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平和の国からこんにちは。Part 1 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2007-04-09

[]ポジティヴ用心棒

直感を信じろ、自分を信じろ、好きを貫け、人を褒めろ、人の粗探ししてる暇があったら自分で何かやれ。 - My Life Between Silicon Valley and Japan


そんな最近のポジティヴ談義でひとつ感じることがあるのでメモ。


堀江氏の話題の時に少し触れたが、オレの父親は大変厳しく家庭内では絶対君主として君臨しており恐怖政治を行なっていた。理不尽だと思っても、逆らうことも口答えも言い訳も許されなかった。「父親」、そして「大人」という立場を最大限利用し権威への盲従を強制した。


こちらが成長してくると父親の言うことの矛盾点などに気付くようになる。また、そんな家庭内の状態は異常である、ということにも気付く。しかし自分の言動だけでは相手を屈服させることは不可能だった。相手を言い負かすには、それ相応の説得力や裏づけや確固とした信条が不可欠だったのだ。


そこでオレは音楽やら書籍やらの中から、そうした確固たる裏づけに役立ちそうな文脈とか発言などを、自然に探すようになった。

自分は間違ってない。間違ってるのは相手である。でもそれを証明できない。自分の拙い意見だけでは相手を納得させられない。


だから人の手を借りたのだ。


ほら。こんな人もこんなことを言ってる。彼もそう書いてる。


さながら当時の自分は「アンチ権威ポータル」化された存在となっていただろう。それはもちろん父親だけではない。似た気質を持った知人、教師、上司など、様々な交友関係に及ぶ。


このような人間は自分だけではない。似たような厚遇の人間は他にも居る。似たもの同志は群れる。アンチ権威の徒党状態。

こうして20代になった。


そこでかのジョンレノンの発言「泳ぎ方を習ったのなら泳げばいい*1」にぶちあったのだ。


必死になって探し集めた「アンチ権威アーカイブス」。その中に答えはすべて書いてあり、その後の自分の行く道のヒントも呈示されていたのである。


オレのやることはこれらを人に広めることではない。そこに書かれた数々の至言、名言、方法論を元にし、自分の道を歩むことなのだ、と。


そうしてオレは「アンチ権威ポータル」の管理人的状態から開放された。


オレにとってそれは宗教であり、自分の意見に箔をつけるお守りだった。そばに居てくれると安心する「アンチ権威」用心棒だった。他人の意見に乗っかり、それを振りかざして相手を言い負かす。自分もいつしか権威を求めてたのだ。



今こうして「ポジティヴ」談義が盛んであるのも、日々自分の日常がポジティヴではないのではないか、という恐れがそうさせるのであろう、と*2

じわじわ押し寄せる「ネガティブな誘惑」との戦いと葛藤。そんな日々に疲れた彼ら。そんな彼らが、三船敏郎に匹敵する梅田氏の「ポジティヴ論」という絶好の味方を得、逆襲に出た。



さて結末はどうなるか。って。

用心棒の貴方には判ってるのではないのかな。




追記。

オレ自身の葛藤はこちらのコメント欄で(いつもお世話になります)。

はてなダイアリー

*1:真意は「水泳のコーチは泳ぎ方を教えただけ。習ったなら泳げばいい。コーチを崇め続ける必要はない」という感じ。暗殺直前のラストインタビューで発言。〜補足。アーティストを崇拝し追いかけたりするようなロック界の風習に憂慮したと思われる発言。重要なのは音楽や言葉そのものであって、それを発した人間のほうに気を取られるべきでない、ということ。

*2:やはり誰かがそう煽ってるからなのか → 過去エントリ

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