断片日記

断片と告知

ワメトーク前哨戦

嫌味な文章が嫌いな人は今日の日記は読まないほうがいいかもしれません。

プロレスでもなんでも前哨戦が面白ければ面白いほど当日の戦いが楽しくなるというもの。それならば、今のうちから戦っておくのも悪くないかもしれませんね。
日本のセリーヌの生原稿が流出!(本人公認) - ナンダロウアヤシゲな日々
もしもシリーズ。
もしもムトーが大型書店の注文品受付担当だったら。
お電話ありがとうございます注文品担当のムトーと申します、お世話になっております版元のAと申しますが山田太郎さまが「出版奈落の断末魔」を予約したかどうか確認したいのですが、・・・・・・・申し訳ありませんがお客様の個人情報はお教えできませんガチャプープープー。
もしもシリーズその2。
さらに食い下がってこられたら。
お電話ありがとうございます注文品担当のムトーと申します、お世話になっております版元のAと申しますが山田太郎さまが「出版奈落の断末魔」を予約したかどうか確認したいのですが、・・・・・・・申し訳ありませんがお客様の個人情報はお教えできません、いえあの書店さんに予約してくださったお客様には著者の色紙と生原稿をさしあげるというキャンペーンをしておりまして、・・・・・・お客様のお名前と書名をもう一度お願いできますか、山田太郎さまです「出版奈落の断末魔」です、お客様の注文番号は何番でしょうか、いえ聞いておりません、・・・ご予約いただいた日は何日でしょうか、それもちょっとたぶん3月半ばだと思うんですが、・・・少々お待ちいただけますか(怒)。
ここで注です。大型書店の場合、1日で注文伝票は数十枚たまります。これが数日、数週間、1ヶ月、とかになると数百枚の伝票がたまるわけです。書店によって違いはありますが注文番号、注文日が解らないとその数百枚の伝票を全て確認しなくてはならないことになります。
数分、もしくは数十分後。お待たせいたしました豊島区雑司ヶ谷山田太郎さまですね3月15日にご予約いただいておりますが、あーそうですかわかりましたお手数おかけしましたガチャプープープー。
書店員は暇そうに見えるかもしれませんが、忙しいのです。注文が1日に数十件あるということは、注文品の入荷も同じくらいあるということです。毎日毎日、予約してくださったお客様に入荷の電話をかけるわけです。その合間に、注文した本がまだ来ないんだけど、というクレームの電話も入るわけです。そうなると版元に電話したり取次ぎに電話したりと大変なのです。そんな時に、上記のような電話がかかってきたら、私ならきれます。
塩山さんの色紙や生原稿に需要があるかどうかはともかく、好きな人にプレゼントすること自体はとてもいいことだと思うのです。でも出来るなら、プレゼントする側ともらう側だけで完結して欲しい。その間に書店を挟んで何かいいことがあるのかと。カバーの端っこに応募券を付けるなり、本の間に応募ハガキを挟むなりして、版元と読者で直接やりとりすればスムーズに事は済むのではないかと思うのですがどうでしょうか。
それにしても、出る前にここまでいろんな人からケチがつく本も珍しいですね。装丁にも期待してます。塩山さん。