mrbq(松永 良平 blog Q)

2011-03-05 Fワード、Sワード

実は「英国王のスピーチ」は

すこし前に飛行機のなかで見た。


日本語吹替が

いかにも急ごしらえな感じでなじめなかったが、

かと言って

キングス・イングリッシュも理解しやすいとは言えないので

チャンネルを英語と日本語で交互に変えながら。


映画の筋とは関係ないが

おもしろいと思った瞬間があった。


劇中に

ある事情から

口汚い罵倒語が連呼されるシーンがある。


そのシーンになると

英語チャンネルでは

音声がまるっきり消えてしまうのだ。

登場人物は

ぱくぱくと口を開けたまま激高している。


なんだこりゃ? と思って

日本語に変えると

吹替では

「こんちくしょう」とか「くそったれ」とか

ちゃんと声優さんが当てた声が聞こえてきた。


おそらくあれは

「f***」とか「s***」と表記される類の言葉で

英語圏の乗客には直接的すぎるとして

機内上映版では音声カットの憂き目にあってしまったのだろう。


こういう編集の例はすくなくない。


前にも書いたかもしれないが

「オールモスト・フェイマス(あの頃、ペニーレインと)」の機内上映でも

映画後半のとても重要なエピソードが

飛行機にまつわるトラブル(乱気流による急降下)ということで

まるごと削除されていたことがある。


あのシーン、

ないと意味が全然変わっちゃうんだがなあ。


まあ、それはそれ。


とにかく「英国王のスピーチ」には

そういう配慮がなされていたということ。


ちなみに日本では

その逆のケースもあるということをご存知か。


あるニュース番組を見ていたら

米軍兵士だったか市民だったか忘れたが、

とにかく一般人のインタビュー・コメントで

「f***in」や「s***」が堂々と流されていたのだ。


日本人は字幕を見るから気にしないで済むが

在日の外国人は腰を抜かしたかもしれない。


英語圏の、しかもニュース番組では

生放送のハプニングでもない限り許されないことだからだ。


では最後に

シーロ・グリーンの

今年のグラミー賞での素晴らしいパフォーマンスをこちらでどうぞ。


もともとのタイトル「F*** You」が

地上波では許されないため

彼が用意した一般流通用のタイトルが

「フォーゲット・ユー(忘れろ)」。

そのユーモアのセンスも含めて素晴らしい!