41歳になって最初に買った本
アメリカ行って
帰ってきた。
どこかで何回か書いているかもしれないけど
20年前の10月に
はじめて行った街を
あらためて歩いた。
またここに来れた。
タイミングを引き寄せることも運のうちなら
ありがたいことに
すこしは運があるらしい。
ただし、
昔
あきれるほど長い時間を
うろついて過ごした公園は
今
大規模な改装工事中で
くらやみにしずんでいた。
中途半端な感傷で
立ち入るんじゃねえ、と
言っているのかえ?
昨日の夜に帰国して、
時差ぼけでほとんど眠れないまま夜中に起きて
書き残しの原稿を一気に仕上げ、
夕方からはさらに気合いを入れて取材に。
高いテンションのまま
立ち寄った本屋で
買うべきかどうしようか迷っていた一冊を手にした。
言葉のほとんど通じないフィリピン少女を
突如、義理の妹として預かることになったホストの話。
41歳になって最初に買った本の表紙が
これですか……。
しかし、
見かけよりずっとずっとずっと骨太な話で
素直におもしろかったのです。