m.r.factory

2017-04-04

[]分け目通販開始

分け目Tシャツの通販がはじまりました。Tシャツの色、サイズ、インクの色を選べば、あなただけの分け目Tシャツが作れます。みちくさ市と同時開催だった今年の妄想ロックフェス会場では、シルバーのインクで銀髪に刷るのが好評でした。あなた好みの分け目、ぜひご注文ください。Tシャツの通販は2018年3月31日までです。

Tシャツの通販は、秋田でオリジナルTシャツを作成している6JUMBOPINSさん。シルクスクリーンで刷られています。

通販はこちらから:https://6jumbopins.stores.jp/items/58d37686997ee20a910003c9

■分け目(わけめ)

1985年に男子校の同級生3人で結成された日本のインディーズロックバンド。全員薄毛。うつむいたまま演奏するスタイルで、客席からは顔が見えず、髪の分け目しか見えない、分け目が顔かよ、と言われ続けた結果、通称が一人歩きし、元来のバンド名が忘れさられた。結成から毎年、沖縄倉敷東京仙台にいる親戚を頼りにツアーをおこなう。ツアー毎に発売される、年々広がるメンバーの髪の分け目を忠実に再現した分け目柄のTシャツが人気である。今回のTシャツは、結成3年目、旧新宿ロフトで初ワンマンライブをおこなった際の復刻版である。結成から30年以上経ったいまも、もはや分け目じゃないと言われるだいぶ広がった頭皮を持て余しつつも、分け目以外は変わらずに活動を続けている。

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2017-03-22

[]ピエーポポ!ライブ2017

今年のはじめ、チラシの肖像画を描いた縁で、東洋大学で行われた野溝七生子講演会へ行った。女性が学校に通うことはおろか、本を読むことさえ生意気だと言われていた時代に、東洋大学に進んだ野溝七生子の一生を、代表作『梔子』の主人公と重ねた幼少時代から、大学で教鞭をとりながら新橋のホテルで過ごした晩年を、かつて少女小説家だった女性の生きざまを伝説にまで昇華させた熱のある講演会だった。

講演の中盤に南天堂書房の名前があがった。南天堂書房はいまも東洋大学のそば白山に新刊本屋としてあるが、当時は2階にカフェがあり、夜な夜な、作家、詩人歌人演劇人アナーキストたちが、集い議論し酒を飲んだ場所だった。いまもどこかにあるそうした場所を考えた時、まっさきに浮かんだのがブックギャラリーポポタムだった。西池袋の住宅街にあるギャラリーに集うのは、いづれも一癖ある顔ばかりだ。時々店番を手伝うわたしは、大林店長が国内外から見つけてくるいろんな顔と出会う機会と、家の近くにこうした場所があることを幸運に思っている。

そんな南天堂書房創業者松岡虎王麿のような大林店長が、いまギターを弾きポポタムズというバンドを組んでいる。ポポタムならではの人選で、ここでしか聴けないようなロックフェスを自ら楽しむために。4月2日は桜台poolへ。BOEESも参加します。

***ピエーポポ!ライブ2017***

村岡マサヒロ個展・クロージングの宴&ポポタム開店干支一巡りを祝して「ピエーポポ!ライブ」を開催します。

2015年11月1日のポポロックフェスから1年半……私どもポポタムズの成長と、BOEESの叫び、個展を終えた村岡さんの弾けるギター・HERNIA15、そして豪華ゲスト・根本敬先生のDJをお楽しみに!

■ライブ詳細、予約はこちらから

http://popotame.com/items/58b4527f9821ccbbd4003d75

■出演

HERNIA15 (村岡マサヒロ所属バンド)、BOEES、ポポタムズ、 DJ根本敬、 and more…

■日時

2017年4月2日(日)14:30 open 15:00 start

■会場

桜台pool(西武池袋線桜台から徒歩1分)

練馬区桜台1丁目7-7 シルバービルB2F

■料金

前売り:1500円

当日:2000円

※入場時に1ドリンクオーダー

※時間内出入自由

2017-03-12

[]分け目

架空のバンドを妄想し、架空のバンドTシャツをデザイン販売までしてしまう大人のイケナイ楽しみ、妄想ロックフェス。今年は鬼子母神通りみちくさ市当日に、会場のひとつ、キク薬局横ガレージで開催いたします。わたしが妄想したバンドは「分け目」。Tシャツの色サイズ、インクの色を選び、その場で「分け目」柄をシルクスクリーンで刷ってもらえます。今年の店頭販売みちくさ市当日のみ。この機会をどうぞお見逃しなく。

***妄想ロックフェス2017***

毎年恒例6jumbopins×ポポタム企画・架空バンドの祭典「妄想ロックフェス」、2017年みちくさ市にて開催します。漫画家イラストレーター、リアルミュージシャンによる妄想バンド6チームが出演。好きな色・サイズ・インクでお気に入りのバンドTシャツやトートバッグをその場でプリントしてもらえます。

■ポポタム妄想ロックフェス詳細サイト

http://popotame.net/?p=1582

■参加アーティスト

「謎のHIPHOPクルー」小山ゆうじろう漫画家

「分け目」武藤良子イラストレーター

雑司ヶ谷の地元バンド hang around band」京野誠(6junnopins)

「母親探しのきょうだいバンド・ストロベリーママ」タダジュン(イラストレーター版画家

カレー大好き高校生トリオ・マハラジャキングス」かわいしのぶ(ミュージシャン・ベーシスト

「家電大好き!女の子バンド・kadens」高橋由季(イラストレーター

■会場

キク薬局ガレージ(みちくさ市会場内/豊島区雑司が谷2-5-16)

販売時間

11時〜16時

シルクスクリーンプリント実演

6jumbopins

■値段

Tシャツ1枚:2800円(税込み)

■問い合わせ

ポポタム(popotame@kiwi.ne.jp)


■分け目(わけめ)

1985年に男子校の同級生3人で結成された日本のインディーズロックバンド。全員薄毛。うつむいたまま演奏するスタイルで、客席からは顔が見えず、髪の分け目しか見えない、分け目が顔かよ、と言われ続けた結果、通称が一人歩きし、元来のバンド名が忘れさられた。結成から毎年、沖縄倉敷東京仙台にいる親戚を頼りにツアーをおこなう。ツアー毎に発売される、年々広がるメンバーの髪の分け目を忠実に再現した分け目柄のTシャツが人気である。今回のTシャツは、結成3年目、旧新宿ロフトで初ワンマンライブをおこなった際の復刻版である。結成から30年以上経ったいまも、もはや分け目じゃないと言われるだいぶ広がった頭皮を持て余しつつも、分け目以外は変わらずに活動を続けている。

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***鬼子母神通りみちくさ市***

商店街の店先で一般参加者が古本や雑貨などを販売し、わめぞによるミニ古本市も商店街の数か所で開催。トークショーや野菜市、ブングテンと雑司が谷を複合的に楽しめる街が舞台の大文化祭。ぜひお越しください。

■開催日時

2017年3月19日(日)11時〜16時

雨天中止

当日8:00に天候による開催の有無を決定します

■会場

雑司が谷鬼子母神通り

東京都豊島区雑司が谷2丁目・鬼子母神通り周辺

東京メトロ副都心線雑司が谷駅1番出口または3番出口すぐ

■お問合わせ

michikusaichi●gmail.com(●をアットマークに変えて送信してください)

みちくさ市本部 携帯電話:090−8720−4241(イベント当日のみ)

■主催

鬼子母神通り商店睦会  

運営/わめぞ http://d.hatena.ne.jp/wamezo/

協賛/雑司が谷地域文化創造館 

2017-01-20

[]石神井書林目録100号

絵の展示でお世話になっているブックギャラリーポポタムの大林さんと古本屋石神井書林の内堀さんは、子どもたちが同じ時期に同じ保育所に通っていた父兄仲間だ。内堀さんが発行する次号の古書目録に題字を描いて欲しいと、大林さん経由で内堀さんから連絡がきたのはそうしたわけだ。よろこんで返信すると、大林さんがこんなことを言う。

「はじめてムトーさんに会ったときカンチョーされたって内堀さん言ってたよ。」

鬼子母神参道キアズマ珈琲で内堀さんと打ち合わせをした。夏に内堀さんのお父さんが亡くなったこと、子どものころ住んでいた練馬区関町で東京オリンピック聖火ランナーを見たこと、次号で100号になる古書目録のこと。ひとりで聞いているのが惜しいような時間が流れていくが、大事なことを確認したい。

わたし、いつ内堀さんにカンチョーしましたっけ?

2013年4月29日。水道橋近くの編集室屋上トークイベント「古書より野球が大事だと思いたい〜夢のオールスターゲーム〜」がおこなわれた。ゲストは野球好きの古本屋石神井書林古書赤いドリル、青聲社の3人だった。赤いドリルの那須さんが、亜細亜大学のユニフォームを着ながら大学野球の面白さを熱く語っていた。小さな会場で、参加者も知り合いばかり、そのまま近くの居酒屋に流れて打ち上げをした。その帰り際、地下の居酒屋から地上へ出る階段の途中で、わたしは前を歩く内堀さんにカンチョーをしたらしい。ちょうどいい目の高さにケツがあったのか、酔って調子にのったわたしがいかにもやりそうなことだ。

ぼく、ムトーさんの描く字が好きなんです。北園克衛やボン書店のような装丁はもちろん好きだけれども、100号目になる目録の装丁はそれじゃない。破壊のためにはムトーさんが描く字が必要なんです、破壊、破壊を、と、わたしにカンチョーされた男が繰り返す。

打ち合わせから数週間後、クロッキー帳に数冊分たまった文字をキアズマ珈琲で手渡す。石神井書林古書目録100号、2017.1、特集練馬区関町、小山清太宰治井伏鱒二小沼丹木山捷平上林暁庄野潤三尾崎一雄他、村上一郎、内堀さんから頼まれていた文字は以上だ。数冊分の分量にまず唸り、次に1枚1枚ページを繰りながら食いつくように文字を見ていく。

「ムトーさん、小山清の本、読んだことありますか?」

ないです、と小さく答える。

「そういう人でないとね、こういう字は描けないんですよ。」

2017年1月15日、出来上がった目録が届く。100号目の特集は練馬区関町に住んでいた作家たちと村上一郎だ。特集は練馬区関町の作家のひとり「小山清・房子往復書簡」からはじまる。

「昭27年1月、亀井勝一郎宅にて小山清(40歳)と関房子(22歳)は見合いをした。その後、挙式(4月)迄の間に交わされた二人の往復書簡。」

見合いから結婚、夕張炭鉱太宰治の尽力、庄野潤三からのラジオ原稿の依頼、2度の芥川賞候補、関町への引越し、木山捷平自転車で運んでいった庭の植え木、脳血栓失語症、妻の自殺小山清の死、遺されたふたりの子ども。発行年順に掲載された書簡、葉書、著作に細かく書かれた注釈をたどっていくと、どんな人かも知らなかった小山清が目録のなかで立ち上がってくる。

1930年代雑司ヶ谷にあった小さな出版社に光をあてた、内堀さんの著作『ボン書店の幻』を読んだときのことを思い出す。書名や本の状態、古書としての値段を1行にまとめた従来の古書目録とも、本の裏に値段を書きジャンル別に並べて売るのとも違う、練馬区関町で過ごした自身の子ども時代を絡めながら作家たちを紐解いていく、こうした古本の売りかたがあるものなのか。

古本屋を営む知人にそんな話をしていると、いまさらかよという顔をされる。

石神井さんは、背表紙ばかり並べたような古書目録のなかで、本を面出しにした最初の人だよ。」

内堀さんからきた依頼のメールを読み返す。わたし自身が、石神井書林目録100号に絡めたたことによろこびながら。

「今年の夏、老父が亡くなりました。

父は普通のサラリーマンでしたが私が大学を除籍になり、古本屋をはじめたときも批判めいたことを言うことは一度もありませんでした。

その父が亡くなって、100号という区切りを迎えることにいくらかの感慨がありました。

いま、初心のようにこの目録を作っています。」

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石神井書林目録100号は都内2店舗、ポポタム、Titleで販売しています。

■ブックギャラリーポポタム

〒171−0021 東京都豊島区西池袋2−15−17

TEL. 03−5952−0114

営業時間、定休日は展示によって異なります

http://popotame.net/

■Title

〒167-0034 東京都杉並区桃井1-5-2

TEL. 03‐6884‐2894

営業時間:11:00 - 21:00

定休日:毎週水曜・第三火曜

http://www.title-books.com/


※1月26日追記

南池袋古書往来座でも販売開始いたしました。

古書往来座

東京都豊島区南池袋3-8-1-1F

TEL・FAX 03-5951-3939

営業時間:12時半ごろから22時

月曜日のみ18時まで

2016-12-14

[]野溝七生子の青春

小説家野溝七生子肖像画を描きました。粗いモノクロ写真を元に実在の人物の顔をカラーで描く、はじめての仕事でした。女性が学問をすることが難しかった時代に、書き学ぶことを選んだ女性の強さと、少女の不安や柔らかさが同居する、そんな顔が描けたらと思いました。うしろには野溝七生子の代表作『梔子』の花を描きました。講演会を行う東洋大学は、私立ではじめて男女共学を実現してから今年で100年になります。1916年に入学した女性第一号の栗山津禰、1924年入学した野溝七生子。彼女たちが開けてくれた「学問において性別は関係ない」という門を当たり前に通っているいま、当たり前でなかった時代の話を聴いてみませんか。講演会は入場無料、予約不要です。お気軽にご参加ください。

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東洋大学学術研究推進センター講演会 東洋大学男女共学100周年記念 

***野溝七生子の青春―文学少女白山に学ぶ―***

野溝七生子の生涯・作品を通じて、東洋大学白山の地で育まれ、開かれていった近代女性像を解き明かす。

東洋大学男女共学100周年を記念する年に、東洋大学で学び、教鞭をとった、明治・大正・昭和と激動の時代を生き抜いたひとりの女性の生涯を、白山の地から考えたい。


■開催日時

平成29年1月28日(土) 14時〜15時30分 (13時30分開場)

■開催場所

東洋大学白山キャンパス8号館7階 125記念ホール

東京都文京区白山5-28-20 都営三田線白山駅東京メトロ南北線本駒込駅から徒歩5分

■入場無料 予約不要



野溝七生子の生涯・作品を通じて、東洋大学白山の地で育まれ、開かれていった近代女性像を解き明かしたい。

野溝七生子(1897-1987年)は、1921年に新設されたばかりの東洋大学文化学科に入学1924年に卒業するまで西洋哲学を学んだ。彼女が学生として過ごした大正期は日本の女子教育の変革期であり、東洋大学は1916年に私立大学として初めて女性の入学を認めたばかりであった。一方、在学中に『福岡日日新聞』の懸賞小説に入選して以来、七生子は小説家として活躍しはじめる。そして、卒業後も研究生としてドイツ文学の研究を続けた彼女は、戦後になって東洋大学国文学科で教鞭をとるようになり、翻訳を通した森鷗外ゲーテ文学の比較など近代文学を講じた。

女学生として、女性作家として、女性研究者として……野溝七生子が歩んだ道のりは、決して平坦なものではなかった。七生子が大学で過ごした時代、女性たちの学びの場はどのようなものだったのだろうか。代表作「山梔」(1928年)、「女獣心理」(1931年)を読み解きながら、女子教育の歴史を背景に、大正期の女学生の風俗や東洋大学周辺で勃興していた文学の流行など、野溝七生子の青春時代を彩ったモードからその実像に迫る。

■講師

小泉京美

東洋大学大学院文学研究科国文学専攻博士後期課程単位取得満期退学。博士(文学)。日本学術振興会特別研究員(PD)を経て、2016年春より武庫川女子大学日本語文化学科専任講師。東洋大学では2011年より文学部日本文学文化学科(通信教育課程)の非常勤講師を兼任。「日本の詩歌A・B」を担当。専門は日本近代文学。著書に『満洲モダニズム』(ゆまに書房、2013年)、『美術と詩?』(ゆまに書房、2012年)、『短詩運動』(ゆまに書房、2009年)などがある。現在は京都市在住。

野溝七生子(のみぞなおこ)

明治30年(1897)兵庫県姫路市生まれ。大正10年(1921)東洋大学入学、大正13年(1924)卒業。昭和26年(1951)東洋大学文学部専任講師、昭和27年(1952)助教授昭和31年(1956)教授になる。昭和42年(1967)定年退職。大正13年(1924)「福岡日日新聞」懸賞小説に『山梔』(くちなし)が入賞しデビュー。その後数々の小説を生み出した。代表作は『女獣心理』、『南天屋敷』、『月影』など。



■問合せ先

東洋大学研究推進部研究推進課

ml-gkk@toyo.jp