これは圏です(はてな使ったら負けだとおもっていた)

きっと何者にもなれないつぎの読者につづく。

2100とか

はじめてのにき(2008-11-01)とか
2の100乗の桁数 - odz bufferとか
2008-11-01 - きしだのはてなとかで話題に登っている様なので、これに便乗して勝手に書評をして仕舞おうという魂胆。

爽快!2 100三話 (アウト・オブ・コース)

爽快!2 100三話 (アウト・オブ・コース)

一気に読める!数学再発見の旅


「2100を求めてください」と言われたら、あなたならどうしますか?
本書はこの問題をめぐって意外な展開を見せます。

帯より

と云う感じの本で、正に話題そのまんまの本。2100をテーマに、n進法から多倍長計算、 対数を分かり易く解説した本です。途中にはひらがな進法なんてもの出て来る遊び心一杯の本です。

『どれも知ってるよ』なんて方も読んでみると思わぬ発見があったりするかもしれません。


この著者の根上生也さんて人は位相幾何学とかグラフ理論が専門の人で、その分野でも判り易い読み物・入門書を沢山書かれています。最近では、例のポアンカレ予想について解説した『トポロジカル宇宙 完全版―ポアンカレ予想解決への道』と云う本があって、これもとても面白く分かり易い本なのでお勧めです。四次元とかそういう判りづらい物を理解するとても良い手助けになる良著です。
他には『グラフ理論3段階 (アウト・オブ・コース)』と云う、グラフ理論のエッセンスを紹介した読み物も書かれています。難しい定義とかよりも、面白い問題を紹介して、グラフ理論への興味を惹く一冊です。



そういえば、log 2 10 じゃなくて log 10 2 の方が数式には近いんじゃないかと思ったり。>shinhさん
それから常用対数は僕も小数点以下三桁迄なら log102, log103, log107は覚えていて、これは図書館かどこかで仮りた暗算の本に何か川柳みたいな語呂合わせで載ってたのを覚えたとかそんな感じ。まあこの三つ覚えておけば、あとは指数法則で大概のは出ますよ見たいな感じで紹介されてたんだけど、まあぶっちゃけ日常で対数使う機会にはあんまり御目に掛かってない感じと云う。


まあそれよりも、この『2100三話』に出て来る、対数でもって最初の数桁を予想してしまったりする技(!!)は普段使わないけど凄いなあ、と。根上さんの本では暗算せずに潔く関数電卓を使ってます。因みに出て来る言語がBASICだったりフロッピーの話が出たりとその辺りは時代を感じさせる内容になってます。


そういえばみんなフロッピー軽く見過ぎだと思った。フロッピーは高々1MBだけど、524288文字、400字詰め原稿用紙1310枚半分もあるんだぜ。彼の有名な黒死館殺人事件だって512枚程度なのに、つまりフロッピーにはあの晦渋な文章が2セット以上も入ると云ったら……。ってかそしたら今のHDDとかiPodとかにはどれだけ入るんだと。


……と書いてる内に、どうやら2100!の話しらしいと云うことが判明(!!)まあそれなら指数法則使って良きに図らえば良いと思うよ!(テキトー