武者野勝巳六段が「調停書」を公開

武者野勝巳六段の経営する会社が米長邦雄永世棋聖などを相手取って訴えた裁判は、以前お伝えしたとおり2006年12月22日に和解が成立しました。この訴訟の「調停書」が武者野勝巳六段によって公開されました。

「本物の調停書を見たい」という人が多い。

そうした要望には「東京地裁に行くと数百円でコピーがもらえますよ」と答えていたが、「FAXしてくださいよ」と切り返されてしまうので、スキャンして雑記帳に貼り付けることにした。

4つ目の項目の、株式会社サクセスが将棋関係の仕事に武者野六段を使うことを検討するという内容はこれまで明らかにされていませんでした。

ここに出ている1枚目の上部には「別紙」と書いてあり、下部に4というページ番号が振られています。私はこのような調停書を実際にみたことがないのですが、1から3ページ目には別紙の通り和解するというような形式的なことが書かれているということでしょうか。

そのほか気になるのは、2つ目の項目で将棋世界などに広告を掲載する主体が「原告と被告ら」になっている点です。将棋世界での広告は「米長邦雄及び株式会社サクセスからのお知らせ」という表題がページ上部にあったので、原告が掲載に関わっていないように見えました。原告がそれで問題ないとしているならもちろんそれでよいのでしょう。

ところで、口座番号とか住所といったものまで公開して大丈夫なのでしょうか。大丈夫だから公開しているのだろうとは思いますが。