお笑い芸人のシャンプーハットてつじに、3月4日、初段免状が授与されたそうです。関西将棋会館道場で規定の成績を収めたということなので、これは本物の初段ですね。

というと、にせものの初段があるのかといわれそうですが、まあ、あるわけです。

[] 窪田義行五段がNHK杯本戦に出場

NHK杯テレビ将棋トーナメントに予選があることは意外に知られていないかもしれません。この棋戦は本戦に50名(女流棋士1名含む)の棋士が出場しますが、シード枠が広いため予選突破は6・7名に1名という難関となっています。この予選は日本将棋連盟サイトの対局結果一覧に記載されないなどブラックボックス化していたのですが、今年からは棋戦ページで対局後に結果が公表されるようになりました。(対局結果一覧に載らないのは相変わらずですが)

今回の予選で個人的に注目していたのが第6組の山。窪田義行五段・大平武洋四段・瀬川晶司四段・真田圭一七段と、ウェブログを書いている棋士が4名も入っています。結果は1回戦で大平四段が瀬川四段を破り、反対側の山の2回戦で真田七段を破った窪田五段が、予選決勝で大平四段を破って窪田五段の勝ち抜けとなりました。瀬川四段のNHK杯も見てみたかったのですが、窪田五段が見られるのも楽しみです。

それから、この件とは直接関係ありませんが、1月20日窪田vs大平は大平の勝ちに追記を行いました。

[] 第18回アマチュア将棋団体日本選手権

社会人大学生の代表が対戦する団体戦の「第18回アマチュア将棋団体日本選手権」が2月26日に行われました。この大会は1チーム7名の団体戦形式で行われ、社会人代表のNECチームと大学代表の東京大学が対戦しました。

今回は特別にNECから瀬川晶司四段、東大から片上大輔四段が出場し、大将戦で対決しました。結果は159手で片上四段の勝ちでした。また、全体の結果も5-2で東京大学の勝ちとなりました。棋譜は上記リンク先でご覧になれます。

[] 瀬川晶司四段がプロになれた舞台裏

3月27日発売予定だそうです。どんな本になるのでしょうね。

[] 瀬川晶司四段の段位認定

瀬川晶司四段出題の問題を解いて送ると成績に応じて段位が認定されるそうです。そのときの免状には瀬川四段の署名が入るということです。

実力の認定は強い棋士にしてもらうのが本筋という気がしますが、まあ誰でも初段がもらえるキャンペーンもありましたし、サイン色紙みたいなものだと思えばいいのでしょうか。

3月17日追記

[] 瀬川晶司四段と囲碁梅沢由香里五段の対談

同じウェブリブログで書いているという接点があるためか、この2人の対談が行われたそうです。この対談はどこで読めるようになるのでしょうね。BIGLOBEストリームで配信される予定もあるようですが。

[] 矢内理絵子女流名人インタビュー

「鬼勝負」という言葉が印象的でした。週刊将棋でのインタビューも興味深いものがありました。

[] NHK杯戦で大逆転劇

3月5日に放送されたNHK杯将棋トーナメント準々決勝の▲三浦弘行八段 対△渡辺明竜王の対局は後手の勝ちでした。リンク先をご覧になっていただけばわかるように、この将棋はトップ棋士同士の対局としては通常ありえない大逆転劇となりました。三浦八段はそういうのを食らわないタイプだと思えるのですが……。

[] 渡辺明ブログの与えた影響

さて、そもそも、この取材団ブログを思いついたのは、昨年8月のことでした。偶然、将棋の渡辺明・竜王のブログを見つけました。将棋の世界というと、閉鎖的(棋士のみなさん、すみません)な印象を持っていたのですが、21歳の天才棋士が書き記す言葉を読んで驚きました。「将棋」はもちろん、趣味の「競馬」や「息子」、「友人」などのテーマを、人間味あふれる文章で綴っているのです。新聞の将棋欄や専門誌でしか、接することのできなかったトップ棋士が、自らその素顔をブログという手法で見せたことは、将棋を知らない人たちにも受け入れられ、大きな反響を呼んでいると知りました。

チーム伊藤奮闘中(トリノ五輪取材団ブログ) : トリノ五輪 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

渡辺明竜王@将棋パイナップルで知りました。このウェブログの貢献はとても大きなものがありますね。

[] 泉浩司・岩根忍夫妻インタビュー

1月23日結婚した岩根忍女流初段と泉浩司アナウンサーのインタビュー。お二人が付き合っていることは、周りはほとんど知らなかったのですね。

後半は泉アナの話になっていて、いつもの将棋関係者とはひと味違った面白さがありました。

[] 7手の趣向作

今回は関口格氏作の7手詰。難易度はそれほど高くありませんので考えてから解説を読んでみましょう。

[] 週刊新潮の将棋関連記事

3月9日発売の週刊新潮3月16日号に将棋関連記事が出ています。

1つは「似た者同士『片上大輔四段』と『北尾まどか女流初段』」という見出し婚約を報じる記事。もう1つは「グラビアを飾った私のヌード写真の裏話」という見出しの米長邦雄永世棋聖の記事です。

[] 【VIPPER】プロ棋士だけど何か質問ある?【dat落ち

ついに出たかという感じです。本物かどうかは知りませんけど、dat落ちが早かったですね。まとめるのは面倒なのでやりません。

参考:○○だけど何か質問ある?のまとめ-おもしろ

[] すぎやまこういちとエニックス

80年代前半にエニックス(現スクウェア・エニックス)から発売されたパソコン版ソフト「森田将棋」のアンケートハガキをすぎやま自らが書き、エニックスに送ったところ、エニックスの担当者が「おい、あのすぎやまこういちからハガキがきたぞ!」と慌てふためいたという話が伝説となっている。そのハガキにびしっと書かれた内容をみて、エニックスの担当者も「これだけゲーム好きな人なら一緒に仕事ができるのでは?」という事で、すぎやまに作曲の依頼をしたのこと。

すぎやまこういち

という話は本当なんでしょうね。知りませんでした。

[] 「囲碁ブログ選手権」の続き

2005年10月2日に紹介した「囲碁ブログ選手権」の話が本格化してきたようです。

うまくいけば面白そうですね。

[] また明日

書きやすいところから書いてきますが、まだ終わりません。残りはまた明日にでも。

窪田義行窪田義行 2006/03/11 07:36 【六文銭(真田圭一七段・古河彩子女流二段夫妻)】http://blog.livedoor.jp/shogi100/ も一応weblogです。ご両人の対局には、言及されていない様ですが。

ついでですが、
>[93](中略)
>これといてくれよ。(図面略)
▲1三銀△同桂▲同桂成△同玉▲2五桂△1四玉▲1五飛△2四玉▲4二角△3四玉▲3三桂成△4四玉▲3四成桂△同玉▲3五飛△4四玉▲5三角成迄17手ですが何か?(約05分弱ですが、以前解いた様な気がします)。

嫌みな筆致での依頼乍ら応えて頂きましたので、今日は奮発させて頂きました。

mozuyamamozuyama 2006/03/12 02:31 コメントありがとうございます。真田七段については最近更新が少ないのでうっかりしていました。すみません、今から文章を書き換えます。
正直なところ、ウェブログで書いているというだけでなく、対局について一言でも触れてくれないと取り上げにくいということはあります。もちろんそれは棋士の方にとって負担になると思いますので、そうであればうれしいという程度ですが。
後半は後日意味不明になるといけないので、一応図面を書いておきますね。
後手の持駒:飛 金四 銀二 桂三 香三 歩十六 
9 8 7 6 5 4 3 2 1
+---------------------------+
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・v桂v香|一
| ・ ・ ・ ・ と ・ ・ ・v玉|二
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・v歩 ・|三
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 角 ・|四
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|五
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 銀 ・|六
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|七
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|八
| ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・|九
+---------------------------+
先手の持駒:飛 角 銀

junma-ngjunma-ng 2006/03/13 14:03 先月出た週刊新潮創刊号の復刻版には、大山VS升田の
記事が見開き2ページという、今では信じられないような
分量で載ってます。勝負事としての関心度、あるいは
希少度が今よりはるかに高かったわけですよね。
そういえば、ずっと昔のNumberにも、力道山や王・長島などとともに、升田幸三が取り上げられてましたからね、昭和の
ヒーロー特集とかで。

PsychsPsychs 2006/03/13 15:44 はじめまして。Psychsというものです。
すぎやまこういち氏とドラクエとの関わりについては、マンガ「ドラゴンクエストへの道」に載っています。たしか、はがきをきっかけにして、氏とエニックスの千田氏が会ったときに、すぎやま氏がピンボールが好きでわざわざ遠くまでタクシーを走らせて通っていた話を聞いた千田氏が感銘を受けたというエピソードが描かれていたと思います。

mozuyamamozuyama 2006/03/14 00:52 >junma-ngさん
http://book.shinchosha.co.jp/50th/reprint_index.html
なるほど、創刊50周年だったんですね。今で言うとプロ野球の優勝予想を載せているような感覚だったんでしょうか。今だと、週刊朝日の達人戦を除けば、将棋の記事はちょっと珍しいですね。
>Psychsさん、はじめまして。コメントありがとうございます。何が縁を作るかわからないものですね。

junma-ngjunma-ng 2006/03/20 12:32 森下九段の理事給与”減給”の理由は、瀬川特集期間中の将棋世界の売り上げが、棋譜独占という”特化”に反して減少したからだそうですが、そりゃ当然といえば当然で、世間の「瀬川問題」に関する興味は、棋譜に集約されるものではないですからね。極論すれば、将棋誌(紙)の人気回復は、「と金タブー」的なもの(必ずしも適切な表現ではないにせよ)をどれだけ載せれるかにかかってるともいえます。上記の週刊新潮の記事には、棋譜も図面もなかったですが、”将棋評論家”と称する方による、大山・升田両名の人物評は載ってました。なにかをファンとして楽しむに際して、初めに詳細な技術論ありきというのは、ちょっと考えにくいはずです、本来は。「観る」「やる」いずれにせよ。
※週刊ポストは、囲碁将棋のプロアマのはんで戦の記事がそれぞれ毎週1ページ掲載。

2006年03月09日

[] 奨励会三段リーグ 糸谷哲郎三段・中村太地三段がプロ入り

奨励会三段リーグ最終節の2局が本日行われ、糸谷哲郎三段と中村太地三段がそれぞれ1位・2位となり四段へ昇段、プロ入りを果たしました。上位陣の成績は以下の通りです。

  • 1. 14勝4敗(01) 糸谷哲郎三段(四段へ昇段)
  • 2. 13勝5敗(05) 中村太地三段(四段へ昇段)
  • 3. 13勝5敗(25) 稲葉陽三段(次点
  • 4. 12勝6敗(02) 佐藤天彦三段

三段リーグ3期目で、ここまでの2期は4位・3位と好成績を残してきた糸谷三段が貫禄の昇段。まだ17歳ということもあり、プロ入り後も活躍が期待できそうです。「前期で決まっていたようなものなので、今期昇段に特に感じるところはありませんでした*」というコメントも気合いが入っています。トップの3敗でマジック1だった稲葉三段は最後の2戦を連敗して次点に転落*1。勝負所のプレッシャーが厳しかったのかもしれませんが、まだ17歳でしかも次点は確保したわけですから、今後に向けてまた前向きに取り組んでほしいですね。連勝でかわって浮上した中村太地三段も17歳。幸運でしたが、今回上がれなくてもいずれ上がっていたでしょう。若い世代の活躍が目立つ期でした。

3月10日追記:糸谷四段のコメントが今日になって訂正されていました。「前回、2度目の次点以上が確定した時点で、決まっていたようなものなので*」だそうです。

なお、26歳の年齢制限にかかる津山慎悟三段と菊池隆三段は勝ち越しを果たせず退会が決まりました。水津隆義三段は最後の2戦に連勝し何とか勝ち越しを果たしました。年齢制限にかかってから5期連続勝ち越しもさることながら、今期の2勝6敗からの巻き返しはすごいですね。

[][] 王将戦第7局を特別中継へ

11年ぶりに最終局にもつれ込んだ第55期王将戦七番勝負(毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社主催)の第7局が21、22日の両日、新潟県佐渡市のホテル大佐渡で行われます。MSN毎日インタラクティブでは両雄の対局の模様を棋譜速報と現地レポートでお伝えします。

第55期王将戦七番勝負第7局に関するお知らせ

ということで、王将戦第7局はウェブ中継が実施されることになりました。

昨年12月28日王将戦七番勝負 有料中継は今年度は実施せずお伝えしたとおり、今期の王将戦は中継がなく、下記のように1日2回の更新があるだけでした。(現在は消えています)

羽生善治王将に佐藤康光棋聖が挑む第55期王将戦七番勝負(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)は、スポニチアネックス王将戦ページで、棋譜や経過をまとめてお伝えします。また、MSN毎日インタラクティブの将棋ページでも、各対局の状況を1日目午後1時ごろと午後7時ごろ、2日目午後1時ごろと終局後の各日2回の計4回をめどに掲載いたします。

第55期王将戦七番勝負第7局に関するお知らせ

ところが、羽生善治四冠が3連勝の後に佐藤康光棋聖が3連勝で巻き返すという将棋史上まれに見る展開となったことから、中継実施の決定に至ったようです。

こうならなければ、「中継がないときに限って面白い展開になる件について」という表題で何か書こうと思っていたところでした。せんすぶろぐでせんすさんが「毎日新聞さん、最終局を中継しないのであれば、どうか第三者に中継権を売却して下さい。お願いします*」と強調した書体で書いたり、弦巻勝写真劇場3月7日付で弦巻勝氏が「スポニチの偉いさん相手に『近年無いすごいイベントになるんじゃあね〜えの』*」と語ったりなど、将棋ファンにとってこの対局の重みは十分すぎるほどでした。

将棋のタイトル戦七番勝負での3連敗後3連勝は1978年十段戦以来2度目。そのときは中原3連勝米長3連勝となって最終局は中原勝ちでした。将棋界では史上初の3連敗後4連勝の達成があるかどうか。そういう興味以外に、このときだけなぜか中継がなかったという余計な記憶が残るのかと思っていたのですが、今局だけでもこういう決断がされて良かったと思います。

[] 順位戦C級1組 渡辺明竜王が辛くも昇級

3月7日順位戦C級1組の最終戦が行われ、渡辺明竜王のB級2組への昇級が決まりました。注目の2局は、▲窪田義行五段 対△渡辺明竜王の対局が107手で先手の勝ち、▲中田功七段 対△岡崎洋六段の対局は147手で先手の勝ちでした。

上位陣の成績は以下の通りです。

  • 1. 10戦全勝(03) 山崎隆之六段(昇級)
  • 2. 8勝2敗(06) 渡辺明竜王(昇級決定)
  • 3. 8勝2敗(19) 岡崎洋六段

すでに昇級を確定させていた山崎六段は最終戦も勝ち、全勝での昇級です。渡辺竜王と岡崎六段はともに敗れて、渡辺竜王が辛くも昇級となりました。

渡辺竜王に勝った窪田五段、岡崎六段に勝った中田功七段は、今期に関してはすでに昇級も降級点も関係なくなっていました。もちろん勝つと負けるとでは来期の順位が変わってきますからそれだけでも十分にがんばる理由になりますが、そういったこととは無関係にどんな状況でも全力で指すという好ましい伝統(いわゆる「米長哲学」)が将棋界にはあります。実は、個人的な予想は渡辺勝ちでした。実力だけを考えればどうなるかわからない要素が多々ありますが、渡辺竜王のように選ばれた感じを漂わせている棋士は勝たなければいけない将棋を勝つようになっているのであろうというある種運命論的なものを感じたからです。河口俊彦七段がよく書いているようなことと同じ感覚ですね。しかし、結果は渡辺竜王が負けて昇級、これは一番なさそうだった展開で、だからこそ面白いということなのでしょう。岡崎六段にとっては悔やみきれない敗戦となりました。

山崎・渡辺は直接対決があったので同時昇級はないだろうというのが私の当初の予想でしたが、それを上回る充実ぶりでこの先に期待が持てそうです。2人ともさっさとA級まで上がってほしいですね。

さて、下位の成績は以下のようになりました。

  • 22. 3勝7敗(05) 勝又清和五段
  • 23. 3勝7敗(09) 小倉久史七段
  • 24. 3勝7敗(16) 神崎健二七段
  • 25. 2勝8敗(01) 田丸昇八段(1つ目の降級点)
  • 26. 2勝8敗(23) 児玉孝一七段(C級2組へ降級)
  • 27. 1勝9敗(22) 淡路仁茂九段(C級2組へ降級)
  • 28. 1勝9敗(14) 田中魁秀九段(1つ目の降級点)
  • 29. 0勝10敗(29) 石田和雄九段(降級)

なお、今期で2年連続の休場となっていた有森浩三七段にも降級点が付き、休場前から持っていた降級点と合わせてC級2組へ降級することが決まっています。(休場は連続2期目から降級点対象)

今期開始時点で降級点を持っていたのは7名でしたが、そのうち4名(児玉・淡路・石田・有森)が降級し、残り3名(岡崎・窪田・千葉)は勝ち越して降級点を消すという非常に対照的な結果となりました。

[] 女流育成会

3月5日女流育成会最終節の2戦が行われ、1位となった熊倉紫野が1つ目の昇級点を獲得しました。上位陣の最終成績は以下の通りです。

  • 1. 10勝1敗(05) 熊倉紫野(1つ目の昇級点獲得)
  • 2. 9勝2敗(01) 伊奈川愛菓
  • 3. 8勝3敗(02) 山口恵梨子
  • 4. 8勝3敗(04) 豊田奈都美

1敗だった熊倉は最後の2戦も連勝して1位となりました。同じく1敗だった豊田は対照的に連敗となり4位にとどまりました。最終戦の豊田-熊倉の直接対決で豊田が勝つと、伊奈川と豊田に昇級点が付き、伊奈川が女流2級となる目がありましたが、1位争いのライバルに直接対決で負けて1位というのはやはりなかったですね。

[] あとは後日

また間があっての更新となりました。今日のところは昇段・昇級関連の話題を中心にしましたが他にもいろいろな話題が積み上がっています。明日か明後日には書き終えたいと思います。

*1:関係ないですが、某所を見ていたら「稲葉うわあああ」というべたな書き込みがいくつもあって思わず少し笑ってしまいました。

プールミントプールミント 2006/03/10 11:15  私はもず様の「対局中継はあって当たり前」という姿勢には違和感を感じました。
 将棋の対局ネット中継は、新聞社にとってメリットはほとんどないでしょう。アクセス増となるのでネット広告にいい影響を与えるという意見を聞きますが、今はページビューではなく、ユニークユーザー数で広告単価が決まる時代になってきており、将棋ファンが当日、何回クリックしてもあまり新聞社にとってプラスにはなりません。
 むしろある一定時間に集中するアクセスを遅延なく配信させるためのサーバーを用意したり、現地にネット中継用の記者を派遣するなどの経費がかさみます。
 王将戦ネット中継については、2ちゃんねるであるプロ棋士とのトラブルで中止に追い込まれたという観測もありますが、それに加えて、上記の理由で実施しなかったのではないでしょうか。そして、他の新聞社も中継中止に追随していくでしょう。

 ネット中継を将棋指しが求めるならば、やはり将棋指し自らがネット上でお金を使うという流れを作っていかなければなりません。その意味においては有料で順位戦を全局中継している毎日新聞のサービスはひとつの試金石となるでしょう。
 なお、もず様は毎日の順位戦中継に批判的でいらっしゃいますが、私にとっては非常に満足度が高い中継です。遠山雄亮四段がブログで書いておられるようにむしろ安すぎるぐらいのものです。試しにサービスを使ってみて批判されても遅くないのでは?

mozuyamamozuyama 2006/03/11 02:01 「対局中継はあって当たり前」とどこかで書きましたっけ。たしかにタイトル戦では現状はあって当たり前になっていますけども。プロ棋士の指す将棋の魅力がそれを維持するのに不十分であれば今後は衰退していくでしょう(私はそうは思いませんが)。今回の王将戦について言えば、中継を行わないこと自体は営利企業としての新聞社の意思としてはありうる話だと思っています。ただし、今回のように歴史的な展開になった場合にはそういった事情を越えていかないと、後の時代の人に笑われることになるのではということです。
順位戦中継の中身については、以前書いたと思いますが現場の方々の頑張りなど評価している部分は多々あります(いくら良い中継でも時間が合わなくて見られなければ価値はありませんが)。
それから、ウェブ中継についてそれ単体で予算を組むべきだとは思いません。その経費を直接支払っているのは新聞社です。そして新聞社のサービスの一環としてやっているわけですから、新聞記事がウェブサイトで無料で読めるのはどうしてか、新聞紙面に将棋の観戦記が掲載されているのはどうしてか、新聞社は将棋を一つのコンテンツとしてどのように位置付けているのか、そういった広い観点から総合的に考えていく必要があります。
利用者から見て500円という金額が高いか安いかについては、議論する意味はあまりありません。安いと思う人がお金を払って利用するだけです。サービスを運営する側に関しては
・安いと言う人を増やすために質を向上させる。
・安いと言う人を取りこぼさないようにサービスの内容を周知させる。
・同じ収入でも利益を増やすためにコストを削減する。
という努力の量・方向性がどうかというあたりが論点になるのではないかと思います。現状はともかく、もう少しの努力があればやっていけると私はウェブ中継の将来について比較的楽観的に見ています。将棋にはそれだけの魅力があると私は思いますので。

けいじんけいじん 2006/03/11 04:52  ネット中継は主催者が必ずしもする必要がないと考える者です。プールミントさんがおっしゃるように、主催者にとってライブ中継の経費はかなり重いものだと推察されます。その経費をこれまで、利用者が負担できたかというと、おそらくは非常に難しかったと思われます。
 そこで、視点を変えてみましょう。将棋ファンとは単なる「くれくれ族」なのでしょうか? 主催者が中継システムを整備しないとダメなのでしょうか? そんなことはありません。王将戦第6局では、大盤解説に参加していたボランティアが携帯電話経由でもたらす情報で、指し手のほとんどを逐次的に追うことができました。2ちゃんねるという尤度が大きな場を借りることで、膨大なアクセスが問題なくさばけたという点は見逃せません。
 ひとつの問題提起としては、主催者が「中継権」を放棄して、第3者すなわち熱心な将棋ファンに中継を委ねることがあってもいいのではないかということです。大盤解説の場に誰かがPCを持ち込み、最新情報を2ちゃんねるにアップする行為を主催者側が妨げなければ、比較的簡単に目的は達せられます。
 この際、現地の将棋ファンの自助努力さえあれば、無駄な経費を投じることなく、大方の将棋ファンが満足する中継ができそうに思えます。誰がそのボランティアを買って出るかという問題はもちろんありますが、簡便な中継システムをめぐる検討はもっとすべきではないでしょうか。

mozuyamamozuyama 2006/03/12 02:46 そういう視点もありますね。広い意味でのコスト削減と言えると思います。非公式な場での実況がおおっぴらに認められることは少ないですが、実質的にミラーの役割を果たしている場合があることを認識してうまく活用していく方策も検討されるべきだと思います。ただ、見ていると毎日新聞社の上の人はあまり理解がなさそうな雰囲気ですけども。

2006年03月04日

[] 順位戦A級 挑戦者争いは羽生-谷川のプレーオフ

3月3日のいわゆる「将棋界の一番長い日」順位戦A級最終局が一斉に行われ、羽生善治四冠と谷川浩司九段がともに1敗を保ち、挑戦者争いはこの2名によるプレーオフにもつれこみました。プレーオフは3月16日に行われる予定です。なお、残留争いは、鈴木大介八段と森下卓九段の降級となりました。

最終順位は以下のようになりました。普通は8勝1敗なら無条件で挑戦できますが、1敗同士のプレーオフは史上初と言っていましたっけ?

  • 01. 8勝1敗(01) 羽生善治四冠(プレーオフへ)
  • 02. 8勝1敗(05) 谷川浩司九段(プレーオフへ)
  • 03. 5勝4敗(04) 佐藤康光棋聖
  • 04. 5勝4敗(10) 郷田真隆九段
  • 05. 4勝5敗(06) 丸山忠久九段
  • 06. 3勝6敗(02) 藤井猛九段
  • 07. 3勝6敗(03) 久保利明八段
  • 08. 3勝6敗(07) 三浦弘行八段
  • 09. 3勝6敗(08) 鈴木大介八段(B級1組へ降級)
  • 10. 3勝6敗(09) 森下卓九段(B級1組へ降級)

2006年03月03日

[][] 週将アマCOM平手戦 Bonanzaがまず1勝

2月6日週刊将棋で将棋ソフト対アマ強豪の団体戦企画として紹介した第1回週将アマCOM平手戦の1回戦第1局の観戦記が、2月27日発売の週刊将棋3月1日号に掲載されました。▲加部康晴氏 対△Bonanzaの対局は持ち時間1時間秒読み60秒で行われ、結果は84手で後手の勝ちでした。(この対局で使われたBonanzaは未公開の開発中バージョンです。)

後手のあまり見ない形の駒組みに対して、先手は急戦矢倉の仕掛けを敢行。仕掛け自体は成立していましたが、大駒交換になった後に後手が先手の読みにない手を出して逆転したようです。寄せ合いに踏み込む手を見送ったのが疑問だったようですが、それ以前に斬り合いを選択した作戦があまり良くなかったのかなという気がします。加部氏は「いつもの自分の持ち味が出る将棋を指せれば良し」ということで特別に対コンピュータ対策は立てなかったのですが、もし対策を立てていれば別の展開になったと思われます。

今回の観戦記を担当し、プロフィールによると「ボナンザ伝道師と呼ばれる」松本博文氏によると、プロ棋士奨励会員・アマ強豪などを相手に数百局対戦させた結果、10秒将棋におけるBonanzaは「奨励会二段半の実力がある」という感触を得たそうです。ということは、アマチュアで勝てる人はごく一部しかおらず、今回出場したアマ強豪の方々も負けて全く不思議ではないわけです。持ち時間がもっと長い対戦ではもう少し人間有利になりますが、今後対戦する際にそういったことを前提として対策を立てて勝負するとどうなるのかなという点に関心があります。

3月4日追加

[][] Web駒音が……

Web駒音で何かいろいろあるみたいですね。何でもありの状態になってからあまり読んでおらず、どういうことになっているのか追いかけている余裕がないので、今日はとりあえずこれだけです。すみません。

shigezoshigezo 2006/03/06 10:26 駒音掲示板は本当にひどい状況です。僕は取り立てて平和論者ではないですけど、あそこの管理人さんはどこへ行こうとしているのでしょうか?という感じですね。個性的な人たちの集団ですから衝突があるのは仕方ないですけど、米長シンパか反米長かという構図が良いとも思えませんし、反米長がどれだけいるのか、ごくごく一部のファンや理解者に踊らされているのではないかと、心配する今日この頃です。訴訟も白黒はっきりした判決は出ないでしょうしね。

mozuyamamozuyama 2006/03/10 00:14 どこまで読みを入れて動いているのか傍目にはわからないのが心配ですね。そういえば、訴訟の情報も全く出てこなくなりました。

【春気分♪】0^)/【春気分♪】0^)/ 2006/08/04 20:25 あそこはですねえ武者野に都合の良い発言者ならば、他人の個人情報さらそうが誰=誰発言他どのような嫌がらせ書き込みでもOK、そうでない人については迫害されるという暴力掲示板と言って良いと思います。<

【春気分♪】0^)/【春気分♪】0^)/ 2006/08/05 17:00 あのような人物をのさばらしておく将棋連盟に、
ファンを募る資格はないでしょう。
一般ファンに対する名誉毀損、脅迫その他迫害行為を平気
でやってきますからね武者野は、米長誹謗中傷の邪魔になりそうな
人に対しては迫害行為で追い出しですか、卑劣にして下劣。

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