m.r.factory

2008-04-06

[][]ひょうたん

午前中からアトリエへ。火曜日朝に大阪に発つので、個展の絵を描けるのは、今日と明日の2日間だけ。惰眠を貪っている場合ではない。時間がなくなってくると、余計な雑念が浮かぶ隙間もなく、ただ描く、という行為に没頭できる。その瞬間はとても好きだ。

夜は、要町のえびす商店街という古い街を探検しながら銭湯「山の湯温泉」を目指す。要町は一歩路地に入ると、細い道が入り組み、曲がりくねり、迷路のようになっている。車が抜けられない道も多い。戦火に焼け残ったからだと前に聞いた気もする。歩いていると、滝田ゆうさんの漫画「寺島町奇譚」を思い出す。「抜けられます」という看板がどこかに出てきてもおかしくない、そんな雰囲気。とてもいい。

そんな路地の奥に見つけた銭湯「山の湯温泉」。外観は古い昔ながらの銭湯だけれども、いざ洗い場に入るとそこには瓢箪型の湯船がどーんと真中に鎮座している。お湯の色はマリンブルー、瓢箪型の湯船のタイルはレモンイエロー、洗い場の周りを取り囲むタイルはピンク、正面の壁のペンキ絵はどこかアルプスのような雪をかぶった山々の下には湖か海の図で、その下のタイル絵は海の中の弁天堂といった感じ。なんとも華やか。でもみんなちょっとずつ古く、時間を経たものの落ち着きがあるので、気持ちは和む。瓢箪型の湯船は、真中で仕切られ、ぬるめの泡風呂と、熱めのジェットバスとにわかれている。女湯はぬるめの方が人気があった。
山の湯温泉