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おいしいお米の話

2012-12-02

就活したことない話

就活したことないAdvent Calendar,二番手の @yonetaniryo です.いくつか話のストックがあり,どれからいこうかな,と考えていたのですが,やはりACのタイトルにもなっている「就活したことない話」からしようと思います.ちょっと長いですが,最後の段落だけでも読んで参考にしていただければ幸いです.

Mixiに書いてあった話

僕の場合,実は3回生くらいのときから博士課程行きたいと思っていた.というのも,Mixiの日記にそう書いてあった.

2007年10月(3回生後期)の日記

楽しかった大学生活も早3回後期まで来てしまったことに最近驚きを隠しきれないのです。

最近は周りのみんなが就活就活言っているのですが,僕は完全にその流れに乗れていないのです。それを如実に示しているのがこのパソコン。「しゅうかつ」と打って変換すると「週勝つ」ちなみに今週はバイトばっかでどちらかというと負けです。

周りのみんなは就活頑張っているみたいなのですが,最近僕は大学に骨を埋めてもいいなぁと思っているのです。修士にとどまらず博士,挙げ句には大学教授を目指してみてもいいかな!なんてね!大学の講義なんてしてみたいな!なんて思ったりしています。

もし僕が般教の授業を受け持ったとして,どんな授業をするか。出席重視にするのか,レポートのみで単位を取れるようにするのか,はたまた試験一発にするのか。
「ぽぴっ(当時のアカウント名)先生の授業って楽勝やしとっといた方がいいよ」とか言われたりするのか。
「ぽぴっ先生って喋るの早すぎやし字汚いから正味まったくわからん」とか言われたりするのか。
「ぽぴっ先生って変な名前やんね。ぽぴって。どんな漢字なんやろ」とか言われたりするのか。

個人的にはあんま楽勝単位にしすぎて学生になめられるのは嫌なので,レポート3回+試験(持ち込み可)くらいにしたいです。出席は考慮しないが,レポートは人数分しか配りません。

そんで,ある程度京大で研究を続けて,老後は私大でのんびり暮らしたい。
そんなことを考えた21の秋。レポートは相変わらず溜まっています。


2008年3月(4回生前期)の日記

今日は研究室の先輩とご飯食べて僕の研究内容の話など相談にのっていただきました。
僕は,まぁ漠然と・ですが,今は博士とか行って,最終的には大学に骨を埋めたいと考えています。それがどれだけ厳しい道かは解っているようでおそらくあんまし解ってないのですが,それでも,研究に一生を捧げてもいいかな・って何となく考えています。元々そう考えていたのですが,あるいは第一志望の研究室に受かったからかもしれないのですけれども。

かつてSHIGEL(同期の友人)と「おれらが稼ぐだけ稼いで,嫁さんと子供のいる,幸せな家庭を築きたいな」って話してたんですけれど,正味博士以降に行くっていうのはそういうのとかガン無視な気がしてならないのですが,最近それでもいいかな・って思ってきてます。

僕には実はある信条があって,まぁ親に言われたことで,しかも,白い巨塔の財前さんが言うてたことなんですけれど,

「能力を持った者には、それを正しく行使する責務がある。 」

ってのがね。あるんですね。
折角ここまで上り詰めたんやし,一人前の研究者になって,情報学の発展に努めたいって思うんですよね。

まぁ言うてもこれからまだ4回生やし,博士なんてまだまだ先の話ですけれど,高いモチベーションで頑張っていきたいということをここに誓いたいです。

挫けそうになったら今日の日記読んで頑張る!
まぁ,酔っぱらって書いたんですけれどね。


2010年1月(M1後期)の日記

そういえば,前々から博士課程に行こうかなとは言っていましたが,先日教授に「行きますから!」と宣言し,ようやく不可逆性の地獄の釜が開かれたのです.

(1)2007年10月30日
(2)2008年3月25日

思えば,こんな前から博士課程行くという話をしていたんですね.
(1)の時はまだ3回生で,後期の授業がむずい〜とか言っていた時期だったし,(2)の時もまだ研究なんか始めてもいなかったのに,よくぞ博士なんて言っていたもんだ.

博士課程でうまいことやって行くコツは多分いくつかあると思うのだけど,おそらく割と重要なのは「自分を学生だと思わない」ことなんだろう.
これは修士に入った今年度初めから思っていたことではあるが,大学時代一緒に遊んでいた友達が社会に出て働いているのに,大学院に行った僕たちがだらだらと遊んでいるのは,なんかやはりしっくりこないのである.
大学院生活を送りながら社会人としての自覚を持つのは,おそらく社会に出て社会人としての自覚を持つことより難しいはずなのだが,そこを踏ん張って社会人張りの生活を送ることが,今後大学に残って研究を行ううえで最も必要なことの一つであるに違いない.そうでないと,今働いている人たちにあわせる顔がない.


改めて読むと,恥ずかしいし耳痛いしでもう大変な日記であり,あらためてしっかりしないとなあ〜と思った.あと,句読点が「、。」→「,。」→「,.」と遷移してるのも興味深い.

なぜ進学したか?

上の日記に書いてある通り,基本的には学部生(しかも研究室配属される前から!!!)の頃から研究というものに漠然とした憧れがあった.そんで卒論やって結構楽しかったので進学したい気持ちが強まった.ちなみに,「でもやっぱり企業も見とかないとな〜」と思いM1の夏にインターンシップに参加したもののもう一つな感じだったのを覚えている.そして,その直後に開催されたICCV (コンピュータビジョンのトップカンファレンス)を聴講したところ発表者が超かっこ良く,完全に進学を決意するに至った.今思えば,インターンこそ参加したものの,「就職しよう」とは全く考えなかったのが自分でも不思議である.

就職か進学か?

僕は人に進学を勧めるとき,よく「就職してから博士号とるの難しいけど,進学してから就職するのは情報系なら割と簡単」とか「研究で食べてくならどっかのタイミングで博士号は取らないと」とか言うことがある.でも改めて考えると,僕の研究に対するモチベーションはそういった打算的なことではなく,あくまで「自分のネームバリューを高めたい」「僕の名前を後世に残したい」,あるいは「壇上で周囲の注目を浴びて目立ちたい」とかだったりする.あと,1年に1回くらい,Mixiに書いたようなノブレス・オブリージュ的発想に至ることもある.結局,そういう生き方をしたい!という思いが強く,その時々で最善と思える手を取ってきて,あるいは巡り合わせに身を任せて,今に至った.

まとめとして,もし「就職か進学か?」と悩んでいる場合(あるいは悩んでいなくても),もちろんお金の話やキャリアプランの話も大事だけれど,それと同時に「最終的にどういう人間になりたいか?」「どういう生き方(精神的なあり方)をしたいか?」について考えることをお勧めしたい.「精神的なあり方で飯が食えるか!!」と思う人もいるかもしれない.でも「志があればお金はついてくる*1」というのが僕の主張である.そして僕自身は,就職か進学か悩んでる人達が何らかの決断をするにあたっての,進学側のベンチマークとして,彼らに「研究者かっこいい!」とか「研究って楽しそう!」とか思ってもらえるようないい感じの研究者になるのを今後の目標にしたい.

*1:僕が初めて予算取ったときに教授から言われた言葉

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