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なにかあり/とくになし

はさむ

昨日(11日)は仕事と仕事の合間に
素敵なライヴをはさんだ一日だった。


いいものをはさめるってことは
ありがたいことだ。


そう、この
鴬谷駅から歩いてすぐのガード下にあるやきとり屋
「さゝのや」の“ねぎま”みたいにね。


鶏肉と鶏肉の間にねぎをはさんで
照り照りに焼くだなんてことを考え出した
無名の偉人に感謝したい。


サケロックのライヴ「ねんまつのぐうぜん」が
すぐそこの東京キネマ倶楽部で始まろうとするその直前、
店先からただようやきとりの煙の誘惑に負けて
10分ほどで駆けつけ一杯と洒落込んだ。


すだちサワー、
ゆずサワー、
やきとり数本。


キネマ倶楽部の中に入ってからは
梅酒ソーダ割り。


酒でサケをはさむのである、なんつって。


肝心のライヴは
先日の横浜からの流れを汲んだ選曲に
グッドラックヘイワ野村卓史が加わるかたち。


彼が加わってからの「京都」の
かなりいかれた展開が素晴らしい。


ライヴ終盤、
MCが行方知れずになるほどの脱線を繰り返す。


曲と曲とをMCで
ほどよく絶妙にはさむのは難しい。
もちろん、
その“ほどよくなさ”が
サケロックの大切なおもしろみの
ひとつであることには違いないのだけれど。


ほどよくとか、ほどよくなくとか、
はさむとか、はさまないとか、
間(ま)とか、ねぎまとか、
MCが続く間、
しばらくわけのわからないことを考えてしまった。


演奏そのものについては
最近のライヴはすごく集中力が高い。
今日もやっぱり「エンディング」が
頭の奥にズーンと響いた。


明日は少し遅れる予定なので
「エンディング」(曲の方)に間に合うかどうか。